沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘—〈SEOのためのライティング教本〉
- エムディエヌコーポレーション (2016年11月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (632ページ)
- / ISBN・EAN: 9784844366232
感想・レビュー・書評
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噂通りの良書でした。
今まで、ライティング知識が拾い物ばかりで体系化されていませんでしたが、
この本を読んでやっと形になったという実感を得ることがデキました。
2016年の本ですが、未だに色褪せることのない知識しかなかったように感じます。
そして、本の構成に関して、2つの手法を取っていたのが最大の魅力です。
①ストーリー形式+吹き出し会話でライティングの世界にストレスなく没頭できた
②章ごとの末尾に書かれている「まとめ」がかなり簡潔にまとめられているので、自分の頭の中で「答え合わせ」ができる
ブログやホームページを運営している方はとりあえず読んどけって感じです。
ただ、注意点として
・Kindle版ではマーカーが引けない
・拡大が不便で読みづらい
ので「書籍での購入」を強くおすすめします。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
いやぁ〜。勉強になる。
一気読みでした。
論理的に文章を書く。
【伝える】と【伝わる】は
似てるようで全然違う!
改めて気付かされる。
そしてブログを、見ている人は、
文章を読みに来ているわけではない。
情報を求めているのである。。。
極当たり前だけど
読んで気付かされました。
自分も、書評を、書き記している
ブログを運営してるのですけど、
リライト作業が大変だぞ〜笑
メールを使う
ビジネスマンにもオススメの著書です。 -
ブログ運営するなら読んでおく本。
運営している人にもwebライティングの深みが学べる良書。
さらに言うと、ネットの裏が見えるようにもなる本。
分厚いのに読みやすい。
実例があるから分かりやすく理解できる。
私はブログをこれまで3つほど運営してきましたが、それでも新しい知識が得られます。
今のところ代わりになる本はありません。
本気でやれば数万アクセスは間違いない。 -
対話形式で非常にわかりやすい。
そして、ぶっ飛んだ内容が意外と面白い。
Webについての知識がない自分でも非常にわかりやすかったです。
丁寧に読むところと読み流すところとが分かりやすく、分厚いですがすらすら読み進めることができました。 -
ページ数は多いけれど、漫画なので読みやすかったです。
以下のうち、ひとつでも知りたいことがあれば、読むのをオススメします。
➤Googleキーワードプランナー
➤USP(Unique Selling Proposition)
➤文章を読んでもらうために必要なこと
➤SEOに強いコンテンツ作り
➤コンテンツをシェアされるためのテクニック
p91
あるキーワードの「検索意図」を推測するためには、次のような4つの方法があります。
①「Googleキーワードプランナー」を使い、関連キーワードをチェックする
②「Yahoo!知恵袋」や「OKWAVE」などのQ&Aサイトで、該当キーワードに関するQ&A(チェックする
③「NEVERまとめ」などのキュレーションサイトで、閲覧数お多い「まとめ」をチェックする
④Googleでキーワード検索をし、検索結果上位10位までのページを分析する
①「Google Adwors キーワードプランナー」で関連ワードを確認
「Google Adwors キーワードプランナー」とは、キーワードごとの月間検索回数を教えてくれるGoogle提供のツールです。このツールを使えば、該当のキーワードだけでなく、そのキーワードに関連したキーワードの月間検索回数も知ることができます。
p95
あなたがコンテンツを作る際には、ボーンと同じように、検索するユーザーの検索意図を分析し、まずはその検索意図をカバーする情報を徹底的に集めるようにしましょう。その後、集めた情報を整理し、ページに記載すべき情報とそうでない情報とに区別します。
p160
モノがあふれかえっている昨今「なぜ、それを選ぶべきなのか?」という理由付けを必要とする人は増えているわ。
逆に考えると、選ぶべき理由さえ提示できれば、どんな商品も売りやすくなったともいえる。
USPとは「Unique Selling Proposition」という言葉の略で、“ほかにはない独自の強み”のことを指します。
p161
①競合に真似されにくいこと
②競合と同じステージで闘わずに済むこと
163
ネットで何かを購入しようとして検索するユーザーがコンテンツに求めているのは、「どのようにして商品を選んだらよいか?」という情報でありノウハウです。極端な話、コンテンツという形でなくても、「あなたの場合、この商品を買うといいですよ」ということを教えてくれる仕組みがあれば、それで事足りるのです。
p164
①どのサイトよりも、ユーザーが知りたい情報を的確に返している
(例:ほかのページで情報収集する必要がないくらい、スペックが詳細に書かれている)
②どのサイトよりも、ユーザーが抱えると思われる「疑問」や「悩み」に関して、「先回り」して答えを返している
③どのサイトよりも、ユーザーが知りたい情報に素早くアクセスできる(利便性がよい)
④どのサイトよりも、見やすく、わかりやすく情報を発信している
⑤どのサイトよりも、信頼できる
⑥どのサイトよりも情報が新しいコンテンツ
p215
ちなみに、論理的な文章を意識していれば、「共起語」と呼ばれる言葉もたくさん入る。
共起語とは、“あるテーマについて語る際、自然と会話に登場しやすい言葉たち”のことだ。
この共起語が入っている文章はSEOにおいて評価されやすいといわれている。
つまり、論理的な文章を書けば、それがそのままSEOに強い文章になるのだ。
p236
「いい文章を書いているのに、読んでもらえない・・・!」
その理由はいたってシンプル。相手が「読みたい」と思える文章を書けていないから。
□文章を読んでもらうために必要な3つの視点
①感情表現を入れ、自分事化による“共感”を誘発する
②伝えたいことがきちんと伝わるよう、“見やすさ”や“わかりやすさ”にこだわる
③ファーストビュー(冒頭文)で、伝えたいことをまとめる
読み手が共感した文章は、読み手にとっての自分事になるため、「この文章は自分にとって関係があるのか、じゃあ、読んだほうがいいな」という心理になり、文章を読み進めてもらえるようになります。
ただ、読み手に共感してもらうためには、まずこちらから感情を伝えなければいけません。
p237
そして、次に大事なのが、“その感情が誰のものか?”という「感情の発信者」の明示です。感情の発信者の人物像が具体的であればあるほど、その発信者が発する感情は説得性をもち、より深く共感されやすくなります。
p240
共感を誘発するために大切なのは、「感情の発信者」に紐づく「情報」をできるだけ多く伝えることです。
p255
(前略)記事に感情表現をいれるのであれば、できるだけ冒頭に入れることをオススメします。
p260
(前略)「分かりやすさ」を実現するために必要となるのが、「論理」です。
(中略)理解の架け橋を築くためにはどうすればよいのでしょうか?そのためには、“主張”をもとに相手が抱いた「なぜ?」という疑問をすべてクリアにしなければいけません。
「なぜ?」をクリアにするために重要なことは次の3点です。
①“相手がわからない言葉”を使わない
(もし、相手がわからない言葉を使うのであれば、その言葉に関する説明を必ず入れましょう)
②相手が“何に対して”疑問をもっているのかを観察する
③「なぜ?」に対する「理由」を導くための十分な「根拠」をもっている
p268
Webの文章は「結論」→「理由」の順を徹底する
結論を先に伝えることにより、読み手は「なぜ、そういう結論になるのだろう?」と理由を知りたくなります。読み手がそういう気持ちになったところで、ゆっくりと「理由」を述べていけばよいのです。
この順序が逆になってしまうと、記事は途端に読まれにくくなります。なぜなら、Webで文章を読むほとんどの人は、その記事に自分のほしい情報があるかどうかがわからないと、すぐに離脱するからです。
p307
アクセスが期待できるキーワードほど、ライバルも気合いを入れてコンテンツを作っていることが多い
p308
上位検索を狙いたいキーワードが見つかったら、そのキーワードで検索し、検索結果の1ページ目に表示されているページをチェックして、“自分たちがそれらのページよりも検索ユーザーを満足させられるコンテンツを作れるかどうか?”を自問自答してみればいい
p309
1ページ目に上位表示している競合のページをチェックするときは、なぜそれらのページが上位表示しているのか?を徹底的に考える
p310
SEOに強いコンテンツを作るためには、“論理的思考”、すなわち、“ロジカルシンキング”が重要
p334
SEOを成功させるためには、上位表示を狙うキーワードで検索するユーザーの「検索意図」を考えることが大事だとお伝えしました。
それを踏まえると、SEOに強いコンテンツを作るためには、次のような思考プロセスが必要になることがわかります。
①そのコンテンツを届けたいターゲットは誰か?をかんがる
②そのターゲットとなるユーザーは、何のキーワードで、どんな意図をもって検索するか?を考える
③そして、その意図で検索するユーザーは、どんなコンテンツを求めているか?を考える
④そのコンテンツと、自分たちが作ろうとしているコンテンツにズレはないか?をあらためて考える
p335
検索ユーザーに評価され、検索エンジンにも評価されるコンテンツたは、以下のような条件を満たしたコンテンツだと定義付けられるでしょう。
①検索ユーザーの検索意図に合っている
②検索意図を満足させるような専門的な知識を、どこよりもわかりやすく解説している
③検索ユーザーが求める情報を網羅的に扱っており、ほかのページへ移動する必要がない
④コンテンツで扱っている情報が信頼できる
⑤コンテンツの作り手に関する情報が公開されており、その作り手が信頼できる
p609
人は目的をもってコンテンツをシェアする
⚫シェアしたコンテンツの評価を自分の評価へつなげたい
シェアしたコンテンツをきっかけとして、「おもしろいコンテンツをシェアする人だな」「素敵なコンテンツをシェアする人だな」「トレンドに敏感な人だな」と思ってもらいたい
⚫シェアしたコンテンツを使って、自分の立場を表明したい
⚫シェアしたコンテンツをネタに、誰かとディスカッションがしたい
⚫自分が関わりのある人のコンテンツをシェアすることで、「返報性の原理」の発動など、何らかの見返りを期待している
p614
拡散されやすいアイキャッチ画像
⚫情報がわかりやすくまとまっている画像
何らかのノウハウを箇条書きでシンプルにまとめている。
(Twitterのタイムラインは流れるスピードが早いため、情報をできるだけシンプルにまとめたもののほうが拡散されやすい)
⚫思わずツッコミたくなる要素がある画像
⚫アイキャッチ画像をシェアするだけで、コンテンツを見ずとも、コンテンツをシェアする目的を叶えられる画像
たとえば、アイキャッチ画像がすでにクールな場合、アイキャッチ画像をシェアするだけで、自分のセンスのよさをアピールできる。
p617
「たとえ話」を用いて、読み手の「自分事」につなげる
読み手の記憶の中にある知見を使った「たとえ話」は、相手の脳の負担を軽減でき、読み手が文章を理解する手助けにもなります。
p618
この「たとえ話」を用いたテクニックは、読み手をワクワクさせるという点でとても有効です。
実はテレビなどでよく見かけるお笑い芸人のネタのほとんどは「たとえ話」。多くの人が思わず「あるある」とうなづいてしまうようなネタを、「たとえ話」を用いておもしろおかしく演出しているのです。そうすることで、自分のネタ
相手の「自分事」にしつつ、話に引き込んでいます。
ちなみに、実力のあるお笑い芸人は、たくさんの「たとえ話」の“引き出し”をもっているといわれています。 -
Webマーケティングと言えばこれ!と先輩におすすめいただいた本。マンガ形式で読みやすいことに加え、要所要所には詳しい解説付きで、今すぐ試せる策を学ぶことができました。
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読みやすくわかりやすい。次のアクションを決めやすいフレームワークやノウハウの紹介があるところも良いです。
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とても分かりやすかった!
ブログやサイトを立ち上げる人には必読書ですね。
何度も読み返して行きます! -
ストーリー仕立てですらすらとwebマーケティングを教えてくれる本。
文章だけではかったるい人におすすめ
コンテンツを愛する松尾さんらしい一冊! -
#Webライター だけど、SEOは苦手だから読んだ。
この一冊がSEOを分かりやすく解説してる。
ストーリー形式なのもGOOD。仕事机の本棚に置いて、いつでも見られるようにした。