三つの花―吉屋信子少女小説選〈4〉 (吉屋信子少女小説選 (4))

著者 :
  • ゆまに書房
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レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (309ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784843310618

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  • ときは昭和始め、神戸に生まれ育った裕福な三姉妹が父を突然の病で亡くし生活の変化を余儀なくされる。美貌の長女を嫁に取ろうと画策する叔母、学校でなにくれとなく三女に張り合う同級生などの意地の悪いキャラクターの描写も生き生きして楽しい。
    序文で著者自身がかつてはバーネットとオルコットを理想像として少女小説を書いていたこと、文筆のキャリアを積むうちにいつしか彼らの範疇を超えて大人向けの小説を書きたいと望むようになったことを述べている。それを踏まえた上で本作とオルコット「若草物語」を対比するのも興味深い。

  • 神戸に住む幸せな山内一家を襲う突然の不幸。父親が急死し、母と3姉妹と女中のきよは東京の義姉を頼って上京する。3姉妹は上品で優しい長女幾代、次女は頭脳明晰、父の後の学問を引き継ごうとするみどり、三女はお茶目で甘えん坊の幼い幸子。義姉は自分の養子の一郎と幾代を結婚させようとするが、幾代には親同士で決められている許嫁がある。その幾代の結婚問題から義姉と母親の関係はこじれ、母親は心労が重なり入院してしまう。山内家に意地悪な義姉の心を溶かすのは幸子。最後は大団円。次女のみどりが吉屋信子の主張を背負った分身である。

  • 請求記号:Fヨシヤ
    資料番号:010606200

  • 吉屋信子さんはきれいな文章をお書きになる方です。本当に尊敬する人。

  • 「若草物語」っぽい。

  • 花物語(上)(中)(下)もあわせて

  • タイプのまったく異なる山内家の花の様な美しい三姉妹があらゆる不幸や困難の中でもけなげに明るく育って行く物語。百合的要素はあんまりありません。表紙・挿絵は松本かつぢ氏。

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