ディズニーと三越で学んできた日本人にしかできない「気づかい」の習慣

著者 :
  • クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
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感想 : 167
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  • Amazon.co.jp ・本 (241ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784844371335

作品紹介・あらすじ

老舗料亭で「心」を習い、三越で「スキル」を極め、ディズニーで「仕組み」を知る。人との付き合い方、育て方、感性の磨き方、全33項目。

感想・レビュー・書評

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  • 久々に心から読んでよかったと思った本。
    料亭で生まれ育ち、三越とディズニーの経験を経たからこそこのような考えを持ち行動してるのだろうなと思った。
    いいことはたくさん書いてあったし、知らないこともいっぱいで面白かった。

    三つ心、六つ躾、九つ言葉、十二文、十五理で末決まる
    この言葉は初めて聞いたのだけれど、いい考えだなと思った。わたしも子どもをこんな風に育てていきたい。

    誠意とは考える前に体が動くこと
    確かに。ほんとにそういうことができる人って体が勝手に動いてるし、それが当たり前だから自分でも気付いてない。でもそれがいい。気付いたらできてる人にわたしもなりたい、なる。

    積み重ねることで、あたりまえの習慣は偉業となる
    ほんとにそうだと思う。最近ようやくそれを意識してきて、毎日小さなことを続けようとしている最中だ。まだまだ習慣にすらなれてないけど、続けて自分の小さな自信にもしたいな。

  • 日本特有のおもてなし精神を大切にしたい。

  • 人と接する上で意識が大切。相手への気づかい、おもてなし、誠意という日本人らしさは忘れてはならない。気づかいとは、楽しむものだと思うと気が楽になる。

  • 「気づかい」とは、面倒なことでも打算的なことでもなく、さりげなく、相手(自分自身ですら)が気づかぬうちにそっと遂げられているもの。
    そして巡り巡っていつか自分に還ってくるもの。
    相手のために、できることを日々ひとつひとつ積み重ねていきたいと感じた。

  • ・気持ちを込めていますか?心を込めていますか?
    ・自分の喜びを追求する行為が、他人の幸福への奉仕につながるものでありたい(本田宗一郎、やりたいことをやれ)
    ・好かれようとすれば誰からも好かれなくなる。嫌われたくないとすれび嫌われる。矛盾のようでリアル。相手を好きと思って接する。
    ・一日一回声をかける
    ・芸人のビートたけしがいて、映画監督の北野武がいて、それを客観的に見ている俺もいる。使い分けてもいいということ。
    ・指導するときに「こうした方がいいよ」と言っても心に入ってこない。ストーリー仕立てで話すとすんなり入る。そのストーリーは自分の経験でもよい。
    ・失敗してもよいことを任せよう。任せければ成長はない。
    ・尊敬されるには「あの時、誰に何をした」ということではなく「いつも、何をしているか。」人はそうして人を判断します。すべては日々の習慣なのです。
    ・コーチング。完全な味方。その人のやりたいことや目標をたるための手伝いをすること。自分で考えさせるよう質問をする。どう思う?それはなぜ?
    そうして当事者意識を持たせ、かんがていなかったことを考えさせる。

  • 実家が料亭で育った、まさに「サービス業の申し子」の著者が、
    日本の気づかい、おもてなしのココロをわかりやすくまとめている。
    サービス業・接客業・営業に従事する人であれば、読んでおくべき書籍。
    この日本特有の文化は、深遠である、と思える。

    文より、各項の見出しの引用文のセンスに脱帽する。

    【ココメモポイント】
    ・部下に大いに働いてもらうコツの1つは、
     部下が働こうとするのを、じゃましないよう
    にするということだと思います
     P.69

    ・相手のことを記憶する
     P.124

    ・三つ心、六つ躾、九つ言葉、十二文、十五理で末決まる(江戸の知恵)
     P.134

    ・「当事者意識を持たせるためにはどうすればいいか?」
     これを、とにかく意識することです。
     P.168

    ・「あの時、誰に何をした」ということではなく、「いつも、何をしているか」
     P.191

    ・朝夕の食事は、うまからずとも褒めて食うべし
     伊達政宗「遺訓」
     P.215

    ・余白を感じ取る、
     行間を読む、
     感性を磨く
     P.228

  • 日本人でよかったと思える内容でした。
    色々なことをシステム化したディズニーでさえ、日本の気遣いを取り入れるのは難しかったと聞いて、誇らしくなりました。
    ここに書いてあることは仕事だけでなく、すべての人間関係や場面に応用できることであり、難しいことが書いてあるわけではないのですが、おもてなしや気遣いというのはとても奥が深いと思いました。

  • きづかいの大切さ。身を持って感じた。私はひとつの関係を壊しちゃったから、その重さを感じてるんだ。
    だから、これからは、人とのつながりを大事にするぞ!

  • 欲しいという前にその気持ちを汲み取り、さりげなく行動する

    自己中ダメ!!

    個に固執するな!
    人と協力しろ!

    大きく見せない!大きくなる!
    見返りを求めない

    たくさん声をかける
    公平に接する

    覚えておく

    誰かにとって欠かせないひとになる

    感謝する

    余白を感じ取る、行間を読む、完成を磨く

    当たり前のことに誇りを持つ
    笑顔であいさつ
    約束を違えない
    人の時間を奪わない
    感情的にならない
    すぐに礼を言う
    ➡イノベーションを起こすために

  • 「気づかい」ができる人というのは、相手の変化を察知し、適切な対応をしているのだと思います。
    武術で相手の気配を察して先手を打つのと同じこと。
    まずは、周りを見渡してみることから始めてみます。
    きっと、気づくことがあるはずです。
    最初は意識的でも構いません。
    そのうち、無意識に気づけるようになるでしょう。

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著者プロフィール

上田比呂志(うえだ・ひろし)
大正時代創業の料亭「橘家」の長男として生まれる。大学卒業後、株式会社三越に入社。社内研修制度に応募し、全国の三越社員約1,200名の中の11人に選出。1年間、世界11か国の人達とディズニーユニバーシティーに通いディズニーマネジメントを学ぶ。その後、グアム三越社長兼ティファニーブティック支配人としてグアムに勤務。そこでの成果が認められ、フロリダディズニーワールドエピコットセンターのジャパンパビリオンにディレクター(取締役)として赴任。ショップ、レストラン、カルチャーの三部門の統括責任者を務める。
現在は三越を退社し、講演、企業研修、執筆、パーソナルコーチングを中心に、日本国内から海外まで精力的に活動中。2020年東京オリンピック・パラリンピックのおもてなし親善大使育成塾講師も務める。
著書に『料亭、三越、ディズニーを経て学んだ 日本人が知っておきたい心を鍛える習慣』(クロスメディア・パブリッシング)、『「気がきく人」の習慣』(アスコム)などがある。

「2020年 『ディズニーと三越で学んできた日本人にしかできない「気づかい」の習慣』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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