おばかさんのペチューニア (がちょうのペチューニアシリーズ 1)

  • 佑学社
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784841600346

感想・レビュー・書評

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  • 「ほんをもち、これにしたしむものは、かしこくなる」

    ほんをかかえて、だいじにかかえて、まちをあるく。
    ほんとねむる。ほんとゆめみる。ほんとめざめる。
    ほんをそばにおき、うんとちかくにおき、ながめる。

    それでいいのかな。

    ほんの背が美しい。ほんの表紙が美しい。
    花布が美しい。栞が美しい。紙が美しい。

    それでいいのかな。

    ほんのほんとうにうつくしいところはどこだと思う。
    ほんのほんとうにかしこいところはどこだと思う。

    ほんとほんとうにしたしむってどういうことだと思う。

  • 初心者向け読み聞かせ講座で紹介されたので、図書館で借りた

    本を拾ったペチューニアは、かしこくなったつもりで、みんなの相談をきくのだけれど…

    見開きで絵を伝えるのはこれが限界とのことだったのだけれど、私には、これは既に限界をこえて多すぎると感じる
    ペチューニアは相談されて得意になるけれど、失敗ばかり
    まわりのみんなは、ペチューニアが賢いものと思い込んでいるから、ペチューニアの間違った応対に疑問を持たないのかも知れない
    それは実はこわいことだ
    でも、みんながペチューニアを責める場面は出てこないので安心だ
    ペチューニアが賢さとは何かを理解して、これから努力し始めるところがいいなぁと感じる
    本は持っているだけでは(ただ目で追ってよむだけでは)、知識にも知恵にもならないよな、と再確認したりもしてしまった
    色遣いがすてきな絵本だ

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著者プロフィール

スイス、ジュネーヴ生まれ。1925年アメリカに渡る。息子のために絵本を作ったことがきっかけになり、絵本作家、イラストレーターとして活躍。主な作品に『ロバのみみ』(好学社)、『しろいゆき あかるいゆき』(BL出版)、「ごきげんなライオン」シリーズ、「がちょうのペチューニア」シリーズなど多数。

「2020年 『しばふって、いいな!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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