1週間でマスター小説を書くならこの作品に学べ!: 小説のメソッド2〈実践編〉

著者 :
  • 雷鳥社
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784844134305

感想・レビュー・書評

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  • 101213*読了

  • 記録

  • 2021/11/21

  • 書き出しはなぜ難しいのか?
    読み手のために書いておいてあげるとよいことがたくさんある。
    書き手の書きたいこと、伝えたいものがある。
    両者のぶつかり合い。
    まず書きたいことを書く。次に客観的にチェックする。

    描写とは
    体、ものの動きを書いて心を伝える。
    心の動きを書いて、体・ものの動きを伝える。その繰り返しが描写。

    キャラは、デフォルメしてちょうどいい。

    名前
    平凡な名字+奇抜な名前
    または
    奇抜な名字+平凡な名前

    キャスティングしてもよい

    枠組みを作ると、読み手と作品の距離がはっきりする。

    短編のこつ
    内容と一致した語り口をはっきりさせる。
    読み手が作品との距離を作れる「立ち位置」をはっきりさせる。

  • 文章を書こうという人が読んで損のない本、その2。
    日本の小説の書き方の本ではなかなかない充実度。
    ただ、小説を書くという行為だけにとどまらず、自分の人生や考え方をも「枠」を作って客観的に見ることはどういうことか考えられる。

  • 前作(?)からの流れで読んでみた。
    技術的なことを具体的にに説明してくれている部分は好感。
    ただ、どうしても類似のものに埋もれてしまった印象がある。
    もう一冊あるようなので、そちらも読んでみようか。

  •  「小説を書くための基礎メソッド」の続編。プロット、書き出し、会話、キャラクターについての小説の書き方が解説されている。実践編では、実際の小説を引用した上で解説が進められている。取り上げられている小説は、谷崎潤一郎「青い花」、山本周五郎「さぶ」、宮本輝「五千回の生死」、有吉佐和子「悪女について」。残念ながら、僕自身これらの小説を読んだことが無かったのだが、具体例を示しながらの解説は分かりやすい。
     テクニックと言う面では、実践編で新たに示されている事というのは多くないと思われる。しかし、具体例が豊富で、基礎編の理解をより深めるという意味で読む価値のある本だと思う。基礎編で示されていたプロットの立て方については、具体例の提示、良い点と悪い点の指摘、より良いプロットの組み方の提示というような構成がされていて、プロットの組み方と推敲の仕方が目に見えて分かりやすい。
     小説の書き方の本というのは、このシリーズを読んだのが初めてだったので、発見が多くて楽しい読書だった。機会があれば、他の小説の書き方本を読んでみるのも良いと思った。その前に、実際に僕自身が、いくつか小説を書くことが重要かも知れないけれど。

  • 今更だけど、基本を学ぼうと思って、メモを取りながら読んでしまった。

    書き出しについて……常に悩んでしまっていて、書き出しから進めなくなっちゃうのだけど。
    改めて、書き出しの重要さを実感。
    ものすごく熟読しちゃった〜ぃ!!


    例題と出ていた有吉佐和子の『悪女について』が読みたいと思ってしまった。

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