ひきこもり・ニートが幸せになるたった一つの方法

著者 :
  • 雷鳥社
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本棚登録 : 30
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784844137085

感想・レビュー・書評

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  •  ひきこもり・ニートに株式投資を勧めるという突飛な主張から、「2ちゃんねる」でスレッドが立つなど大きな話題となった本である。

     著者は臨床心理士で、2012年から16年にかけて、公的機関の「ひきこもり相談員」を務めた経験をもつ。
     その経験をふまえ、一切のキレイゴトを排してホンネの提言をしたのが本書。現役の相談員なら立場上けっして書けないことを、リタイアした立場ゆえにビシビシ書いているのだ。

     著者が相談員をしていた間、ひきこもりから抜け出して正社員として就労を果たしたケースには、たった一つしか遭遇しなかったという。
     そのことをふまえ、「ひきこもり・ニートとなった人の中で就労・自立する人は100人に1人もいない」と、著者は断言する。だから、就労・自立をゴールとする現在の支援のありようそのものが、じつは「無理ゲー」なのだ、と……。

     第一部でそのように厳しい現実を示したあと、後半の第二部で展開されるのが、「ひきこもり・ニートは株をやりなさい」との提言。ネット投資なら誰にも会わずに一人でできるなど、ひきこもり・ニートに適している点が多いというのだ。

     ただ、本書はいささか羊頭狗肉で、ひきこもりが株式投資で「自立」する道が説かれているわけではない。安定した銘柄の株を、売らずに「財産として長く持つ」ことを勧めているだけ。つまり、“運用益で生活費を稼ぎ出せ”という主張ではないのだ。

     株を持っていることで、株主優待・配当金・貸株金利等の利益を受け続けることができる。それだけで暮らしていけるわけではないが、少額でも自力で収入を得ることが自信につながるし、本人も親も「いま何をやっているの?」という問いに対する答えを持つことができる(=「無職です」ではなく、「個人投資家です」と言えるようになる)……と、著者は言う。

     「えっ、それだけ?」と拍子抜けした。『ひきこもり・ニートが幸せになるたった一つの方法』を求め、藁をもつかむ思いで手にした読者に、思いっきり肩透かしをくらわす本だ。 

  • とにかく諦めて投資しようって感じの本。

  • 社会の役に立たないのなら、せめて市場の養分になりなさい。
    ということですね。わかります。

  • 大人のひきこもりの現実を知りました。
    フランクな語り口ですが、臨床心理士で
    元ひきこもり相談員の著者の言葉には説得力があります。
    株式投資もいいと思います。

  • ジャケ買い。恐ろしくまじめな本でした。借金してやるのでなければ投資は良さそうだし、FXとかに比べるとニート向き。

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