せんせいのつくり方 “これでいいのかな"と考えはじめた“わたし"へ

  • 旬報社
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感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (104ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784845113767

感想・レビュー・書評

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  • 札幌にゆかりのある岩瀬直樹さんの本。

    どうやって、教育者として、教育と関わってきたのか。
    そして、自分はどうありたいのか、どう行動してきたのか
    何を考えてきたのかが、真摯に書かれている。

    読み進めていくうちに、各々が何を思って教師を目指したのか、
    見付けることができるんじゃないかなと思う。
    少なくとも、僕はそうだった。原点回帰こそ、原動力だと思うから。

    子どもたちのわくわくとキラキラのために。

    いまこのタイミングで読めたから、魂に響き、心を込められた。生の現場の声をありままに語っていて、私の中で、いろんな言葉が、いっぺんにつながった。
    ワークと章だてられた構成は、教師の振り返りとして、世代を越えて使えるだろう。これからの時代を生き抜く教師の一冊だなぁと思う。

  • 冬の7冊目。

    凝集性への違和感。
    当たり前を問い直すこと。
    先生としての私、自分自身としての私。
    せんせいの根っこ。
    やり方とあり方。


    この本を見ながら、そしてワークをしながら、実家の縁側でたくさんのことを考えました。
    自分はいつの間にか「どちらかが正解なんだ」という問いかけのマジックにはまっていました。そして、子どもにオーナーシップを渡していくことから遠ざかっていました。


    そういう自分を改めて再確認することができた一冊。
    メモは3ページに。ゴリさん、ありがとう。

  • 担任の先生をしていたとき、このままでいいのかなと思ったことをきっかけに、タイトルに惹かれて手に取った記憶があります。今回、岩瀬先生のことを知る機会があり、この本を再読しました。
    当時も自分の教師観に影響を受けたのですが、改めて読み返してみると、教師が自分を内省することができるすばらしい本だと思いました。
    自己理解を深めるために、このワークを一人でやってもよいし、研修などで仲間とやっても面白いと思いました。
    当時は、「前にならえ」の指導に違和感を感じながら、声に出すことができませんでした。この本をきっかけに、学校の当たり前を問い直して、子どもが真ん中、子どもが大切にされるような学校なってほしいと思います。教育に関わる多くの人に読まれてほしい本だと思いました。

  • あり方もやり方も両方大切

    違和感を大切に

    感情と行動の間をもつ

    当たり前を問い直す

    4つ目が1番響いた。自分が(幼少期の自分が)望まないことを、教室の生徒に強要しているところがある。



    正解はないかもしれないけど、ゆるやかに考え続けておこうという姿勢
    その時々で、これだと思える「最適解や納得解」を積み重ねていきたい

    GRABBSSグラブスの視点をもって見る

  • ちょっと期待していた内容と違う

  • 感想メモ

    ①「最適解」と「納得解」を、今の自分たちなりに探す
    ②「感情→行動」から「感情→間→行動」
    ③クラスは「一人ひとりの成長に向かって一緒に活動すをする」グループで、「共通の目標に向かって一緒に活動をする」グループではない?
    クラスの成果は「一人ひとりが、それぞれの延長線上で伸びていくこと」であって、「クラスの課題や目標を達成すること」ではない?

  • 田川一希先生 おすすめ
    25【専門】374.3-I

    ★ブックリストのコメント
    クラスみんな仲良く協力して、行事を成功させよう!─そんな雰囲気に重苦しさや違和感を覚えたことはありませんか。「理想のクラス」に疑問を投げかける、教育関係の職を志望する学生に読んでほしい1冊です。

  • 今日も怒ってしまった…という自分への嫌悪感。自分はこれでいいのか、生徒のためになっているのかと日々の反省のなかでたまたま見つけた本でしたが、明日から意識していけたらいいなあと優しく前向きになれる本でした。

  • 私は先生になりたいわけではないが、1人、だけどみんなといるという場作りがしたいと思っている。
    それはこの本に出て来る「適度な一体感と適度なバラバラ感。空気圧の低いコミュニティ」という言葉がまさに当てはまる。

  • 374.3

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著者プロフィール

1970年、北海道生まれ。東京学芸大学大学院教育学研究科修士課程修了。埼玉県の公立小学校教諭として、4校で22年間勤め、学習者中心の授業・学級・学校づくりに取り組む。2008年度埼玉県優秀教員表彰。2015年に退職後、東京学芸大学大学院教育学研究科教育実践創成講座准教授に就任。学級経営、カリキュラムデザイン等の授業を通じて、教員養成、現職教員の再教育に取り組んだ。2018年3月に退職し、一般社団法人軽井沢風越学園設立準備財団副理事長に就任。2020年4月に幼小中混在校の軽井沢風越学園の開校を目指している。教師教育学会所属。大3、高1、小5の3児の父(2018年現在)。
主な著作に、『せんせいのつくり方――“これでいいのかな”と考え始めたわたしへ」(旬報社、2014年)(共著)、『最高のチームになる! クラスづくりの極意』(農文協、2011年)、『最高のクラスのつくり方』(小学館、2010年)他多数。

「2019年 『クリエイティブ・ラーニング』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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