アンドロイド・ジャパン ―日本企業の命運を握るプラットフォーム―

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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784844330356

感想・レビュー・書評

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  • 本書では、携帯からスマートフォンまでを通じてこれ程までに普及発展した背景と経緯、そしてこれらが「この先いかに私たちの日常生活に関わってくるのか」「日本の産業の今後にどう影響するのか」などの近未来予測が、具体例を挙げながら詳しく説明がなされています。
    聞くところによると本書は、スマホの動向に興味のある一般の読者以外にも、IT事業に関係する各省庁などでも「必携の書」として広く愛読されているのだとか。
    ただ読んで面白いだけでなく、日本の将来を知る意味においても一読の価値ある良書です。
    http://ameblo.jp/happybookreviews/entry-11262499799.html

  • 著者の木寺氏とは一度一緒の場で飲む機会があった。そのときにAndroidの本を書いているということを聞いていた。その頃からもずいぶんと状況が変わり続けているので、こういった最新情報を盛り込んだ本を書くのは苦労をされたことだろう。

    その黎明期からJava関わってきた著者は、Androidの隆盛には思いひとしおであることが感じられる。また、OHA(Open Handset Alliance)はODA(Open Device Alliance)に名称変更した方がいいんではないかとするくらい、ハンドセットを超えた更なる適用拡大の可能性にも各所で言及している。
    AndroidとJAVAのオープン性を大きく持ち上げるが、一方さらにオープンなHTML5などのWebサービスが将来は主流になるだろうとも予測している。こちらの議論には大きく踏み込んでいないが興味深いテーマになってくると思う。

    著者はAndroidというオープンプラットフォームの広がりは、プラットフォーム作りは苦手だが、デバイスの作り込みの技術と先進的モバイルインターネットの経験を持つ日本に結果として有利に働くはずだと分析する。しかし残念ながら現時点ではそのようになっているとは思えない。グローバルに素早く製品を展開できる力を持っている中韓のメーカーと、ネット親和性が強いシリコンバレーのソフトウェア企業に有利に働いているように見える。Androidに賭けるのであればもうひと踏ん張りが必要だ。

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    謝辞に会社で隣に座っている同僚の名前が出てきてびっくり。

  • Androidプラットフォームで日本の強みを出せっていう話。将来予測もあってとてもおもしろかった!

  •  日本の携帯を数年前までは機能的には世界の最先端と絶賛しつつ、そのキャリア依存体質を糾弾する。それが故にガラケーと呼ばれるように国際性を無くし、さらに開発費の高騰を招いてると指摘する。その問題を解決するのがオープンソースであるOS、アンドロイドであるとし、これにより国際性とコスト削減の一挙両得と絶賛し、その優位性を次のように挙げている。

    1.ハードウェアを選択できる
    2.ライセンスフリー
    3.「勝手アプリ」を作成できる。
    4.Flashに対応している
    5.プログラム言語にJavaを採用している。

     著者はJavaの創世記からJavaに関わって来たとのことで、ことさらJavaへの思いが強いようだ、HotJava等でJavaアプリを動かす等は私もやったことがあるので、結構共感する。当初、Javaは様々環境でクライアントアプリが動くのが売りであり、Swingコンポーネント等GUIのクラスライブラリが開発されたが、圧倒的シェアを持つWindowsのVB壁を切り崩すことができなかった。この無念を晴らすなら、私もひと脱がせて貰おうかという気になる(笑)

     と言いつつもアンドロイドがJavaアプリの為にあるわけでもなく、HTMLベースのアプリとの使い分けにも言及している。そしてアンドロイドでソフトウェア開発も大きく変わるとして、オフショア開発の増加などでもさんざん指摘されているグローバル化は避けられないとして、できるだけ開発を行わない方法を考え、サービスの企画やユーザインターフェースの設計に注力すべきとしている。

     ここで大切なのは既存のサービスやプログラムに何があるかをリサーチして、それらを徹底的(ユーザにとって何ができるか、そしてAPIを用いてそれが何処まで拡張可能か)に使いこなすことだと思う。今年1月からAndroidを社内で配ったのはやはり正しかったとの思いを強くしました^^v 状況のフォローもマメにやらねばですね☆

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