センス・オブ・ワンダー

制作 : 上遠 恵子 
  • 佑学社
3.89
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  • 本棚登録 :87
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  • Amazon.co.jp ・本 (63ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784841607000

作品紹介・あらすじ

「沈黙の春」のレイチェル・カーソン最後のメッセージ。子どもたちへの一番大切な贈り物は、美しいもの、未知なもの、神秘的なものに目をみはる感性です。その感性を育むために子どもといっしょに、感覚のすべてをかたむけて自然とふれあいましょう。

感想・レビュー・書評

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  • 昔読んだ漫画のセリフ。
    「君が今引っこ抜いたペンペン草は宇宙なんだ。君は今宇宙を引っこ抜いたんだよ」
    漫画の中の虚構のお話のセリフが庭に生えているどうってことない雑草と繋がり、その雑草が宇宙へと繋がっていく。
    その展開に頭がクラクラする思いがした。

    そういえば昔ペンペン草の音を出すのを聴いたり、ホトケノザのあの小さな紫色の花の蜜を楽しんだ。
    『当たり』と『はずれ』があったのだが、今思えば『はずれ』は他の生き物の食事の後だったのかもしれない。

    この本を読むと今より確実に距離が近かった幼い頃の自然との蜜月を思い出せるような気がする。

    苦しくなったら思い出せばいい。

    レイチェルさんの遺言、しかと受けとりました。

  • 自分も幼い頃に母親の実家の庭で自然と戯れていたのを思い出す。田んぼか家しかない地平線が続くような田舎で唯一うちの家だけが森のように木が茂っていて、その中を探索することが大好きだったし、夜には近くに街灯すらもなかったので星が燃えるようにギンギンに見えていて怖さすら感じてしまった。「センス・オブ・ワンダー」ー不思議さに驚嘆する感性は確かに大人になるにつれて薄れていき、自分の体が大きくなっていくのもあるが、その森のように見えた庭が段々思っていたより小さく感じるようになり、庭のなかも歩くことがなくなっていった。今では近くの町がにぎやかになり、近くに街灯もついていて星もあまりみれなくなってしまった。
    しかし、今私は物作りをするようになり始め、少なからず子供の頃に感じたこの感動、感性に影響を受けている。美意識はこの記憶から作られているのだ。改めてその事に気がつかされました。

  • 読みやすかった。
    知ることより感じることの方が重要と書いてあるのがなんだか嬉しかった。自分のまわりの自然を目いっぱい感じい。

  • 人間を超えた存在を認識し、おそれ、驚嘆する感性を育む方法を伝える本。

  • 美しい

  • わたしは、子どもにとっても、どのようにして子どもを教育すべきか頭を悩ませている親にとっても、「知る」ことは「感じる」ことの半分も重要ではないと固く信じています。の一文が胸に突き刺さりました。私は「知る」ことに重きを置き過ぎているのかもしれません。神秘さや不思議さに目を見はる感性(センスオブワンダー)を大切にしなくては…

  • 沈黙の春のレイチェルカーソンによって
    子供たちへのメッセージとして残されたもの
    それは「大自然の神秘的な驚きを感じ取れる感性!」
    教え込むことなく素直に一緒に遊ぶ環境で
    自ら育んでくれればと願うことなのだ

    本来の生き物は無垢で純真で全体観に満ちたなかで
    自分なりの出合いを選択してお互いを磨き合う
    しかしその過程で後ろを振り返ってしまうと全体観を見失って不安恐怖が募り
    過去の結果にすがることで身を守ろうと卑屈な心が芽生えてしまう
    依存心と搾取による縄張りという安全地帯に隠れ込み君臨しようとする

    不安恐怖の上塗りで迷子になって自ら囚われた袋小路の環境から自律するには
    権利を巡る競争から抜け出してお互いに過不足無く分け合う
    自在で対等な関係を自ら創る以外にない

    「知る」ことは「感じ取る」ことほど重要ではなく
    感じさえできれば自主的に選んで深く知ることにも関心を持つようになる
    無垢な子供が出合う事実の一つ一つが知識や知恵の種だとするならば
    情緒や感受性がこの種を育む土壌となるのだから
    子供の時代を感性という良く肥えた堆肥で満たすことが大事になるだろう
    美しさを感じ取る感覚や未知なものに関心を寄せて
    客観的に対等な相手として付き合えるだけのゆとりを持っていれば
    知識も鵜呑みさせることなく自主的なものとなって身に付き
    争い競うという無用な摩擦を起こさずに済むだろう

    損得観という利己的な結果をむやみに送り込まず
    距離感をわきまえた分け合う心をお互いの切磋琢磨で磨き出すべきだろう

  • 松居直さんと図書館の児童担当のおすすめだったし、高校生の頃の英語の教科書に原文が載っていたのだけれど覚えていないので、図書館で借りた

    海洋学者・ベストセラー作家であった著者の遺作
    「ウーマンズ・ホーム・コンパニオン」という雑誌に「あなたの子どもに驚異の目をみはらせよう」と題して掲載されたものを、友人たちが整えて出版したものとのこと

    「センス・オブ・ワンダー=神秘さや不思議さに目を見はる感性」を持つことの素晴らしさを、エッセイ風に表現している
    内容も文章もとても心地良くて、読んでいて五感を刺激される
    みんなかつては、「なんで? どうして? すごーい!」という、子どもだったはずだ
    私は今でも、自然の不思議に喜びは感じているけれど、誰かに伝えるのが少し恥ずかしくて、自己完結して満足していた
    でもこの本を読むと、ロマンチストであることは恥ずかしいことではなくて、誇らしいことだと思える
    まだもっと宇宙には喜びや驚きが満ちあふれていると感じて、嬉しくなった
    小さなルーペを買おう!
    みんなにおすすめしたい一冊だ

  • (1991.12.08読了)(1991.12.08購入)
    (「BOOK」データベースより)amazon
    「沈黙の春」のレイチェル・カーソン最後のメッセージ。子どもたちへの一番大切な贈り物は、美しいもの、未知なもの、神秘的なものに目をみはる感性〈センス・オブ・ワンダー〉です。その感性を育むために子どもといっしょに、感覚のすべてをかたむけて自然とふれあいましょう。

    ☆関連図書(既読)
    「沈黙の春」カーソン著・青樹簗一訳、新潮文庫、1974.02.20

  • 綺麗でメッセージ性があって良い本だとは思うけど、詩的過ぎる印象と、語られるメッセージもありがちな印象があって、物足りなかったなぁ・・・。
    「沈黙の春」みたいなインパクトが欲しいかも!

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