1人で100人分の成果を出す軍師の戦略
- クロスメディア・パブリッシング(インプレス) (2014年4月14日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784844373582
感想・レビュー・書評
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歴史上の軍師の人となり、戦略などを、現代的なフレームワークや経営思想に手繰り寄せた本。講演で大人気、との説明があることからも、知識を入れるものというよりも解説書であり、史実自体もどこまでが軍師本人のもので、実際的な現代の戦略に通用するかがかがわかりにくい。
ただ、経営者としての社員や部下への考え方は、リソースが異なる現代と当時でも参考になることが多いことがわかる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
オーディオブックで読了。
戦国時代の名軍師、参謀と呼ばれた人物の人物像や功績から知見を得て、現代のビジネスに応用していこう、という狙いの本。紹介されている人物とテーマは以下の通り。
CHAPTER 1 黒田官兵衛 敵の強みを弱みに変える
CHAPTER 2 竹中半兵衛 国のためなら主君に逆らうことも厭わない
CHAPTER 3 小早川隆景 目先の利益でなく長期的な視野で考える
CHAPTER 4 直江兼続 義を重んじ率先垂範する
CHAPTER 5 山本勘助 不遇に負けない遅咲きの人
CHAPTER 6 太原雪斎 巧みな根回しと外交戦略
CHAPTER 7 片倉景綱 時に主君の手本となり、盾となる
CHAPTER 8 本多正信 出戻りでも信頼を得た、徳川一の嫌われ役
CHAPTER 9 石田三成 豊臣政権NO.1の非凡なマネジメント能力
CHAPTER 10 真田幸村 逆境でも諦めない日本一の兵
戦国好きには純粋に面白い読み物ではあるが、正直軍師にまつわるうんちくの方が立ってしまっていて、現代のビジネスにどう活かすかという部分はちょっと薄い。僕は面白かったのでそれで良かったのだけど、ひとによっては肩すかしを食らうかも知れない。 -
一芸は万芸に通ず。世阿弥
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諸説ある中のエピソードの取り上げられ方が、ちょっとどうなんだろう。
もうちょっと何とかなっただろうと。
色々な軍師の良く知られているエピソードを無理やりビジネスに置き換えて解説。
それぞれの軍師の歴史小説を読んだほうがもっと面白い。 -
黒田官兵衛、竹中半兵衛等戦国時代の軍師10名を採り上げ、その去就を解説。コンサルタントでもある筆者が現代ビジネスにおける示唆を付加するが余り目新しさはない。
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戦国時代の軍師の戦略が現在のビジネスにも活かせるという内容。具体的には、黒田勘兵衛、竹中半兵衛、小早川隆景、石田光成などの軍師が並ぶ。敵の強みを弱みに変える勘兵衛の水攻め。信言は美ならず、美言は信ならずという孫子の言葉通り、直言を褒めた家康のマネジメント。大義を重んじた直江兼続など大河ドラマに出てくるような題材だけど、確かに現在のビジネスに通じるものがある。軍師となるか、将軍となるか。まずは自己分析をしてからか。