「役に立たない」と思う本こそ買え

著者 :
  • dZERO(インプレス)
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本棚登録 : 100
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784844376460

作品紹介・あらすじ

「お天気キャスターの森田さん」は、約60人の気象予報士を擁するウェザーマップ社をはじめ3社を設立し、成功に導いている。「私の現在があるのは膨大な読書量のおかげ」と自己分析し、50年にわたる読書遍歴を公開しながら、本が社会と個人に与える大きなインパクトを解説。「本という文化の衰退」に警鐘を鳴らす。

感想・レビュー・書評

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  • 関心のあるテーマの本を読んでいくと枝葉が別れるように読書にのめり込んでいく体験を著者はされている。
    読書から様々な知識を吸収しているのだろう。
    知識を吸収する事に無駄なことはなく何処で繋がっている。

  • 「人の生き方は読んできた本で決まる」とはまさに名言である。ぼくは、知識が武器であると思っているから本は武器の材料となる。材料の良し悪さで武器の強さも違ってくる。
    役に立たないと思う本とは、今は興味ないと見えてもいつか役に立つたつ本のことである。たとえば、自分の思想と違う本は読まないものだが、あえて読んでみる。思想というのは白か黒かを判断するものではない。白か黒か判らない物の境を判断するものだ。白と黒の混じった灰色の部分を僕たちは生きている。

  • 筆者の多読ぶりとジャンルを選ばず面白そうと持った本に手をだせる柔軟性に感銘を受けた。なるべく買わずに済ませようとしてしまうが、買うという行為も知識を得るうえで重要だなと再確認できたため、お金の許す範囲でちまちまと買っていこうと思う。

  • お天気キャスターの森田さんがそんなに本が好きな方とは思いませんでした。誰でも読むような本を手にとるのではなくて、あえて売れない、なくなってしまうような一冊を手にして読むことを説明しています。同感です。

  • 読書家として、色々なジャンルの書籍を読むと思いますが、それでも自分の好きなジャンルに偏る傾向が大きいのではないでしょうか。

    著者も、その点を踏まえて敢えて選択しそうにない書籍の重要性を説明しています。

    確かに、この書籍で紹介されている作品は、一般的に読む人が少ないのでは無いだろうかと言う物が多数。それ故に、自分が知らない所が分かる部分だけでも読み応えがあります。

    食わず嫌いならぬ、読み嫌いと言ったら良いのでしょうか。今度は、そんな興味ない書籍にも目を向けるなんて言うのも有ですね。

  • お天気キャスターとして有名な森田さんがこんなにも読書家とは知らなかった。読書遍歴と共に様々な本を紹介してくれていてありがたかった。

  • 著者に関しては単にお天気解説者位にしか思っていなかったけど、読書家であり経営者でもあった事には大変驚かされた。

    タイトルにあるように多種多様な本を乱読する事で知識を積み重ねていかれた著者のように、自分自身ももっと読書を通して学んでいきたいと思うと共に読書に対するモチベーションも上げてもらえた一冊です。

  •  果たして本は読まなければいけないものなのでしょうかね。読んで悪い事はないけれど読まなければ生き方が否定されるとなると少し違うような気がするんだが。

     知識の層、知層をいかすには読書は必要なこと、そしてそれを持って何を考え、どう行動するかもそれぞれ自由、ならば好きなものを好きなだけ好きな時に読みこなせたらこれ以上のない幸せなのだろうなというその感覚が大切なのだろう。

     そして、人が読んだ本を追随するのもまた楽しい。森田さんの選んだ本読んでみれば何かは広がるのかな。

     そう感じる人たちはいったいどんな本を読んでいるのだろう。

  • ラジオで聞くトークは、この読書量に支えられているのかと感心する。

  • 自分が買いたいと思った本を買う。
    また今度買おうと思ったら、タイトルも思い出せず買うことができなかった。
    私もそういう経験があるから、買いたいと思ったら、お金があれば買うようにしている。
    いくつか読みたい本があったので、買ってみようと思う。
    自分が興味のない分野でも、読んでみたら意外に面白かったという可能性もあると思うので、貪欲に本を読むようにしていこうと思う。

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著者プロフィール

お天気キャスター、気象予報士。ウェザービジネスを展開する「ウェザーマップ」、気象予報士養成講座を運営する「クリア」の代表取締役。1950年、愛知県に生まれる。日本気象協会東海本部、同東京本部を経て、41歳のときに独立し、フリーランスのお天気キャスターとなる。定年前の独立は、気象協会初。独立後は、天気キャスターとして活動する一方、後進の育成に力を注ぎ、多くの「森田チルドレン」を輩出している。無類の読書好きで、目につく本は片っ端から購入する。蔵書数はあまりに多すぎて不明。著書に『理不尽な気象』(講談社+α新書)、『大手町は、なぜ金曜に雨が降るのか』(梧桐書院)、『なる本気象予報士 改訂第5版(なる本シリーズ 5)』(週刊住宅新聞社)、『雲の不思議がわかる本―種類や形で天気がわかる!(子供の科学サイエンスブックス)』(誠文堂新光社)、『空と天気のふしぎ109』(偕成社)などがある。

「2014年 『「役に立たない」と思う本こそ買え』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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