チョコレートを食べたことがないカカオ農園の子どもにきみはチョコレートをあげるか?
- 旬報社 (2024年3月27日発売)


- 本 ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784845118823
作品紹介・あらすじ
カカオ農園の貧しい子どもにチョコレートをあげるべきか? 学校に通わずに働いている少女の作った洋服を着るべきか? 転校してきた外国人の友達に校則違反だがらとピアスを外すように言うべきか? 国際協力と多文化共生をテーマにした“読むワークショップ”。本文に登場するさまざまなディスカッションを通じて、新しい自分を発見できる本。
感想・レビュー・書評
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「平等」と「公正」の定義が分かっているようで分かっていなかった。皆に同じものを与えるのが「平等」。元々の条件の違いを考慮し、皆が同じものを得られるような対応をするのが「公正」。
確かに、発展途上国と先進国にそれぞれ同じものを与えたところで、スタートラインが異なるのだから発展途上国が先進国に追いつくことはできないよなぁ、と納得。 -
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閲覧 -
配架場所・貸出状況はこちらからご確認ください。
https://www.cku.ac.jp/CARIN/CARINOPACLINK.HTM?AL=10280493 -
視野を広く持って生きていきたいと思わせられる本。ひとつの問いに、いくつもの答えがある。その時の状況や立場によって考えは違ってくることを忘れないようにしたいと思った。
もっと考えるために、HPや本が紹介されているので、興味のあったフェアトレードのことから調べてみたい。 -
333/キ
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1番印象に残ったのは、最後の、下里夢美さんへのインタビュー。
タイトルでもある、チョコレートをあげるかあげないかについて、ぐるぐる考えすぎてしまっていたけど、
「これは20年前位の話だ」という言葉が、目から鱗というか、自分の中の偏見を見せられた気がした。
アフリカの国々は貧しいと思っていて、その知識をベースに語っていたことを恥ずかしく思った。
自分の考えを出すことと同時に、知識をつけることが大事なんだと気づかされた。 -
女子栄養大学図書館OPAC▼https://opac.eiyo.ac.jp/detail?bbid=2000069595
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いわゆる発展途上国(低賃金労働やインフラ整備)を支援するにあたって何が大切なのか。貧しい国に行くと「これ買って」「お金恵んで」「何かちょうだい」と私たち観光客に寄って来る大人、子どもがいて、そこで施すことは簡単だけどそれで何になるんだろう?また次来た観光客に同じことをしても…自分でお金を稼げる、子どもなら学校に行って働ける学力をつける方がいいのになあ。でも今の私には何もできないなあ。と考えさせられるが、この本もそういうことについて議論?をしていた。