本の世界はへんな世界

著者 : 高宮利行
  • 雄松堂出版 (2012年11月30日発売)
4.40
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  • レビュー :5
  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784841906189

作品紹介・あらすじ

古書と書物人を訪ねて三千里を旅した記録です。たいていはまともな、しかし時にはへんな世界と呼べる本の世界をお楽しみください。

本の世界はへんな世界の感想・レビュー・書評

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  • 著者が10年にわたり、雄松堂書店のHPに寄稿してきたものなどを集めたもの。一つの話がダブルコラムで3〜4ページなので、読者には読みやすいかもしれない。全部で11の章に、エッセイが綴られている。

    第1章 やめられない古書店通い
    第2章 書物史
    第3章 愛書家倶楽部
    第4章 写本研究
    第5章 追憶の人々
    第6章 HUMIプロジェクト
    第7章 蔵書コレクション、オークション
    第8章 盗品、書物破壊
    第9章 珍本、稀本
    第10章 カリグラフィー
    第11章 古書往来

    西洋の書物を、歴史やそのほか様々な視点から研究するのを書物史・書誌学研究という。日本や中国の書物の研究も書誌学と言うが、内容は、書物の形態や歴史、社会の違いにより、大きく異なっている。

    古い本は、出版当時の様子や関わった人々、またその後、その本の持ち主になった人や社会などについての様々な情報を残していて、その本を開く私たちに生き生きと伝えているのだ。著者も「書誌学とは[. . .]探偵のような仕事を必要とする。」と書いている。

    本好きな方にはぜひ!

  • 古書店に眠る稀覯本を求めて古本屋街をうらうらしたり、古書の魅力に取りつかれた奇人変人のエピソード。やっぱ本は本がいいな~電子化したんじゃあこんなロマンは無いじゃないの。

  • 貴重な古書を紹介。とても読み応えある。丸善時代をおもいだす。

  •  著者は、古書愛好家で中世英文学、書誌学。中世写本のコレクターとして有名とある。珍しい名字だなと思ったら、あの代々木ゼミナールを1代で築き上げた高宮行男の息子だった。親は予備校業界の大物、息子は英文学・西洋稀覯書の権威。親子2代で分野は違うとはいえ、道を究めている。

     あの荒俣宏が書いていた本の中に、古本好きになると人生苦労するので人にはお勧めしないという主旨の分が載っているのを思い出した。何かに取りつかれ集め始めるときりがない。そして家族がいると特に女性陣から邪魔者扱いされる。

     貴重な本をめぐる物語を読んでいるとさまざまなドラマがある。珍しいと思ったので借りて読んでしまった。凝るとなかなか抜けられない奥の深い世界だなあと思った。

    講演録に関するサイト

    http://www.yushodo.co.jp/pinus/75/meijigesner/

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