自分の言葉で語る技術

著者 :
  • クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
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  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784844371298

感想・レビュー・書評

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  • 自分の言葉で喋ることにより聞く人に感心が集まり、そして納得する。

  • コピーライターの川上徹也さんの著書。

    「自分の言葉で語る」ための技術について、具体的なポイントを交えながらレクチャーする、ハウツー本。

    本書をまとめると、まず前提条件として、「自分で語っているかどうか」を決めるのは他人であるという。他人から見て、自分の言葉で語っているようにみえることが必要だという。

    人はどうしても何か物事について語るときに、他人から聞いたことやニュースで入手した情報などを引用しながら語ってしまう癖があると思う。いわゆる「受け売り」というもの。

    ところが、それは時に他人を不快にさせる。知識をひけらかしていると思われることがあるためだ。したがって、何かの「受け売り」を連発することはあまり好ましくなく、ときにその人を薄っぺらく魅せる原因になってしまう。

    それを回避するため、本書は「自分で語る」ための基本3ヶ条というものを作っている。

    ・自分の体験から得た発見を具体的に語ること
    ・視点や次元を意識して変えながら語ること
    ・語り方の巧拙よりも、伝えたいという気持ちと勇気を大切にすること

    結構「受け売り」であったり、自分の言葉で語ることができていない人というのは多いと思う。事実、この書評も書き方を間違えれば単なる「受け売り」になってしまう。自分の言葉で書き綴る書評を、引き続き続けて行きたいと思った。

  • 自分の気持ち(考え)をいかに人に共感してもらうえるよるように伝えるかというハウツー本。
    私自身、気持ちや考えを表現するのが上手くないので、このブクログを始めて、読書感想を書く事で自分の感じた事を表現する練習にしているのだが、意識しているのは、本の中からフレーズを抜粋だけするのではなく、自分自身の言葉で語ると言うこと。
    この本のタイトル通りになってしまったが、自分自身の言葉とは、今までの経験から感じた事や自分が思った感情を言葉にするということ。
    起きている事実ではなく、その事実から得た自分自身の考えを表現すると言うフレーズが印象に残っている。
    日々の生活の中で、起こっている物事も意識するだけで質の高い経験となり、それが自分の言葉で語る糧になるものだという事に共感した。
    毎日色んな事を意識的に考え、自分自身の言葉で語る糧にしたいと感じた。

  • シンプルな自己啓発本だと思います。著者の言うとおり,コピペ社会という便利な時代に浸っているが故に,”自”が出るような言葉を発することが出来ないという弊害が出ている世の中です。書いてあることは至極単純かもしれません。ですが,今一度自分自身の言葉を見直してみようかなと思っている方におすすめできる本だと思います。

  • 要は、「相手の心にささる話し方についてのコツをまとめたよ!」というわけだ。なので、ただ読んだだけでは、ただのハウツー本になってしまうので、考えながら読んだ。

    考えたのは、
    話すこと、もっといえばコミュニケーションって何か、ということ。

    結論から言えば、それは「自分と相手との間に共感を作りだす」ことだと思う。

    話し方について言えば、
    具体例を混ぜながら話すのも、
    相手に分かる言葉で話すのも、
    相手に伝えようという思いで話すのも、
    全ては自分の頭の中のイメージ、思い出について相手にも同じように感じてほしい、トレースしてほしいことの表れじゃないだろうかと。

    聞き方について言えば、
    相手の目や、仕草を見るのも、
    相手が一番伝えたいことを引き出そうと質問することも、
    全ては相手の頭の中のイメージを、相手が一番伝えたい形で取り入れようとしている証じゃないだろうかと。

    こうして、いい話し方、いい聞き方ができるようになれば、共感は得られやすくなる。逆に言えば、共感しようという思いが、いい話し方、いい聞き方につながるのではないか。

    コミュニケーション力って、共感する(させる)力、すなわちシェア力じゃなかろうか。

  • ・そもそも文章の目的とは?
    ①相手に自分の気持ちをわかってもらう
    ②相手に自分のお願いを聞いてもらう
    ほぼこの二つしかない。となると、文章のうまい・下手はそこまで重要じゃないかも?
    ⇒伝えたいことを、空気を読まず、矛盾も気にせず、気持ちをこめて語るのみ!

    ・自分の言葉>>>借り物の言葉
    自分の言葉=体験・知識の組み合わせ
    ただ、体験を語るだけでは不十分。
    エピソードやそこからなにを学んだか・感じたか=具体的

    具体的⇔抽象化してみることも大事
    自分で体験して、見て、知ったこと、そこに法則や公式を見いだせないか?
    たとえば(具体化)⇔要するに(抽象化) いったりきたりする

    Change your words, change your world.

  • 「コピペの言葉では誰も動かない」!
    私が今までず~っと悩んできたこと。
    自分の言葉でしゃべらないといけないときに限って言葉が出てこなかった。
    それを解消したくて。

  • ■なぜ「自分の言葉で語る」のは難しい?
    いろいろ頭の中で考えてはいるけど、うまく頭の中で整理できていなかったり、
    適切な表現ができなかったりすることが原因。
    多くの凡人は、周りの影響なしに「確固たる考え」を持っているわけではない。

    ■自分の言葉で語っているように見せる
    ・ポイントは「他人から見て」。
    借り物の言葉でも、自分の中で咀嚼して消化してから、
    違う形でアウトプットすればよい。
    ・敏腕マネージャーになったつもりで、自分という商品を語る。
    「他人から見て」本人らしい言葉だと、自然とオリジナルな言葉になる。
    「手あかのついたありがちな言葉」を使わない。
    ・言葉を借りてもいいが、自分なりにアレンジする。
    アイデア=既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない。
    誰かの言葉でも、自分の経験から感じたことや、本で読んだ知識などを組み合わせると、「自分の言葉」になる。

    ■人の言葉を自分の言葉にする訓練
    ①評論や自己啓発などの分野の本で、売れている作家の本をできるだけ多く読む。
    売れている作家は、多くの人が心の中でもやもやと思っていることを、
    うまく言語化している場合が多い。
    だから、うまく言語化できない自分が参考にするのにぴったり。
    ②「これは自分も同じ事を考えていた」という主張にはふせんを貼る。
    ③ふせんを貼った文章に手を加え、自分の言葉にする作業をする。
    ・作家自身の体験談やエピソードを自分のものに置き換え。
    ・何かしらの比喩を別の比喩を使って説明。
    ・テーマを変える。読書がテーマなら、音楽や映画などに。
    慣れてきたら料理や旅行など、離れたテーマに。
    ・結論や主張の部分も同じ意味でいいので、別の単語を使ってみる。
    文中で作家が使っている独特の言い回しも別の言い回しに。
    自分が持っている知識なども加える。
    文章の順番や構成も変えてみる。

    ■自分の体験から得た発見を具体的に語る。
    ・体験は、自分の言葉を生み出す原動力。
    人がしていない体験を多く積むと、それだけ自分の言葉で語りやすくなる。
    ・ただし、量だけが大事ではない。
    同じ体験をしても、新しい発見を出来る人もいれば、出来ない人もいる。
    ・体験不足は目の付け所でカバーする。
    ふだんから多くの視点をもつ工夫をする。
    (他者の立場で考えたり、いつもの行動を変えたり)

    ■正しい事は、たいていつまらない。
    正しい事を語るのは、リスクをおわないこと。
    なので、人の心にも響かない。

    ■矛盾を恐れない。
    人間には、自分の態度や信念はできるだけ一貫したものでありたいという、
    「一貫性の法則」の性質がある。
    しかし、同時に人間は矛盾を抱えた生きものである。
    文学作品や映画も、人間の矛盾を浮き彫りにする事で、人の心を動かす。

    ■言葉に感情をのせる。
    人の心を揺さぶる可能性が高くなる。

    ■オリジナルの比喩で自分の言葉にする。
    「比喩」や「たとえ話」を上手く使うと、
    物事が感覚的に理解しやすくなり、記憶にも残る。
    話が上手いと言われる人の多くは、たとえ話上手。
    料理やスポーツなどは比喩にしやすいことが多い。

    ■名言に助けてもらう
    自分の意見の前後に名言を入れると、信頼度や説得力が増す。
    ①名言自体がもつ力
    時代を経ても人から人へと伝わるフレーズ。
    名言自体に人の心を動かす力がある。
    ②人間は「権威」に弱い。
    よく知らない書き手の書く事は信じなくても、
    誰もが権威と認めた有名人や偉人の名言は信じる。

    ■次元を変えると自分の言葉になる。
    前提をくつがえすだけで、新しい次元の考えが産まれる可能性が高まる。

    ■言いたい事を一行で言えるようにする。

    ■人類共通のツボ「ストーリーの黄金律」
    欠落した部分がないと、感情移入しにくい。
    肝心なのは、挫折や失敗をどう克服したか。
    ①何かが欠落したor欠落させられた主人公が
    ②無理ではないかと思うほど、遠く険しい目的に向かって
    ③数多くの葛藤や敵対するものを乗り越えていく

    ■聞き手を意識する。
    ・自分をアピールするより、相手のツボを探す。
    売り込みをするときの共通の法則。
    相手にとっては、本当に興味あるのは自分のことだけ。
    ・空気を温めてから語る。
    聞き手によっては、何を話すかより、誰が語るかが大事。

    ■言葉にも「重い」「軽い」がある。
    人やタイミング、語り方によって変わる。
    同じ言葉でも「重く」語っているように聞こえれば、
    自分の言葉で話しているように感じる。

    ■ひとりディベートをしてみる
    ・あるテーマに対して賛否2つの立場に分かれて討論する。
    一方向の立場だけで語るより、文章や語りに厚みが増す。
    ・弁証法を取り入れる。
    まず自分の意見を述べ、次に否定する反論を述べ、
    さらにその反論を論破し、最初の意見に比べて高い次元の新たな自分の意見を展開する。
    ・同じ写真に、正反対のキャッチコピーをつける

    ■「たとえば」と「要するに」を繰り返す。
    具体→「たとえば」具体的なエピソード。感想を「おもしろかった」などで終わらせない。
    抽象→「要するに」特定の視点から見つけた共通する特徴と考え方を抜き出し考える。

  • 自分らしい文章を探そう!

  • 会議に風穴を開ける勇気。
    みんなが実は思っていることを勇気を出してズバリ言う。
    名言、権威の力を借りる。
    五感を総動員して、体験する。語る。
    「ストーリーの黄金律」失敗を語る。
     ①何かが欠落した主人公が
     ②遠く険しい目標に向かって
     ③葛藤や敵対するものを乗り越えていく
    ひとりディベートが説得力のある言葉を産む
    意見と根拠はセットに。

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著者プロフィール

川上徹也(かわかみ てつや)
コピーライター。湘南ストーリーブランディング研究所代表。大阪大学人間科学部卒業後、大手広告会社勤務を経て独立。東京コピーライターズクラブ新人賞、フジサンケイグループ広告大賞制作者賞、広告電通賞、ACC賞など受賞歴多数。特に「経営理念」「企業スローガン」など会社の旗印になる「川上コピー」を得意とする。「物語で売る」という手法を体系化し「ストーリーブランディング」と名づけた第一人者としても知られている。著書は『物を売るバカ』『1行バカ売れ』『「コト消費」の嘘』(いずれも角川新書)など。海外にも多数翻訳されている。
2018年10月、『物を売るバカ2』を刊行。

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