それは「情報」ではない。―無情報爆発時代を生き抜くためのコミュニケーション・デザイン
- インプレス (2007年5月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (409ページ)
- / ISBN・EAN: 9784844356097
作品紹介・あらすじ
情報をいかに正しく理解し、理解させるか-これがデジタル時代にビジネスを成功させるための鍵である。あらゆる管理者、戦略家、コンサルタント、そしてビジネスマンに捧げる情報ジャングル・サバイバルガイド。
感想・レビュー・書評
-
”2004年7月11日のブログ記事より。
同書にある「事実」についての記述がずっと頭に残っている。
---
私たちが事実を理解しようとすれば、まず観念が先に立つ。たとえば、15人の人にまったく同じ料理を出してどんなものを食べたかを文章にしてもらった場合に、2つとして同じ文章が出てこないのは、このためだ。ある者は味を中心に書くだろうし、ある者は香りや口当たりなどを書くだろう。人はみな、事実は主観だということを忘れがちだ。
---
「事実」というと、唯一絶対の正しいこと、というように思いがちだけど、実際のところはその切り取り方でずいぶんと受け取る印象が変わる。
---
理解するときの鍵は、どの記事も、いかに正確さと客観性に気をつけて書かれていようとも、主観に縛られているという事実を受け入れることにある。
---”詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
-
「無知の専門家」
-
情報から自分に話しかけてくるよう仕向ける。有機的で深い。真の情報を得るためには会話というコミュニケーションを重視し、情報に対して興味と喜びを持つことが肝要。
-
情報+デザインの話が主なんだけど、そして引っかかるところも何箇所かあるんだけど、全体に漂うビジネス書臭が鼻についてどうしても読みきれず。上司と部下の類型と対処とかねー。そこはいらなかった。昔、正剛さんが翻訳したのを読んでみようかな。
-
ワクワクして面白かった。
インフォメーションデザインに関わる人に一読をお勧めします。
インタラクションデザインp.89
人と情報と技術のコミュニケーションp.95
記入用紙のデザインp.145
大垣さんからレンタル -
先の「情報選択の時代」(情報不安症)から
10年経ってなんか進展あったのか?
と自分を振り返る意味も含め、当時、購入したもの。
前著とその前の「理解の秘密」を足して少し構成を
いじっただけの内容だったので
がっかりしたのを覚えている。
ただ、何が情報であるか?は、いまでも色あせない観点であったことは確かである。 -
最初に読んだときは面白かったが、いまはそうでもない。とはいえインフォメーション・アーキテクト史的に重要な本だ。
-
2011/02/24 シゴタノ記事で知る。<br />原題"Information Anxiety 2"<br />前著"Information Anxiety"は松岡正剛訳の邦題『情報選択の時代』(1990年)。<br />2011/03/07 図書館で借りてきた。ボリューム満点でびっくり。本書は、過去の2作を統合増補したとか?とにかく盛りだくさんである。今は読みきれぬ。いずれ買って手元に置くことにする。