- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784844137160
感想・レビュー・書評
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世界の小説家が「愛している」をいかに表現したか。色んな表現があるなーと驚きます。直接的な表現もいいけど間接的な表現もこれまた良い。谷崎潤一郎が好みでした。
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ファーマータナカの読まないで書評「 I Love You の訳し方 」。
「 I love you 」を「月が綺麗ですね」と訳した夏目漱石、「私、死んでもいいわ」と訳した二葉亭四迷。
この歳になって朝から考える必要があることなのか、そこは確かに論点ではある。
さりとてときめきとは、消しゴムで消せるものではないのも確かだ。
拾えたものをいくつか載せておく。
「疲れた君がひたすら海をみるための小さな白い椅子でありたい」
「話したいことよりも何よりもただ逢うために逢いたい」
「私が生まれたのは、すでに二十四年生きたあとだった」
「先生、首をしめてもいいわ。うちに帰りたくない」
「世界なんかわたしとあなたでやめればいい」
「でも、好きって言いたくなかったの。たぶん、それよりずっと好きだったから」
「わたしが淋しいのは、あなたがわたしに欲情を抱いていないということに対してなの」
「身体が2つなことがもどかしいほどに私たちは1人だった」
ついでに無名の恋人たちの言葉も拾ってみたら、そっちもシンプルだけど結構いい。
「各停で帰ろか」
「ううん、今来たところだよ」
「2つ買ったよ」
「いつもより空が青い気がする」
「これ好きかなってすぐに思う」
「あ、それ、私も好き」
「なんでわかってくれるんですか」
さてそろそろ現実に戻らねば…。 -
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https://opc.kinjo-u.ac.jp/ -
I love youをかの夏目漱石が「月がきれいですね」と訳したのは有名。いろんなI love youの訳し方の本。
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愛している、恋する気持ちは言葉にするのが難しいものの…名作家達は色んな言葉で表現してきたようで。
それを、一気に堪能できる本。
実は英語の名台詞を楽しめる本だと勘違いして購入しました。
(全然違った!笑)
でも、シェイクスピアなども含めて、様々な作家が紡いできた愛の言葉や表現をまとめて楽しめました。
愛とは寂しさをともなうものなんだなーと再認識しました。 -
古典から現代までいろいろな作家の作品、手紙から「愛している」の表現を集めた本。ストレートなものから個性的なものまで表現方法、たくさんあるんだなあ。病んでるやつはなかなか強烈でした。おもしろかった。イラストも雰囲気あって素敵でした。
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I Love Youの訳し方なんて今まで直訳でしか考えたことがなかった。
やっぱり作家さんは自分とは違う面で見たり考えたりしているんだろうなと思わせてくれるとても素敵な本でした。
Twitterで見て買ったけれどとても良かった…。
1人でお茶でも飲みながらじっくり味わいたい本。
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I Love You って色んな訳し方があって、それぞれの愛し方がある。たくさんの作者さんの、愛についての引用を読んで、愛は形を持たない、変幻自在なんだなと改めて感じた。
恋って難しい。 -
「好き」の言葉ひとつでは、とても想いを伝えきれない。 そう思ったことがある人はページをめくってみてください。 情熱的な「I Love You」、狂気がにじんだ「I Love You」などなど。小説や詩に書かれた様々な「I Love You」の表現が、この本の著者の感じた印象ともに紹介されています。 あなたの心に響く「I Love You」がきっとあるはず。
(材料系 B4) -
Twitterで話題になっていて注文した本。聞き覚えのある著者のものが出てくると嬉しかった。綺麗な響きの文章があったので、紹介されていた本も読んでみたい。