見えない恐怖 放射線内部被曝

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  • 旬報社
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784845112180

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  • 放射線の内部被曝について科学的医学的な視点から実際のデータなどを交えて説明された一冊。

    今言われている福島や広島の被曝は外部被曝をほとんどとらえていて、一番気をつけるべき内部被曝についてもっと考えたりそうならないようにするべきであると警告されています。

    御用学者や政府よりの評論家はパイロットや放射能の高い地区やレントゲン検査などをとらえて被曝量を今現在の量ではあたかも安全だというようなアナウンスをしているが、広島の原爆による黒い雨や爆心地へ救護などで入市しての内部被曝による被曝などの問題をもっと真剣に考えるべきだと書かれています。

    海外の戦地で使われている劣化ウラン弾やチェルノブイリなどでの被爆被害などはほとんど内部被曝によるものだとよく分かります。

    今の福島の事など考えると、この内部被曝こそ今のこの国が真剣に考えるべきだとまた思いました。

著者プロフィール

1938年生まれ。1964年岐阜県立医科大学卒業、元岐阜大学医学部助教授(放射線医学講座)。現在、岐阜環境医学研究所所長。著書に、『放射能汚染 どう対処するか』(花伝社、2011年、共著)、『見えない恐怖―放射線内部被曝―』(旬報社、2011年)、『改訂第8版 内科学書 Vol.1 内科学総論、臨床症状』(中山書店、2013年、共著)、『Handbuch der inneren Medizin IV 4A』(Springer-Verlag、1984年、共著)など多数。

「2014年 『「脱ひばく」いのちを守る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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