プロが教えるカメラマンへの道「写真の学校」

  • 雷鳥社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (175ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784844135180

感想・レビュー・書評

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  • こんな駄本が1500円というのにまず呆れる。

    例えば、アシスタントを怒鳴りつけない、最後に物をいうのは人間力、などと書いているのだが、そんなことは普通の社会人であれば常識的に体得できる当たり前の事柄であって、著者の狭い見識から得たこれらの「知見」を、あたかも発見のように書かれてもただただ鼻白むだけだ。少なくともそこそこ成功した「プロカメラマン」として活動しているのであれば、そのプロの視点でしか書けないことがあるだろうに、本書の内容がこの貧弱さであれば、著者の「プロとしての」世界観も推して知るべしであろう。

    またカメラマンのアシスタントになるためのアプローチとして、「ノーギャラでいいのでやらせて下さい」と主張する方法が有効と何度も何度も書かれているのだが、それも良し悪し。自分は雇用する側にこのようなメリットを提供することができる、と訴求できなければ、例え低賃金でも、どんな職種でも採用は危ういのは自明だ。

    あと、ライティングを勉強すべきだということを事あるごとに強調しているが、少なくともスタジオカメラマンを志す人で、ライティングを勉強しない人は居ない。著者はどんな人間関係の中に身を置いていたのか。欲しい情報はどのようなアプローチで、ライティングを学ぶのが有効かということであって、しかしながら書かれていることは「本を読めばいい」「カメラマンにつけばいい」という当然至極の情報ばかりで嘆息するばかりだ。

    かように、品性が欠如した文体で戯言が書かれているだけの本だった。あと、掲載されている写真が著者の作品ではないのは、どういう意図があってのことか。

  • 強い信念が一番大事である。

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