新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング (できるビジネス)

著者 :
  • インプレス
3.86
  • (102)
  • (136)
  • (102)
  • (21)
  • (3)
本棚登録 : 2648
感想 : 139
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784844338727

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 書籍や映画の感想をうまく書きたいけど、どう書いたらいいかがわからないので購入。

    筆者はナタリーの元編集長。
    新人記者教育をパッケージした本となっている。

    「書きたいことがあるけど、どう書いたらいいかわからない人」に向けたメソッドがこの本にはかかれてある。自分にはぴったりだった。

    メソッドの内容は一言で「いきなり書き始めてはいけない」ということ。
    自分が一番興味深く読めた部分はまさしくその部分を説明した1章で、これから数多くある文章を書く機会に実践しようと思った。

    2章以降は書く前の準備が身についた人へ向けた技術が主となっている。文章を書くことに慣れてきたら、もう一度読み返したい。

  • ライターに対して書かれた本。
    最後まで読んでもらう文章を至高とする。

    Chapter1はロジックそのものの話でとても役に立った。

    残り7割のChapter2〜5は文章の精査の話で、生活していればニュアンスで分かる。
    だが、正しい書き方を学びたければ読むべきだとも言える。
    飛ばし読みくらいが丁度いい後半だった。

  • 1 どんな本?
    コミックナタリーで文章術の新人教育「唐木
    塾を主催する著者が贈る「読者が完読する作文
    の仕方」のノウハウが書いてある本。学のない
    私でも理解できる平易な表現と人気漫画、バン
    ド名を出したキャッチーな例文がある本はこれ
    だけ。

    2 なんで読んだの?
    (1) 単純に文章力を上げたくて。
    (2) 基礎から学びたい。
    (3) 文章を作る上での具体的なTODO

    3 構 成
    全5章77項目大全形式構成205頁
    あらゆる職業の人から書けないと言う悩みを耳
    にする〜から始まり、文章力は簡単だけどかっ
    たるい作業の集積だと終わる。各章末にナタリ
    ーのポリシーが紹介されている。1/3弱が構造
    シートで文章をプラモ化する事に。2/3以上が
    文章のブラッシュアップの構成になっている。

    4 著者の問題提起
    良い文章とは完読される文章である。その方
    法とは?

    5 命題に至った理由
    ナタリーの新人教育である唐木塾の経験から。
    著者のライターとしての経験から。

    6 著者の解
    書く前の準備で文章は決まる。本書で紹介す
    る構造シートとブラッシュアップのテクを使え
    ば完読される文章ができる。

    7 重要な語句・文
    (1) プラモ化
    (2) 何を、どれから、どれくらい?
    (3) 主眼と骨子
    (4) 文章の速度
    (5) ソリッド
    (6) 約物
    (7) 重複は避ける。
    (8) 閉じた言葉、開いた言葉
    (9) 伝聞表現は弱腰感が出る。

    8 感 想
    単純に作文の基礎を学ぶ事ができて良かっ
    た。なんでも準備が大事だと言う事がよく分
    かった。
    刺さったのは構造シート。これなら俺でも
    出来る。まずはこれから。
    深く知りたい事は各種テクニック。理解は
    出来たが一つ一つ使える様になるにはライタ
    ーぐらいの物量が必要だろう。
    人に勧めるならプラモ化。普遍的なテクニ
    ックで何にでも通づる。
    新しい文章力の教室は私には初めての文
    章力の教室だった。

    9 TODO
    (1) 後輩へのお別れの言葉を作る。
    (2) 各種計画は主眼と骨子を。
    (3) 質問する時も構造シートで。

    10 問 い
    概念とは?

    11 答 え
    全部一緒

  • 本書を読む前までは、文章に自分の色を出す、つまり個性を出すのはいい事だと思っていたが、それは違った。書き手が書きたいものではなく、読み手にとっていかに読みやすいか、文章を完読させることを意識しなければいけないんだと学べた。
    何度も読み返して、身につけていきたいと思う。

  • Facebook, Twitter, noteなど、誰もが気軽に文章を書ける時代だからこそ、読みやすい文章、完読される文章を書く力は改めて大事だと思う。
    自分自身を振り返っても、読み始めて5秒以上読み進める文章、最後まで完読する文章はどれだけあるだろう。
    無限に情報に溢れている時代に、時間と労力をかけて発信するからこそ、しっかり読まれる文章づくりをするための基礎づくりは大切だよなと思いました。

  • f.2020/12/1
    p.2015/11/20

  • 文章作成の基礎とコツがライトに書かれた良書。
    編集で推敲する立場としては、指摘したポイントが「なぜ」ダメなのかを併せて言えないと、ライターの育成にならないと感じる。こういったレビューはもちろん、自身が記事を書く際にも役立てられる内容。

  • 苦手を得意に変える文章力とは

    自分の中に眠っている、文章の価値パターンと
    負けパターンを見つけること。

    沢山の事例に目を通して、自分の文と比べると、
    自分が作った文が伝わらないこと、稚拙なこと、
    工夫できる事のテクニック的なヒントを得た。

    チャプターごとのネーミングが絶妙

    感想文の書き方は、自分へのインタビュー!

    今回の書籍の見所は、完読させる→完読には、飽きないこと→飽きない文は、シンプルかつ工夫が盛り沢山!→工夫は本書に書かれてる

  • ナタリーの初代編集長である著者が書いた、早くてわかりやすい文章を書くためのコツをまとめた1冊。

    構造シートや、修飾語句の並べ方など、今日から使えて勉強になった。

  • 良い文章とは完読される文章
    書き始める前に何をどれからどのくらい話すかを決める

唐木元の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
ベン・ホロウィッ...
又吉 直樹
三浦 しをん
リンダ グラット...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×