- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784844326946
作品紹介・あらすじ
説得したいなら、声の使い方だって工夫すべきです-外資系ビジネスマンや弁護士を指導する人気ヴォイスティーチャーが「声のビジネスノウハウ」教えます。
感想・レビュー・書評
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2009年06月 4/50
これはおもしろい。
声での演出、つまりどう伝えるのかについて書かれた本。
内容はもちろんだけど、それをどう伝えるのか。
手法としても興味をもてるし、いい製品であることをどうお客さんにわからせるのか、と考えると広告と同じコミュニケーションを語っているように思える。
メッセージは誰かに伝えるためにある、それであれば伝わりやすい形に整えるのはとても大事な仕事。
相手がとりやすいパスをいかに出すのか。
ただ相手の方向に蹴るだけでは相手にボールは届いてもそこで手間取り、最後のゴールにつながらない。
いいアイデアもただ出しただけでは相手に伝わりづらくて、企画として成立しづらい。
パスの出す先、つまりアイデアが大事なのは前提だけど、出し方が足を引っ張るのはもったいない。
内容はこんな感じ。
とりあえず気になったとこだけ。
声の出し方の具体的な指摘はやってみようと思った。
・ウォーミングアップ
・姿勢
・呼吸
・発声法
相手に印象を与えるための声の使い方も興味ぶかい。
「納得してもらう声」について
→聞き取りやすい・・抜ける声
→知性を感じさせる・・・語尾までしっかり発音する
→自身がうかがえる・・・いいきる
「この人と仕事をしたいと思わせる声」について
→信頼感がある・・・やや低い声
→期待が持てそう・・・張りのあるやや高めの声、スピーディーに話す
→人柄がよさそう・・・素の声
相手との一体感を作る際の会話の入り方と声の使い方、本題での声の使い方、などイメージがわいた。
ケース別の声のレシピもわかりやすい。
さまざま具体的に書いてあったが、基本は相手のことを想像して、どうやったら各シーンでの目的達成に適切なのかを考えること。
全てに共通することだけど、あらためて思った。
1時間もあれば読み終わるので、すきま時間で一度読むといいかもしれません。
意外と発見があります。
ちなみに個人的に感心したのは、以下。
語尾が小さいと知的じゃない。言い切れないと自身がなさそうに見える。
これは周りを見てても思い当たる。仕事する上ではなおさらこのあたりは重要ですよね。
人柄を伝える素の声も取り入れる。
これは仕事中の僕は苦手で、打ち解けた人なら大丈夫なのですけどね、もう少し固くない部分を見せれるようにしたいと思いました。
服装がカジュアルなのはその辺で素の部分をみせて補ってるのかな、とか、スーツじゃないことを正当化してみたw
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2015年22冊目
先日はプレゼンのコツについての本を読んだが、その本を補完すると言っていいだろう。
私は声が通る方では無いので、声のよい方はうらやましいと思う。
本書では、
声の種類
発声練習の仕方
シチュエーションによる声の使い方
を教えてくれる。
天然のよい声を持たない私は本書に書かれているような日々の努力が必要と考える。
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感情のあるプレゼンテーション、メリハリのあるプレゼンテーションをするためのヒント。ウォーミングアップなどある程度、具体的に書いてある。
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ふつう
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「ずっと会いたかった恋人にやっと会えたような気持ちで声をかける」こと(25頁)
相手が望んでいる声を出す。まずは音ありき。
DAGMAR理論(37頁)
1.認知
2.理解
3.確信
4.行動
①「プレゼン声」を探す
自分の声を録音する。チェックポイントを1つずつチェックする。
・大きさ
・高さ
・音色
②下地づくり
1.ウォーミングアップ
(1)顔:表情筋、口・喉、唇、舌
(2)上半身:首、肩、腰を回す
(3)下半身
2.姿勢:まっすぐ、視線はやや上向き、重心は足裏、やや前にし膝をつっぱらない
3.呼吸:腹式呼吸。吸気が先。
③発声法
1.チェストヴォイス(低音):あごを引く。
2.ミドルヴォイス(中音):最初の音に力を入れない。明確なメッセージを伝えたいとき。
3.ヘッドヴォイス(高音):全身を使う。ゆったり、目を開く。
5つの理想的な「いい声」
・張りのある声
・通る声
・やわらかい声
・響く声
・明るい声
エクササイズ1
1.自分の出しやすい声の高さで、息がなくなるまで「ンー」
2.2秒止めて、鼻から吸う。
※4回繰り返し
エクササイズ2
1を「アー」で。
エクササイズ3
1を「アッアッアッ」で。
エクササイズ4
1を「アッエッイッウッエッオッアッオッ」で。