グローバル・ポリティクス―世界の再構造化と新しい政治学

制作 : 小林 誠  遠藤 誠治 
  • 有信堂高文社
3.40
  • (0)
  • (2)
  • (3)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 12
レビュー : 1
  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784842055411

作品紹介・あらすじ

本書は、従来の国際政治学の限界や問題点を超えて進むための出発点を示そうとしている。編者は、批判的な思考を進めるための知的刺激となる力を本書が備えるよう心を砕いた。国際政治に関する知の体系と現実との乖離に疑問や不満を感じている人々に、本書を手にしてもらいたいと考えている。また、編者は本書に、大学の学部での教育と大学院での研究を架橋する役割も期待している。国際政治学や国際関係論に関心をもった学生にとって、入門書の次に読むべきものがあまりにも少ない。本書にはかなり応用的な内容をともなった部分があるが、ひととおり国際政治学あるいは国際関係学を学んだ学部学生や、大学院修士課程の学生が、新たな研究テーマを発見し、さらに考察を深めていくための刺激の源となるはずだ。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • ▼冷戦後の世界を特徴づける言葉といえば「グローバル化」が挙げられる。大きな二つの(相異なる民主主義に関する)イデオロギー対立が終わった世界においては、当然の如く「一つの」世界が実現されるものと考えられていた。
    ▼しかし、「全て」を包摂するようなイデオロギーが失われた世界では、個々人がいかにしてアイデンティティを確立するかという課題が生じた(本書第Ⅲ部「機能領域と新たなアイデンティティ」参照)。
    ▼そしてまたそのことは、国家の在り方を再規定する可能性をも孕んでいる。ところが、認識論や理想論が活発な一方で、その理論化は非常に難航している(本書第Ⅰ部「現代のグローバリゼーションと国家」,同Ⅱ部「国家の相対化と地域」参照)。
    ▼そういった現代を生きる私たちには、自らが多角的な視点を持って、幅広く世界を認識し、それを「再」構造化していくことが求められている。そしてそのために本書を手に取ることは、有益な一助となることだろう。

全1件中 1 - 1件を表示

グローバル・ポリティクス―世界の再構造化と新しい政治学を本棚に登録しているひと

ツイートする