経営のやってはいけない! ~残念な会社にしないための95項目~

著者 :
  • クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784844371120

感想・レビュー・書評

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  • 経営者の心構えを95のトピックスにまとめたもの。

    書いてあることは、どれも基本的なことなので、どちらかというと、これから起業を目指す人向けの本かと思います。

  • 著者は、数多くの起業家を支援し、過去にドリームゲートの東北北
    海道地区No.1アドバイザーにも輝いた税理士の岩松正記氏。

    山一證券で同期トップクラスの成績を収め、数多くのクライアント、
    そして山一證券自体の失敗も目撃した著者が、会社を潰さないため
    の裏ノウハウを、歯に衣着せずに述べています。

    経営でやってはいけないムダ、従業員に期待してはいけないこと、
    成長企業を襲う誘惑の数々…。

    スッキリした表紙とは裏腹に、じつに泥臭い起業・経営のノウハウ
    が書かれています。

    通常、起業する際には、企業理念や就業規則、社会保険は必須。で
    きれば助成金を取ったり、営業のために「会」「団体」に入る、と
    いうのが一般に言われていることですが、本書では、そのすべてを
    否定しています。

    起業するためには、一切のムダを省き、営業活動に集中すること。
    会社が小さいうちは従業員に振り回されず、社長自身がしっかりと
    舵をとること。

    そして、たとえ成長しても、上場やおしゃれなオフィスの誘惑に負
    けないこと。

    従業員が読んだら、正直、嫌な思いをしますが、経営者にとっては、
    じつに現実的な裏マニュアル。

    以前、角川いつかさんが『成功する男はみな、非情である。』とい
    う本を書かれていましたが、成功する起業家もまた、非情でなけれ
    ばならない、というのが本書のメッセージでしょう。



    現時点で「成功した」などと言っている人の成功事例を聞く時には
    注意しなければならない。その背後にある「しなかったこと」に注
    目すべきなのです

    「企業理念なんて大層なものは要らない。大事なのは利益を出せる
    かどうか。まずは3年間、利益を出し続けなさい。そうすれば、会
    社の存在意義や企業理念などというものは、後から自ずと出来上が
    ってくる」(エイチ・アイ・エス澤田会長)

    「助成金がもらえるから」と必要以上に従業員を雇い入れ、給料の
    負担に加えて社会保険負担にも押し潰されてしまった会社を、私は
    数多く見てきました

    あらかじめ顧客を用意してから独立した経営者は、ほとんどの場合
    好スタートを切って順調な経営を行っています

    営業に自信のない人は経営者になってはいけない

    商売において仲間は不必要

    実はゴルフほど営業に結び付く行事は珍しい

    休みたかったら社長になるな

    共同経営は最悪の選択

    「クレーム客を大事にしろ」は大ウソ

    大手客は大事ですが従属・依存してしまっては大変危険

    自分の会社を潰す方法を一つ一つ「潰していく」ことで、万が一の
    ことがあった場合でも会社は持ちこたえられるはずです

    創業メンバーは未来の幹部にはならない

    従業員はすぐ辞める

    社長の気持ちは従業員には理解できない

    辞表は喜んで受け取り、慰留はしない

    兄は雇っても弟は雇うな

    サラリーマンから起業した場合には、「任意継続」という制度を活
    用し、社会保険へ即加入することは控えた方が得策

    休日出勤していいのは社長だけ

    従業員にコスト意識を語るのはムダ

    従業員に賞与を支払う義務はない

    上場なんて目指すだけムダ

    『経営のやってはいけない!』
    岩松正記・著 クロスメディア・パブリッシング


    ◆目次◆

    序章 成功した人の話を聞いてもムダ
    第1章 マネジメント編
    第2章 人事・労務編
    第3章 給与体系編
    第4章 会社組織編
    第5章 会計・経理・税金編
    第6章 ビジネスモデル編

    序章 成功した人の話を聞いてもムダ
    1章 マネジメント編

     1.企業理念は必要か?
     2.支援組織の世話にはなるな
     3.助成金・奨励金に頼るな

    2章 人事・労務編

     22.創業メンバーは未来の幹部にはならない
     23.従業員はすぐ辞める
     24.従業員教育はムダ

    3章 給与体系編

     40.就業規則は買うな
     41.ボーナスが欲しいなら経営者になるな
     42.社会保険にすぐ入るのは危険

    第4章 会社組織編

     52.中小・べンチヤー企業は「会社」=「社長」
     53.定款は戸籍、登記簿は履歴書
     54.取締役をナメるな

    第5章会計・経理・税会編

     62.会計の知識はいらない
     63.税金の心配をしろ
     64.管理部門に「カネ」と「時間」をかけるな

    第6章ビジネスモデル偏

     78.上場会社の研究はムダ
     79.理想のモデルは教祖
     80.大社長のオーラを知れ

    おわりに

    1.成功者が「やったこと」よりも「やらなかったこと」に着目する
     成功体験談は、いわば「偉人の伝記」みたいなものだと割り切った方がいい。それよりも、やってはいけないことを確認して行った方が、失敗の危険性は少なくなる。「これをやったから成功した」ということよりも、「これをやらなかったから成功した」ということの方が、はるかに再現性が高い。(中略)

     成功者がやったことよりもやらなかったことに着目し、それを実践して行くのです。やらないことを決めることで、やれることは反対に広がっていきます。


    ■2.専門家の話よりも先駆者の体験談
    知っていることとできることは違います。起業家や経営者に必要なのは、単なる知識ではなく、実際に行うための手順。それは、実際に経験した人でないと語り得ないはず。
     だからこそ経営者や起業家は、経験者である先輩経営者の話を聞くべきなのです。専門家の話ももちろん大事ですが、より優先すべきは先駆者の体験談です。成功している経営者の多くが読書家なのは、それを疑似体験できるからに他なりません。
    専門家の話を鵜呑みにせず、多くの体験談を知り、それを自分の糧にすることで、経営者は自らの組織を考えなければなりません。


    ■3.社長は経理業務をするな
     経営者は、起業直後は特に、経理などの作業はまずは奥さんなど家族を使ってやってもらった方がいい。数字は他人に任せず、常に自分の見える位置に置いて、しかもできるだけコストは抑える。そして最も大事な仕事、「営業」に注力すべき。マメな社長に限って「自分の会社の内容は大したことないし手間がかからないから」と言って経理の作業を自分でしたがります。しかし、本来その時間は本業に向けるべきもので、経営者はちよっとでも時間があったら事業拡大のための活動をしなければなりません。


    ■4.便いやすい社員が良い社員
     結局のところ、明るく元気な人がいい。当り前すぎる話なのですが、挨拶ができて気が利いて明るい、これに勝る人材はいません。中小・べンチャー企業にあっては会社の趨勢を決めるのは社長の能力であり、個々の社員に求める仕事の能力などというのは意外とどうにでもなるものです。逆に言えば、社長がする仕事以外の仕事は誰にでもできる。だからこそ、社長が使いやすい、気分よく付き合える社員こそが、会社には求められるのです。


    ■5.給料は「貰う側」と「支払う側」では全く認識が異なる
     月給25万円の給料といっても、貰う側の感覚は、手取りの金額。たとえば独身の場合だと、雇用保険料と社会保険料約3万2千円と源泉所得税5300円を引いた残りの約21万2千円が、本人の受け取っている給料の実感です。
     しかし支払う側の感覚は、25万円に社会保険料の会社負担分の約3万4千円を加えた金額を支払っているというもの。決して21万円しか払っていないなどと思うことはありません。ここですでに、両者のギヤッブは約7万円もあるわけです。


    ■6.中小・べンチヤー企業は「会社」=「社長」
     多くの人が言っていることですが、売上10億円までは社長で決まります。どんな仕組みを作ろうとどんな部下を持とうと、さらにはどんなビジネスモデルを作ろうと結局は社長次第。社長がどう判断するかで勝負は決まってしまいます。
     だからこそ、経営者は自覚を持って進まなければならない。さらには自信を持たなければならない。その裏づけに必要なのは、これは残念ながら本人の努力しか無い。多くの先輩経営者はそのためにたくさんの本を読み、勉強してきました。後に続く我々が先達以上の努力をしなければいけないことは当然です。


    7.成功体験のないビジネスはするな
     商売は結局、自分がこれまでやってきた経験か活かされるものでなければうまくいきません。経験は努力よりも成功への近道。人は経験したことのあるものに対しては自信を持って取りかかるもの。人は達成感を味わうと、もうその刺激では満足しなくなり、より高みを望むようになります。だから、いったん目標を達成すると次からは簡単にその目標はクリアできるようになり、より上のステージを目指すことができるようになる。だから、絶対に経験は必要なのです。

    一応私も税理士なんで、実感として分かる部分はある(しかも結構w)ものの、ここまでぶっちゃける勇気はありません。

    てか、よりによって出版するなんて、「勇者すぐる」気がw

    ちなみに上記ポイントでは、本当にヤバめなのは根こそぎ割愛させて頂いておりますので、あしからず。

    記事を読まれた方に、「私の主張だと思われても困る」のでw

    ところで、どうでもいい話ですが、岩松さんのブログ、「本業絡みなのに背景が黒い」のはいかがなものかとwww


    ◆おそらく、「大手企業の経営者」の書かれた経営本を読みなれている方には、本書の内容は、受け入れにくいものかもしれません。

    ただ、全てがそうだとは言いませんが、そういう経営者の方の「本を出す意義」を考えたら、必ずしも実態に即していない可能性があることはお分かり頂けるハズ。

    一部上場企業の社長さんが「従業員の意見は聞くな」なんて本に書いてしまっては、色々と面倒なコトが起きかねないわけですよ。

    この本には「こんなことは組織コンサルタントが自分たちの仕事を増やすために言っているだけ」と書かれていますがw


    ◆そういう意味で、これからベンチャーとして起業しようとお考えの方なら、本書は必読だと思います。

    とはいえ、一緒に起業を考えている者同士で読んだ場合に、お互い気まずくなる可能性も否定できないのですがw

    何たって第2章の初っ端が「創業メンバーは未来の幹部にはならない」ですからね~。

    社長になるおつもりなら「一人で読むこと推奨」。


    ◆他にも、大企業から中小企業へ転職をお考えの方にも一読をオススメ。

    実際私自身、新卒で大手メーカーに入社し、実は税理士になるまでほとんど中小企業の実態を知らなかった(父も長らく公務員でした)ため、最初は文化の違いに色々と戸惑った記憶がありました。

    もちろん、華麗に起業を目論む方にとっても本音ベースで書かれている本書はきっと役に立つハズ。

    ……逆に「本書を読んで起業を思いとどまる」方も出てきそうですがw

  • Yotsuya

  • 経営とは、公正公平公明にやっているように見えなくてはならないが、公正公平公明にやっていては持たないよ、というお話。
    もちろん、法と倫理は犯してはいけません。

    経営の苦労が開幕見える本です。
    従業員って気楽でいいな〜、と思える本です。

  • とにかく、合理的な考え方です。

    経営するという事は、関係者に対して責任を持つ事ですから『失敗しちゃいました〜。』では許されません。
    だから、合理的に考える必要が有る様です。

    色々な経緯で経営者になっているでしょうし、経営者の個性も有りますから経営の正解を探すのは難しいですが、『してはいけない事』を知る方が近道なのでしょうね。

  • 短時間で読めるので
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    3.0点

  • 利益が出たら、会社の将来のために投資する。節税にもなる。

  • 経営を実行するにあたり、やらなくて良いことが記されている。客観的な知識として面白い。

  • 201112

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