ワインバーグ場の量子論 4巻 (物理学叢書 80)

  • 吉岡書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784842702711

作品紹介・あらすじ

著名なノーベル賞物理学者のS.Weinbergによる「場の量子論」、邦訳全6巻の第4巻。本巻では、まず、くりこみ群や対称性の破れにとって重要な演算子積展開、電弱理論の理解の鍵となるゲージ対称性の自発的破れが論じられる。ここでは、対称性の破れの観点から超伝導理論も扱われる。また、これとは対照的に量子力学的効果として対称性を破るアノマリーと、それによって引き起こされる各種の物理的結論が述べられる。さらに、経路積分の非摂動的量子補正に効くインスタントンなどや、物理的状態として観測されるスカーミオン、モノポール、渦糸などの拡がりのある場の配位が論じられる。

感想・レビュー・書評

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  • 第20章 演算子積展開はこの形式では初めて学ぶ。
    http://physnd.html.xdomain.jp/field/ope.pdf
    によると、「演算子積展開は、発散する項によって展開していく」「演算子積展開による重要な性質は短距離の効果を切り離して取り出せているという点です 。そのため短距離の性質が重要なハドロンを調べる道具として使われています。また、カレントの演算子積展開はハドロンの深非弾性散乱の計算に使われます。」

    第21章 ゲージ対称性の自発的破れ はこれまで学んだ標準理理論の教科書の上級版。

    第22章 アノマリー は藤川さんの教科書で学んでいたので、なんとかついていく。

    第23章 拡がりのある場の配位 は、初めて学ぶ。初歩的なトポロジーが駆使される。アクシオンについて詳しく触れている初めての本だった。

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