- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784844329824
感想・レビュー・書評
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自炊したファイルをどう扱うかについて知りたかったので購入。知りたかったのは、pdfとJPEGの扱い、カバーの取り込み方、pdfをどのアプリで読むか、なので、どちらかといえば後工程の方にあたる。
少々前の本だが、役に立った。
自炊の手順について、かなり詳細に説明されている。こういう情報は、恐らくweb上には散らばっているのだろうが(本書も元はwebの連載らしい)、こうやって本としてまとまっていると便利だ。
それにしても、アプリをまたがって利用できない電子書籍って本当に不便そうだ。きっとこの先も統一なんてされないんだろうが、amazonなり紀伊国屋なりに依存するってことなので、個人的にはイヤだ。
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(目次)
PART1 ようこそ「自炊」の世界へ
1-1 「自炊」ってなに?
1-2 「自炊」のメリット・デメリット
1-3 こんな本を「自炊」するとイイ!
1-4 「自炊」に向かない本もある
1-5 「自炊」でこれをやってはいけない!
<スペシャルインタビュー>
ここが知りたい!「自炊」の法律
自炊をめぐる法律問題--そこから見える電子出版の未来 福井建策
「自炊」活用MYスタイル(1)
必要なものを必要な時だけ~裁断しない自炊スタイル 澤村潤一郎
「自炊」活用MYスタイル(2)
自作アプリで写真集もiPadで楽しむ 大江和久
「自炊」活用MYスタイル(3)
パッドがすり減るまで自炊して見えてきたこと いくるみかおる
PART2 実践「自炊」ガイド
2-1 「自炊」に必要な機材・これがおすすめ
2-2 「自炊」用電子ブックリーダー選びのポイント
2-3 自炊の手順1 本をバラバラにする
2-4 自炊の手順2 スキャンする
2-5 自炊の手順3 データの管理
2-6 電子ブックリーダーで読む詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
今さらながら読んでみました。本を電子化するための方法、そして自炊代行の法的な問題点などが書かれていました。著者の文章を日頃ネットで読んでいたので、ほぼ知っていることが書かれていた。2010年当時の自炊ブームのころを思い出して懐かしかった。
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たまった本を自炊してみました。しょっちゅうは読まない、捨ててしまうと二度と出会えないだろうけど、もう一度読みたくなりそうな予感のする本は裁断→スキャナ→保存は有効だと思います。
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役に立つような、そうでもないような。ビミョーだなあ。
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p102
解像度は基本的に「ファイン」(カラー/グレースケール200dpi、白黒400dpi相当9で、カラーモードは自動認識ではなく、そのつどカラー/グレースケールを切り替えて、カラーページと本文を別々にスキャンしています。
p117
「白黒2値・ClearScan」で取り込むようになりました。
p120
ClearScan アドビAcrobatに搭載されているOCR機能のひとつ。文字の見栄えをほとんど損なうことなく、ファイルサイズを最適化する。
長尺モード ScanSnapの読み取りボタンを長押しすると、長尺モードに変更されるオートシートフィーダにセットできれば、長い原稿もそのまま読み取れる。
p220
PDFはOCR処理ができて、JPEGはできない
PDFはそのままでは画像の補正ができないが、JPEGはできる
p221
ただし、高解像度のデータはその分ディスク容量が必要になり、変換の手間もかかるので、必要以上に解像度を高くしすぎるとあとがたいへんです。再入手が困難な本のみ600dpiの高解像度にする、というように、自分でガイドラインを決めておくとよいでしょう。
p224
PDFのファイルサイズ
カラー…38.3Mバイト(300dpi)
グレースケール…41.4M(300dpi)
白黒2値…3.1M(600dpi)
p225
ちなみに解像度については、300dpiからワンランク上の600dpiに変更しても、ファイルサイズが肥大化するわりに、画面上での見た目はそれほど変わりません。
p227
原稿種類/画質の選択/カラーモード/圧縮率/読み取り面の選択/継続読み取り/白黒読み取りの濃度/文字をくっきりします/白紙ページを自動的に削除します/文字列の傾きを自動的に補正します/原稿の向きを自動的補正します/原稿を上向きにしてセットします
【カラー】
スーパーファイン(300dpi)/カラー/3/両面読み取り/ON/-/OFF/OFF/OFF/OFF/OFF
【白黒(写真・イラストあり)】
スーパーファイン(300dpi)/グレー/3/両面読み取り/ON/-/ON/OFF/OFF/OFF/OFF
【白黒(文字のみ)】
スーパーファイン(600dpi)/白黒/3/両面読み取り/ON/-2/ON/OFF/OFF/OFF/OFF
【カバー/帯】
スーパーファイン(300dpi)/カラー/3/片面読み取り/OFF/-/ON/ON/OFF/OFF/ON
p254
GIMP 色⇒レベル⇒色レベルの調整⇒色レベルの調整
カラーページの色調補正 色⇒自動調整⇒正規化
p270
PDFの圧縮には、Adobe Acrobatを使います。Acrobatの「ファイルサイズを縮小」機能は、自炊データの容量節約には最適です。ファイルによっては、およそ80%近くフィルサイズを小さくできる場合もあるけど、効果は絶大です。
p271
文章⇒スキャンされたPDFの最適化
==アマゾンの内容紹介==
ふえ続ける"積ん読"本の置き場に困っているなら、「自炊」がオススメ!
スキャンしてデータ化すれば、置き場所いらずでどこでも読める!
予算別機材選びから裁断・スキャンのコツ、各リーダーで読むポイントまで、
「自炊」のすべてを実践的にアドバイス!
著作権など「自炊」にまつわる法律についても、著作権の第一人者、福井健策弁護士の
インタビューでしっかりフォロー。安心して「自炊」が始められます。
☆カバーと表紙には裁断用ガイドライン入り☆ 今すぐ「自炊」を試してみてください!
==目次==
PART1 ようこそ「自炊」の世界へ
1-1 「自炊」ってなに?
1-2 「自炊」のメリット・デメリット
1-3 こんな本を「自炊」するとイイ!
1-4 「自炊」に向かない本もある
1-5 「自炊」でこれをやってはいけない!
<スペシャルインタビュー>
ここが知りたい!「自炊」の法律
自炊をめぐる法律問題--そこから見える電子出版の未来 福井建策
「自炊」活用MYスタイル(1)
必要なものを必要な時だけ~裁断しない自炊スタイル 澤村潤一郎
「自炊」活用MYスタイル(2)
自作アプリで写真集もiPadで楽しむ 大江和久
「自炊」活用MYスタイル(3)
パッドがすり減るまで自炊して見えてきたこと いくるみかおる
PART2 実践「自炊」ガイド
2-1 「自炊」に必要な機材・これがおすすめ
2-2 「自炊」用電子ブックリーダー選びのポイント
2-3 自炊の手順1 本をバラバラにする
2-4 自炊の手順2 スキャンする
2-5 自炊の手順3 データの管理
2-6 電子ブックリーダーで読む -
最近でもまだはやっていると思われる電子書籍自炊の解説本。自炊に関する法律の部分に書いてある内容は私もきちんと把握してないところがありなかなか有益でした。ただ、やっぱり本を切断するには少なからず抵抗があります。とりあえず雑誌から始めようと思っています。
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自炊について全く知識がなかったので、とても参考になった。スキャナー、裁断機、ソフトウェアの操作等、必要な情報はほぼ網羅されていると思われる。
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ScanSnap S1500を愛用していることもあり、実践的で参考になった。
弁護士に聞く著作権問題の記事は「なるほど、確かに」と思わせる説得力。 -
「自炊」をこれから始めようとか、検討している人に向いている本です。自分もそのうち自炊を始めようかと思っていて、情報を得るために読みました。
自炊の手順や、必要なもの、著作権に関して注意すべきことなど、自炊全般にわたってのガイドになります。裁断機のこと、スキャナのこと、電子書籍を読むデバイスとなるkindle・ipad・iphone・androidのことなど、これらを購入・使う上での注意点が書かれています。
ちょうどいい感じにまとまっているので、これだけ読めば自炊を始めるかどうか十分判断できそうです。 -
内容そのものはインターネットに転がっているが、自炊のノウハウがこの1冊に詰まっており手間が省けた。
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「自炊」とは・・・書籍をデジタルデータ化してPCや電子ブックリーダーで読めるようにすることだそうです。
紙の本を、糸や糊で綴じた背の部分を裁断してバラバラにし、1枚毎にドキュメントスキャンしてPCに取り込む。
書籍を保管するスペースを大きく減らすことができ、検索も容易である。が、反面デメリットもある。作業に時間がかかる。法律(著作権法)に注意しなければならない。他は紙の書籍とデジタル書籍の差に由来する。
「自炊」の語源は「自分で本の内容を吸い上げる」からきていると書かれているのだが、やはり「自分で炊事」だろう、どう見ても。
はいはい、そうです、私も勘違いして手に取りました。
しかし結果オーライ、面白くて為になりました! -
料理の本かと間違って予約。ぱらっと見て読まずに返却。
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自炊の手順と、各機材、リーダーソフトの解説、委託サービスの紹介と現状の法解釈が確認できる。
この本自体が、裁断用切り取り線が印刷されていて、はじめの一歩が促されるw
すでに自炊をしている人達のインタビューもあり、
それぞれの必要に応じた選択は、参考になる。
選択肢は多いほうがいい。
あとは、第一次生産者が、疲弊しない流れが出来るといいなと。
私の場合は当分、
紙媒体で購入→読む→再読したい書籍は、自炊、もう満足なら、古本屋→自炊後の紙は、古紙屋へ処分。
最近の災害の拡大を思うにつけ、
再起には、宵越しの金は持たないはいき過ぎだろうが、
負債と荷物は、できるだけ避けたいと思う。
そのうち、デジタル化出来る物は、月定額制で、アクセス権を買えば、閲覧・鑑賞出来る仕組みができれば、必要な時に必要なだけ触れられて、住空間は、広く使えるのになあと、思っている。 -
最近話題の自炊について具体的な方法やデータの管理の仕方、法的な問題まで幅広く取り上げられていたので参考になりました。
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自炊を考えてるけど、道具の選択は何を基準に考えたらいい?とか、取り込みからデータを作成する手順をコツも含めて丁寧な解説だと思った。
特に「自炊に向かない本」は始める前の盲点で、余り語られているところを見たことが無いので、自分の考えてる利用シーン/シナリオで使えるかどうかを考える目安になるので、ありがたい。 -
書籍を「自炊」するにあたって、著作権の注意からアプリの操作にまで一通り余すところなく説明されている。この一冊で充分「自炊」にチャレンジできる。個人的には本の裁断方法、ScanSnapの設定がとても参考になった。
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本の裁断方法、スキャンのコツ、リーダーについて法律問題など「自炊」実践に当たり直面する問題が網羅されている。自炊実践者へのインタビューもあり。
各項目は具体的に詳しく説明されており、恐らくは著者自身の試行錯誤の結実と思われる、ここはこうしてはいけない、などのアドバイスが参考になる。
本書を手引きとして、自宅の本や資料の山問題の解決が進むと思う。