プロフェッショナルプレゼン。 相手の納得をつくるプレゼンテーションの戦い方。
- インプレス (2008年9月12日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784844326229
感想・レビュー・書評
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金大生のための読書案内で展示していた図書です。
▼先生の推薦文はこちら
https://library.kanazawa-u.ac.jp/?page_id=18352
▼金沢大学附属図書館の所蔵情報
http://www1.lib.kanazawa-u.ac.jp/recordID/catalog.bib/BA87703149詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
外部企業向けプレゼンについて、博報堂出身著者のプレゼンの極意が簡素に記載されている。間に実際のCM(キャッチコピー:すべてのお客様の「うまい!」のためになど)が入っていてインパクトあり。
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フレーズ主義、受けは要らない、うまくやろうと思わない。 プレゼンは準備がすべて。 この本を読むとプレゼンがしたくなる。
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読みやすい、理解しやすい、納得しやすい本。初め穿った見方で読み始めてごめんなさい。
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博報堂のクリエイティブディレクターだった著者が、プレゼン
の極意をまとめた本。
プレゼンは説得の場ではなく、聞き手のための場、提案を理解
してもらうための場であること。そしてプレゼンを通じて提案
した商材のみならず、そのプレゼン自体にもサービスとしての
価値がなくてはならない。聞き手の目的達成をサポートし、
より幸せになってもらうことがプレゼンの目的。
そして、「準備」「組み立て」の仕込みフェーズ、本番での
さばきに関する「現場」、さらにはプレゼン後の「学び」まで、
判り易く解説がされています。広告代理店としてのプレゼンが
ベースですが、私達がお客様等に説明するプレゼンでも本質的
には同様ですね。良書です。
流石に、本の装飾も、とても素敵です! -
一文一文が知りたかったこと! 全て文章で書いてあるので、自分なりにまとめないといけないと思う。
詳しくは今晩載せます。 -
【配置場所】工大一般図書【請求記号】336.49||O【資料ID】91090616
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企業でのプレゼントいう意味では、研究のプレゼントは違ったが、とてもロジカルな人で、準備の大切さを改めて確認した。準備をすればいいのだという安心感も。
流石、本の外見は洗練されていてかっこいい。 -
最高のプレゼン本
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ためになった。
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仕事の関係で読むべきと買いましたが、一度は読んでおいてもよいかな?と言う感じでした。参考になる部分もありますが、絶対にという評価はできませんでした。。。
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人に何かを伝える「プレゼン」全般ではなく、企画を提案する「プレゼン」の話。
前者を期待して読んだので目的と異なっていたが、内容自体は非常に良かったので思わず最後まで読んでしまった。プレゼンだけじゃなく、日常の業務にも適用できる。
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「通った」ではなく「選んでもらえた」
プレゼン作りは本作りと同じ
ゴールイメージをつくるのはリーダの仕事。リーダ以外でも意識すべし。
キーワード(聞き手がこだわってつかっている言葉)をつかうと、受け入れられやすい
判断をくだすのは組織ではなく個人
「ひとこと化」はプレゼンの絶対条件
序破急が望ましい
他人に話したくなるような言葉になっている
タイトル+グラフ
2案。要求通りのものと自由に考えたもの。優先するのは前者。
2回壊す。
ひとつのミスが与える印象。整理出来ていない箇所があると、全体が整理出来ていないと受け取られる。
特別名刺。ファイルに資料を入れて。
みんなが自分の仕事だと自慢して回るくらいの方が嬉しい。自慢したくなる仕事なのだから。 -
・プレゼンは納得を作る場である。
・プレゼンは商品である。
この人の本は明確にポイントを絞って読み終わった後に一番言いたいことをきちんと読者の頭に残しますね。(筆者じゃないから「たぶん」ですが・・・)
前作のプロフェッショナルアイデア「具体的なアイデアを生み出す作業」の延長上に、それを伝える術であるプレゼンまでも徹底的にロジカルに組み立てている印象です。
折角のいいアイデアが伝わらないのは損。いいアイデアであれば伝わりさえすれば納得してくれるはず。説得ではなく納得という言葉が本当に適切やと思います。これを読んだら
「得意先がア○やから」みたいな発言は全部自分に向けられることに気づくことになります(笑)
一冊の本という素晴らしいプレゼンでした。 -
プレゼンを仕事としている人は、プレゼンを商品として考える。うまく話すのではなく受けて手にどう伝わるかを考える。だからプレゼンのリハーサルはプレゼンターがするのではなく別の人にやらせ聞く側で自分の作ったプレゼンを見る。内容はエレベーターの中で乗って降りるまでに話せるぐらいまで要点が絞ってある。要するにこれですがある。。。。立て板に水のようにうまく話せなくてもよい。目的を果たす為のプレゼン。
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意思決定者に理解してもらい、目的達成をサポートし相手のためになるプレゼンをどう行っていくか?
をロジカルに書かれた本。
全ては「準備」と「組み立て」からなる。
「準備」
まず、プレゼンのゴールイメージを持つこと。
そしてそのイメージを「ひとこと」化すること。これがコンセプトである。
「組み立て」
コンセプトを軸に目次をつくっていきストーリーを構成していく
最も重要なのは、「結論はなんなのか」「なぜそうなるのか」であり、
エレベーターの中でプレゼンできるくらい「ひとこと化」しなければいけない。
「ひとこと化」のポイントは
「短い」「言葉の意味がわかりやすい」「気持ちを動かす」
企画書一頁ごとに「ひとこと化」されているのが理想。
また、実際のプレゼン時には、話のチェックポイントのような意味合いで、三つの言葉だけは事前に決めており、それは
「最初の言葉」「転換の言葉」「最後の言葉」
要は、いかにクライアントに理解してもらうか、クライアントの得になるか分かりやすくしなければいけないということ
そのためにはそれなりの準備が必要であるということを書いてます。
メモ
最近実感してることですが「相手を知る」ということは非常ひ重要。
例えば、クライアントの社長の言葉など。 -
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▼ 100文字感想 ▼
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博報堂のクリエイティブディレクターとして35年のキャ
リアのなかで培った“採用されるプレゼン”の正解を公
開。もうプレゼンが苦手、いつもうまくいかないと悩む
必要ありません。的確にプレゼンの本質がつかめる。
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▼ 5つの共感ポイント ▼
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■的を外さないためにも、話の中心となる軸を、明確にし
ておくのである。「いろいろ話しますが、結局、ひとこ
とでいえばこれです」という部分。そこがはっきりして
いれば、理解にブレがない
■プレゼンの「相手」は、原則としてプレゼンの意思決定
者だと思っていい。「相手」はあくまで個人であって、
組織ではない
■プレゼン成功のキーワード
「ひとこと化」「ざわざわさせる」「小6レベル」
■プレゼンはあくまで受け手に判断の材料を示す場だ。
大切なのは、結論とその根拠が理解されることであり
おもしろいかどうかなど論外だ
■なぜ自分たちのプランは選ばれなかったのか。どこが
まずかったのか。真摯に教えを乞えば、ほぼ間違いな
く相手は応えてくれる -
プレゼンの機会があり、購入。参考になる点が多くあった。特にプレゼンに求められているのは”スジとロジック”である。という主張には同意。
広告代理店という職業柄、端的な文章でまとめられているので非常に読みやすかった。 -
■プレゼンそのものが商品である
■本はプレゼンに共通するところが多い
■本作りは、つねに受け手の理解を念頭に置きつつ進められる。プレゼンの現場に相当する「読む瞬間」に向けて、それだけの準備をしてつくるからこそ≪わかる≫のである。これと同じことをプレゼンでやるべきだ。
■ゴールイメージがなければ物事は動き出さない。最初の一歩を踏み出すきっかけという意味でも、まずはゴールイメージを定めることからはじめるべきだ。
■人間は、新しい考え方や新しい概念に、それほど簡単には共感をもたない(中略)しかし、自分がふだん考えていることや、ふだんから問題意識をもっていることなら、すぐに受け止めることができる
■その人の持論を象徴するようなキーワードに言葉を置き換えて話すようにする
■判断を下すのは組織ではなく、あくまで個人だ
■プレゼンのコンセプトを「ひとこと」で表現する必要がある。
■ひとことでいえないようなプレゼンのコンセプトは、十分な咀嚼がなされていないと思ったほうがいい
■プレゼンのコンセプトを具体的に理解してもらうために必要な「納
得材料の羅列」をつくる
■プレゼンには「序破急」のストーリー展開が望ましい。ゆっくりと入り(序)、さっと展開し(破)、ある程度の勢いをもって結末を迎える(急)
■彼らが求めるのは要点だけだ。結論はなんなのか。なぜそうなるのか。
■要点がわかっているからこそ、長くも、短くも話せる
■肝となるワンフレーズだけは、目立つように扱う
■ポイントは3つだ。「短い」「言葉の意味がわかりやすい」、そして「気持ちを動かす」である
■プレゼンの序盤にはひとつ、データを入れる
■シンボリックデータは、たいていプレゼンの最初で使う。見ればわかるデータに”代わりに語らせる”ことで、提案の視点や考え方を直感的に理解してもらうことができるからだ
■大切なのは、成果を検証する姿勢があるということである。こうあるべきだ、こうするといいのではないかと、いくら崇高な理念や理想を語っても、ただの「いいっぱなし」では無責任だ。受け手にプランを理解してもらおうと思うなら、同じ目線で、同じリスクを感じていなくてはいけない
■プレゼンには、さまざまなバランスを考えて、どちらかといえば2案が適当ではないか
■アイディアの開発は、2回壊して本物になる
■リハーサルでは自分で話したりはしない。原則として、他人が話すものだと私は考えている
■プレゼンの前にはかならず、受け手に自分のことを知らせておくようにしている
■≪ウケ狙い≫は失敗する事が多い
■あえて事前に企画書を配布し、読んでおいてもらうようにする
■話に関しては細かなシナリオなどないほうがいい。すべてアドリブだ。企画書などの資料を見ないで話すことさえ少なくない。だが、話のチェックポイントのような意味合いで、3つの言葉だけは事前に決めておくことにしている。「最初の言葉」「転換の言葉」「最後の言葉」である
■「いろいろなお藩氏をしてまいりましたが、結論はひとことでいえば○○です」
■プレゼンを受けた担当者が、社内で≪プレゼンを代行≫するという事実
■再現が容易なプレゼンであることが望ましい。すなわち拠り所は、話術ではなく、論理でなければならない
■ポイントは≪その先≫を想定できているかどうか
■質問が出るのは、話が理解できなかったからである事が多い。その原因は、プレゼンタ-がわかるように説明できなかったことにある
■プレゼンはテストマーケティングの場 -
この、小沢さんのシリーズは好きです。
まず、見た目がいい。
表紙・本文とも質感やフォントや、余白の塩梅や、その辺がすごくいい。
そして、中味もいい。
今回はずばり、「プロフェッショナルプレゼン。」
私はビジネススキル研修のコース開発と講師をしています。
プレゼンテーション研修はコース責任者なので、かなりいろいろ本も読んでいるし勉強しています。プレゼンテーションは大好きです。
で、この本。
もちろん、広告業界の方の書いた本ですから、状況や出てくる単語は、読まれる方と違うものが多く含まれます。
でも、この本に書かれているのは、本当に核になる部分、エッセンスで、どの業界・どの人にも共通するものです。
それが、平易に、グッと来る感じで書かれています。
シンプルに。
勝った負けた、通った落ちたじゃないんだ、
納得を作るんだ。という言い方ですね。
一読をオススメします。