カラスの教科書

著者 :
  • 雷鳥社
4.09
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本棚登録 : 810
感想 : 126
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  • Amazon.co.jp ・本 (399ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784844136347

感想・レビュー・書評

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  • 読み終わった今はカラスが可愛く思えます。
    街でカラスを探すようになりました。
    カラスも野鳥だったんですねぇ、当たり前ですけど!

  • カラスは、いいぞ!!

  • カラスって意外と可愛いと思ってたんですよ。あしたからもっとカラスが可愛く見えそうです。内容も面白かったけど、イラストのカラスくんがなんとも可愛かった。

  • 「怖い」「不気味」といった印象の強いカラス。
    しかし、彼らの生き方を知れば、その恐怖心は好奇心に変わります。
    街中に「当たり前」にいる隣人、カラスとの付き合い方を見つめ直すきっかけにも、是非一読を。
    著者のカラスへの愛情が伝わる、軽妙な筆致もとても読みやすいですよ。

  • 動物行動学を専攻し「カラス」の行動と進化を専門に研究されている著者による、隅から隅までカラス一色のカラス本。

    なかなか厚い本ですが、身近な鳥であることと気さくな文体を前にすらすらと読めます。時折登場するカラスのゆるーいイラストも愛嬌抜群。生態をよく学べるのはもちろん、その賢さにすっかり感心します。後半の「取扱い説明書」「カラスのQA(一問一答)」は特に興味深いものがありました。姿はかっこ良いとは思えど、ゴミを突くカラスをやみくもに恐れ遠巻きにしていた私にとって実生活に役立ちそう。
    読む前よりカラスに愛着が持てます(でも大きいカラスはやっぱりちょっと怖い)。

  • ユーモアがある。

  • 資料ID: W0171684
    分類記号: 488.9||Ma 73
    配架場所:本館1F電動書架C

    大学構内にてカラス警報発令中ですが、
    そういえばカラスってどんなやつ?と
    疑問に思ったスタッフY。

    かわいいイラストの表紙にひかれて読んでみたら
    カラスの生態を知れば知るほど
    カラスが愛しくなってくる不思議。
    著者のカラス愛も必読です。(Y)

  • <紹介者>
    機械工学 3年生

    <紹介者からのコメント>
    少し立ち止まって 彼らのことを見てみませんか。

  • カラスを見る目が変わる。カラス怖くない、カラスかわいい。人間の都合でカラスを有害とするのは間違ってるなーと、完全に松原さんに感化されました。松原さんのカラス愛、感動すらする。
    純粋に研究だけするのって、どんどん難しくなっているのかな?社会の益として還元できる研究じゃないと無駄だと思うのは、つまらない。なんだかわからないけど知りたい!調査したい!研究したい!が、まっすぐに受け入れられる研究環境でありますように。

  • 群れを作っているのは、巣立ちをした子カラスと縄張りを持たないカラス。東京の群れカラスは、ねぐらを転々としており、一か所に常にいるわけではないらしい。集団の中からペアが生まれ(繁殖前に形成される)、新しいペアはまずは縄張りを奪うことから繁殖はスタートするらしい。
    雛の巣立ちは、だんだん「外泊」する日が増え、いつしか帰らなくなる、という感じ。ただ、巣立ちから一ヶ月後に戻ってきて、親の縄張り内で餌を食べていた例もあるらしい。オス親のほうが雛に厳しく(攻撃して早い巣立ちを促す)、メスは積極的に攻撃しない。
    ハシブトガラスは少しでも高いところにいた方が安心するので、空から餌を探し、餌のあるところにしか降りてこない。ハシボソガラスは地面を歩き回り、餌を探す。
    ハシボソガラスの自動車を利用したクルミ割りは、自動車教習所の教官が、カラスが落としても割れなかったクルミを轢いて割ってやったことから始まるらしい。自動車にクルミを割らせる技は難しく、巣立つ雛のうち、1羽しか覚えられないらしい。だが、リスクを考えると効率の良い方法ではないらしい。
    日本以外では、ハシブトガラスは森の鳥だと考えられている。また、ソウルや香港にはハシブトガラスはいない。東京には少なくとも江戸時代からたくさんいたらしいが。ヨーロッパではハシボソガラスやズキンガラスが公園にいる。

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著者プロフィール

1969年、奈良県生まれ。東京大学総合研究博物館特任准教授。
京都大学理学部卒業、同大学院理学研究科博士課程修了。
理学博士(京都大学)。専門は動物行動学。
著書に『カラスの教科書』『カラスの補習授業』(雷鳥社)、『カラスと京都』(旅するミシン店)、『カラス屋の双眼鏡』(ハルキ文庫)、『カラス先生のはじめてのいきもの観察』(太田出版)など。

「2018年 『鳥類学者の目のツケドコロ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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