- Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840241717
作品紹介・あらすじ
パルスに感染したことで一変した福原駿介の人生。"兵士タイプ""英雄タイプ""指揮官タイプ""魔法使いタイプ"のなかから"魔法使いタイプ"と診断された彼のパルス能力とは果たして…?そしてその駿介が挑む次なるゲームとは!?読み出したら止まらない!ノンストップゲームストーリー第2弾。
感想・レビュー・書評
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密室チェス風シミューレーション脱出ゲーム
一言で説明しようとするとこんな感じかな
キングとクイーンがプレイヤーとなって、他チームとかチーム内の駆け引き等々
今回は肉弾戦もあり、推理、戦略、駆け引き、謎解きの要素もあり
ゲーム内容が複雑なのはノーマルクラスだからという理由で説明済みなのでいいんだけど
最初のイミテーションの景品とかは何の意味があったのか不明
もっと大きな枠組みの一部が説明されたので、大きなストーリーの方はちょっと進展
次巻に期待詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「パルス」(人間に寄生し、宿主の知性・体力を飛躍的に伸ばす)に
取りつかれた主人公が、「パルス」の蒐集に勤しむ組織により、
人生をかけたゲームに巻き込まる。
ゲームからの離脱を考えるが、行方知れずだった姉も「パルス」憑きで
あったことを知り、姉の消息を得るためにも、ゲームを続行する。
■ゲーム③
蜂の巣のような、たくさんの部屋で構成された舞台。
そこに複数の男女がペアで配置される。
(部屋数と参加男女数は、参加者に明かされない)
男女のペアはお互いに協力し、資金を稼ぎつつ、その資金を持ち出せる
出口を見つけることがゲームの目的。
男性は「支配」する部屋数に応じて資金が供給され、
その資金を女性に供給しつつ、専用の管理モニターを使い、
女性に部屋開拓の指示を出す役割。
女性は男性からの資金供給を受けつつ、部屋の開拓(含:別な男性の
女性とバッティングすれば戦う)を行う役割。
男性は資金供給者として女性をコントロールできるが、
女性には持ち金を半分にすることで別な男性に降伏する権利有。
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2作目となり、登場人物の性格付けも、こなれてきた印象。
ゲームもロジック要素に加え、そうした登場人物達の性格も
加わり、駆け引きが楽しめる。
(同一ゲームながら、進行に応じて5段階程度の状況変化有)
ただ、肝心の「出口」は、あまり意外性がなかったのは残念。 -
パルス能力での駆け引きが、とても面白い!
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【内容】
建物の全体像がまったく分からない状態からの脱出ゲーム。
キングとクイーンがペアとなり、協力して出口を捜していくシステム。
しかし、この暗中模索のペアが複数いる時、ゲームはそう簡単には終わらない……。
【感想】
心理戦、頭脳戦、肉弾戦。男と女。人と金。
人間世界の縮図を見るようなゲームだった。すべてのバランスが微妙に変化しながら保たれてこそ、生きていけるという。
この作品、読んでいると心地よい疲労を感じて、結構ハマる。
自分で状況を想像できるようになると、どんどん読める。
今回、前巻で抱いた福原のイメージとはまた違う部分が見えたりして、結果的には私の中で男前度UP。 -
作品の雰囲気はずっと変わりませんが、それでも先読みすることはできないですね・・・
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感想は1巻とほぼ同じ。よく言えば安定感。悪く言えば、食傷気味。
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お金という擬似存在の価値。
主人公に送られてきた1通の招待状。
それは新たな囚人ゲームへの誘いだった。
徐々に垣間見えてくる囚人ゲームの世界。
覚醒を深める主人公の特殊能力(パルス)。
このゲームの先に、
果たして『出口(EXIT)』は存在しているのだろうか。
1巻に引き続いて、オリジナルのゲームシステムが秀逸。
この方の作品は、文章から感じさせるものが
どこか無機質なんだけど、時に燃え上がるような激しさがある。
今回のお話で考えさせられたのは、
『お金』という存在の真価について。
最もシンプルな例は食べ物だろう。
食べ物を食べれば貴方は生きていける。
対して、お金は食べ物を買えるけれど、
お金自体は食べ物ではない。
・・・俺はお金を食べるぞ!という方は、止めませんが。
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080212
からっとしてる感じ。水分少なめな。
ハードボイルド・・・?ちょっと違うか