- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784844363347
作品紹介・あらすじ
写真撮影は、絞りやシャッタースピード、明るさ、色味などを調整して行います。しかし、これはあくまでカメラ操作という基礎。撮影で重要なのは撮ろうとする写真をイメージできるかどうかです。イメージなしでは、たとえカメラを完璧に使いこなせたとしても自由な表現を行うのは難しいでしょう。本書でご紹介するいくつかのヒントを基にして、自分が撮りたい写真のイメージに活かしていきましょう。
感想・レビュー・書評
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写真家の大和田氏が自身の作品を紹介しながら、写真の撮り方のハウツーを示した一冊だ。
被写界深度、などといった初心者向けの項目もあれば、RAW現像する時の焼き込み、などといった中上級者向けの項目もあり、幅広い。
こうった教科書によくある基本構図の説明などではなく、もう少し踏み込んだ、何を意識して撮るか、ということが語られていて、興味深かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
帯文:”撮りたい写真をしっかりとイメージできていますか?” ”本書でご紹介するいくつかのヒントを基にして、自分が撮りたい写真のイメージに活かしていきましょう。”
目次:はじめに、chapter1 自然、都市、風景写真から見る撮影法、chapter2 一瞬の出合いにレンズを向ける「スナップ」、chapter3 人物の魅力を捉える光の見方「ポートレート」、chapter4 大切な時間の記録「家族写真」、chapter5 光とディテールを観察する「静物写真」 -
まずフレーミング。何を見ようとするのか?どう撮ろうとするのかはフレーミングによって表される。構図はその後に決定。画面の四隅を意識する。白飛びしていると、そこから目線が抜けていってしまう。。
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写真家の大和田良さんの本。
大和田さんの写真は、
綿密な調査や思考などの
対象に対する真摯な態度により、
とても重みのある作品だと思ってます。
どちらかと言うと、日本ではなく欧米の写真に近いような。
そんな大和田さんの著作は他にも出てて、
読んだこともあるのだけど、
今回の著書はより写真の制作の技術的な部分に焦点が当たっている。
最初のほうはなんとなく既知の内容かなと思って読んでいた。
でも、だんだんと大和田さんならではのアイディアが載っていて、
全部が全部受け入れるわけではないけど、
とても参考になる内容だった。
何かで詰まったときにでも読み返したい。