シゴフミ〈4〉Stories of Last Letter (電撃文庫)

著者 :
制作 : ポコ  湯澤 友楼 
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本棚登録 : 136
レビュー : 11
  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840241878

作品紹介・あらすじ

レトロな郵便配達員のような制服を身に纏い、喋る不思議な杖・マヤマを相棒とする少女、文伽。彼女は逝ってしまった人の想いを生きているものへと届ける、人に許された最後の奇跡-「シゴフミ」の配達人だ。文伽の肩掛け鞄の中で、ずっと大切に持ち歩いている手紙があった。それは、切手だけではなく、封筒までもが黒いシゴフミ。不吉であるとされ、「マガフミ」と呼ばれるこのシゴフミには、マヤマすら知らない文伽の想いと過去、シゴフミ配達人になったきっかけが秘められていて…?文伽とマヤマのふたりが紡ぐ、やさしくてあたたかい物語、完結編。

感想・レビュー・書評

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  • ふつうだった

  • シリーズ最終巻。

    第1話は、連続猟奇殺人をめぐる曽我渡(そが・わたる)と河合陽子(かわい・ようこ)の物語。この話は、いわゆる「信頼できない語り手」のミステリ仕立てになっています。

    第2話は、文伽が死んだときの物語。かつて沙音からシゴフミを受け取った彼女は、シゴフミ配達人の流礼(るれい)とその相棒のゼルゼに、沙音にシゴフミを届けたいと申し出ます。ところが、沙音はシゴフミを廃棄した罪で、福音局に身柄を拘束されていました。流礼は、文伽の過去の記憶を読み取り、彼女と沙音とのやりとりを見ることになります。

    第3話は、足尾亮太(あしお・りょうた)のもとに、彼の実の兄で他の家の養子になっていた新垣卓(あらがき・すぐる)からのシゴフミが届けられます。シゴフミに従って兄の葬式に顔を出した亮太は、そこで卓の妹の明菜(あきな)に出会い、卓と彼女の絆をつなぐ役目を果たします。

    第4話は、これまでシゴフミ配達人の仕事を通して、生者と死者の絆をつなぐのは人間だと考えるようになった文伽が、シゴフミ配達人の仕事に絶望している沙音のもとを訪れる話です。最後のストーリーらしい、きれいな結末です。

  • 僕と一人称にしてやられた感。

    文伽がシゴフミを通して、シゴフミの本当の想いを感じるための物語といったところでしょうか。
    最後のエピローグのシーンは人それぞれの好みでしょうが、少し呆気無いないなぁと思いました。
    それと原作者が違うんですね。
    全然きにしてませんでしたが、へぇと思いました。
    そういうこともあるんですね。

    シゴフミは正義か悪か。
    いろいろな想いがあるけど、奇跡には変わらない。
    だからこそ、沙音が迷ってしまった。
    人の心は、人によって影響受けますからね。

    文伽ちゃんはセクハラしたおじちゃんはもっとすべ(ry

  • 死者からの手紙をめぐるお話の完結巻。
    個人的には『僕の名前を呼んでおくれよ』が好き。
    名前のない殺人鬼に関わる二人の男女。裏と表。被害者と加害者。
    いやー、完全に騙された。

    最後まで読んで、まさかあの話が時系列的に一番新しい話になるとは思わなかった。

  • 完結。

  •  この文章を書いているの時は、2,3の巻の感想をとばして書いております。
     シゴフミシリーズ。黒星紅白さんがツイッターで絵をかいていたのがきっかけで読み始めたわけですが、、、、まさか二回も泣かしてくれるような作品だとはおもいませんでした、、、、

     一章『僕の名前を呼んでおくれよ』
     人殺しのはなし。それにしても、このシリーズの一章に文伽とマヤマの登場回数がすくない、っていううのは戦略かなにかだろうか、、、、
     人殺しっていうと、みんなこういうキャラをつくりたがるけど、個人的にはそういったキャラはどうかとおもうなぁ。月がすきなのはいいとして、、、
     話としてはいまいちだったかな、とおもうような話でした。終わりかたもちょっと、、、な話。

     二章『終わりの始まり』
     文伽の生前ははなし。このはなしを読むとマヤマとの出会いもきになった。
     このはなしは、ほかのシゴフミ配達員の流礼のはなし。文伽の記憶とかがああだこうだって、、、、うまく伝わんない、、、。
     感想としては、文伽の過去についてさわるんであれば、さきほども書いたととうり、マヤマとかのこととかが気になる。あと、流礼のこの後のこともきになった。

     三章『Brother and Sister』
     このはなしは、題名どうり兄弟についてのはなし。
     兄弟愛なんてしらない主人公に、双子の兄からシゴフミが届く。ちなみに主人公は兄弟がいたことなんかしらない。兄の葬式に参加したとき、妹の姿をみて、、、といったかんじ。
     、、、、、とくになんともおもわなかったはなし。そんなにはいりこめずして終了。

     四章『始まりの終わり』
     やっぱりこの流れは「しにがみのバラッド。」のながれがはいっているようなきがする、、、、。
     はなしとしては、文伽が、自分のシゴフミ(実は、、、)をわたしにいくはなし。きれいにおわっていうようにはかんじられたが、、、個人的には腑におちなかったですね。

  • 主人公がシゴフミ配達するきっかけ話収録。

  • 最終巻です。
    終わってしまうのが少しさびしいですね。

  • 借本。
    物語の速度がゆっくりな進み方なので、
    そういうのが得意な方におすすめ。

  • “「―――僕は、誰?」”

    そして、全てが繋がった。
    過去と今とが、本当にすっきりするほど繋がり合った。

    “ちょっと考えてみればわかることだ。”

    どの話も本当によかった。
    本当に、本当に。
    「始まり」は終わった。
    あとは、彼ら彼女らがどう動くかだけ。

    それでも世界は理不尽で、死後文という神様の気紛れから創られた奇跡は今日も誰かに届けられる。
    1人の少女と1本の杖によって。

    “「そんな心配はしなくていいわ」
    (中略)
    「―――あなたが手にしてるそれが、

    シゴフミ

    だからよ」”

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