カラスの教科書

著者 :
制作 : 植木 ななせ(カラスくん)  松原 始(スケッチ) 
  • 雷鳥社
4.12
  • (75)
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  • (40)
  • (4)
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本棚登録 : 614
レビュー : 97
  • Amazon.co.jp ・本 (399ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784844136347

作品紹介・あらすじ

カラスの基礎知識からカラス度診断までとにかくくちばしの先から脚の先までカラスのことがわかる本。

感想・レビュー・書評

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  • ♪カ~ラ~ス~ なぜ鳴くの
    を とことん 究明していくと
    こんなにも 面白い一冊になるのですね

    文章の達者なこともさることながら
    カラスの 学術的な正確なデッサンと生態の漫画デッサンとが
    見事に調和しているのが すばらしい

    ものごとは すべからく このように 学びたい
    と 思いました

    すぐ横に 松原さんのような友だちがいてくれて
    目の前の カラスを語ってくれたら
    どれほど すてきだろうなぁ
    とも 思いました

  • カラス被害にあったことはないので、個人的にカラスは嫌いじゃない。
    映画「クロウ」が好きだったせいか、カラスは格好良いイメージしかない。
    真っ黒で太陽の光にあたると羽根が少し輝いて見える、見た目が好き。

    そんなわけで、以前ここブクログで見かけて以来気になっていた。

    著者のカラス愛が伝わります。
    目次も可愛い。
    カラスに興味がなくても、読んでみたくなる。
    分厚いわりにさらっと読めるが、途中飽きる箇所もあり。
    気になる箇所だけピックアップして読むと楽しめる。

    カラスの遊びについて書かれた項目が一番興味を引かれた。
    カラスは見ていると飽きないかも!?

    読んでいる間、頭の中ではThe Birthdayの「カラスの冷めたスープ」が鳴っていた・・・
    (一部歌詞抜粋)
    折れたクチバシで 虹をつついてる けど悪い奴じゃない
    キレイな色が少し 自分にもついたらと カラスは思う
    なぁ黒に赤は なぁちょっと派手かな


    (図書館)

  • 評価★5つしかないの?
    ってくらいものすごく面白くてかわいくて楽しい!
    文章もイラストもデザインも全部いい!
    図書館で借りた本は滅多に買わないんだけど、これはどうしても自分の本棚に置いておきたくなって、すぐ購入した。
    久しぶりに「終わっちゃイヤだ~」と思いながら一気に読んだなあ。これを読んだら今まで完璧にスルーしていたカラスの鳴き声がハッキリと聞こえるようになってきた。カラスがきになる!!

    カラスにはもともと興味があったけど、もっと興味がわいて、大好きになってしまった。出版社のデザイナーさんが描いたイラストがふんだんに盛りこまれていて、それが本当に愛らしくてきっとカラスが苦手な人も好きになる。著者が書いたカラスの絵も素晴らしくて驚いた。

    ただ生きるために普通に振舞っているだけなのに、それが人間の目には残酷に映ってしまって気味悪がられたり迷惑がられるカラスさん。
    かなり辛抱強く怒りを抑えて警告してくれてるのに人間がそれに気付かなかったばっかりに堪忍袋の緒を切れさせ、ビュンッとやられて「急に襲われた!!」と言いがかりつけられるカラスさん。(カラスからの攻撃で怪我をすることはほとんど無いそうだよ。)
    (人間都合な解釈のせいで)悪いイメージが大半なカラスさんだけど、この本には「カラスに襲われないためには」「ゴミを荒らされないようにする方法」など、カラスと人間がうまく付き合っていく方法も紹介されている。これを読んで仲良くやっていきたい。

    この本に表れている著者の自然や生き物に対する考えは、五十嵐大介作品とも共通するものがあるなぁと感じる。五十嵐大介が好きな人は、きっとこの本も大好きだろう。
    あと、森見好きにもオススメしたい。モリミーファンが好きであろう京都の町並みや下賀茂神社や糺の森が大半の舞台なので。

  • 図書館で借りて読んだ。
    面白いので買った。

  • 筆者は動物行動学の(専門はカラス)、ひとえにカラスを愛して止まない学者さんだ。
    全編を通し、カラスに対する愛情が満ち満ちたこの本は、
    コミカルなカラスの魅力満載で、大変面白かった。

    特に「カラスの遊びと知能」の章が興味深い。
    滑り台にしゃがみこんで滑ったり、電線にぶら下がり鉄棒のようにグルンと回転したり、
    カラスは遊ぶのが好きだ。
    片足でマツボックリを握ったまま、コロンと横倒しに寝て首を曲げ、
    足で握ったままのマツボックリのもう片方の端をくちばしでくわえ、
    そのまま仰向けになってごーろごーろと左右に体を揺する、
    さながらタイヤにじゃれつくパンダのような一人遊びを、
    著者は見かけたことがあるそうだ。なんて可愛いの!

    一番知りたかった知能についても、針金を曲げて道具を作り、
    深い場所にある餌を引っ張り上げる事ができる、高度なものを持つ種類もいるらしい。

    この本を読んで、今までのカラスに対するイメージが完全に覆った。
    これからは微笑ましくカラスを見守れるだろう。
    新しいセーターに糞を落とされたことも、大目にみてやろうじゃないの。

  • 分厚い本ですが、「長い」と感じることがまったくないほど面白く読みやすい文章で、どんどん読み進めます。そして、それ以上にカラスへの愛に満ちていて、カラスについて詳しくなると同時にカラス好きになれる素晴らしい本でした。

  • 身近だけど、あまり生態を知らない鳥、カラス。
    一冊まるまるカラスの本。カラス読本。カラスの取説。

    読みやすくて、読み終わると、いつも景色の中にいるカラスを観察したくなっちゃう。
    挿し絵のカラスの絵が可愛すぎる。
    最後のQAがかなりおもしろい!

    好感度の高い本でした。カラスの好感度かなり上がる。

  • 授業中、誰もいない中庭をはね回り自慢げにカァ~、カァ~と鳴くカラス。この本は、とっても身近だけどあまり仲良くなりたくもない、どちらかというといいイメージがないカラスくんが、じわじわ気になってくる一冊。カラスの基礎知識からQ&Aまでたっぷりわかるカラスの教科書です。イラストもかわいくて思わず、出会うカラスを目で追ってしまいそうになります。

  • カラスへの愛がヒシヒシと伝わってくる書。その分厚さからもわかります。カラスが愛しくて仕方なく、あわよくばカラスになってやる、ぐらいの執念さえ感じます(笑)。Q&Aが面白かった。

  • ――趣味を一つと言われたら、あえて言おう、カラスであると!

    そう断言する著者が、カラスについて語り、カラスとのつきあいを語る本。
    カラスが好きでカラスを面白がり、カラスにしてやられ、でもやっぱりカラスが大好き。そんな著者が平易な文章ながら全力で愛を語っています。

    カラス好きにはたまらず、カラスをよく知らない(そして意外と知らないことに気づかされる)人には、ちょっとカラスを見る目が変わるかもしれない本です。
    マニアックな質問が本当にマニアックなところが大好きだ。

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著者プロフィール

1969年、奈良県生まれ。東京大学総合研究博物館特任准教授。京都大学理学部卒業、同大学院理学研究科博士課程修了。理学博士(京都大学)。専門は動物行動学。著書に『カラスの教科書』『カラスの補習授業』(雷鳥社)、『カラスと京都』(旅するミシン店)、『カラス屋の双眼鏡』(ハルキ文庫)、『カラス先生のはじめてのいきもの観察』(太田出版)など。

「2018年 『鳥類学者の目のツケドコロ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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