- Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
- / ISBN・EAN: 9784845405862
感想・レビュー・書評
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なんか事件があると、「そのエネルギーをモテる努力に使えばいいのに」って言う人がいる。
そりゃそうだけど「モテる努力」ほど、裏目に出やすいものはない。モテるためにがんばるほど、モテなくなるのは珍しくない。
そうなって、ぐるぐる思考に陥って「逃げ場なし」な心理になり、キレちゃってお縄を頂戴しちゃうわけだ。
この本には、「正しいモテる努力」の仕方が書いてある。
ポイントは、孤独に耐えるための自分の居場所をつくるということ。
僕は「恋愛に依存しない生き方」が重要だと捉えた。
「モテない」ということをこじらせている人に効く本だ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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「ちゃんと考えられる人」が「暗くて重たい」というのは、誤解です。
暗くなる、ってことは「考えが堂々めぐりをしてる」ってことなんです。43
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ギラギラしてるあなたがしでかしそうな、もっともマズい失敗は、あせるあまりナンパされたがってない女性にまで声をかけてしまうことです。土俵に乗る気のない相手を、無理やり乗せようとする。128
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「ああ、これにはハマれないかなー」とつくづく思ったら、そこにかなりイイ女がいたとしても未練を持たず、辞めたほうが賢明です。
心から好きなことにハマってない人間は、臆病さを克服できないから。160
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「ブスの深情け」とはかぎりませんが、性格が面白かったり、なんとなくカンジがよかったり、こっちと会話が噛みあいやすい女性というのは、もともとなんらかのコンプレックスや、臆病さ、バカさを持ち、それをちゃんと自分で認めて克服した女性に多いように、筆者は感じます。164
早い話が「キモチワルくない女」が「いい女」。165
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世の男性に対して、視点をとにかく下から下から向けながら語りかけてくれるので、意外にも素晴らしい一冊。
良かった言葉の数々。
モテる男のセクシーさとは、セクシーなのにぎらぎらしていない、清潔感があるのにスケベってやつです。
自分のぎらぎらを否定するのではなく、「でもぎらぎらしてる俺って馬鹿だな~」と思えるようになろう。
と、エロ系のネタが満載となるがかなりコミュニケーションのテクニックとして参考となるところが多数あり。
「自分の”平凡な仕事”が心から好きで、それ以外にそんなにやりたいことがないってことは、恥じることではない。それだけで誇りをもっていいことです。自分の人生の一部に、ちゃんとハマってください。本気でハマらなきゃダメですよ。」
これっていい言葉だなぁ。
ちょうど成毛さんの「大人げない大人になれ」にもあった、夢中になれることを貫き通せ、にも通じていることだなと理解。 -
1.オノレを知り、オノレの欲望を知りましょう。
どんなふうにモテたいのか?どんなふうにモテないのか?
なんとかしておいたほうがよいこと。
2 では具体的に、色道修行をしましょう。
どこで出会うか?誰を口説くのか?
どうやって口説くのか?または「恋」とはなんでしょう?
モテる奴は相手と同じ土俵に乗り、同じルールで遊べる方法を考える
他人と(異性と)自分との関係についてちゃんと考える、ってことは「なるべくスムーズに相手と同じ土俵に乗っかって、相手と同じルールで遊べる方法を考えつく」ってことですし、明るい、ってことは「それを、さくっと実行しちゃう意志の力もある」ってことです。
まずは、自分のコンプレックスハの原因が「治すことが可能な」ことなのか、、「ゴマかすことが可能な」ことなのか、どっちも「不可能な」ことなのかを、よく見きわめておきましよう。
次に。治すことやゴマかすことが可能な原因の場合には、それが「治すべき」ことなのか、「あなた自身が主体的に、どうしても、それを治したリゴマかしたりしたい」ことなのか、「どうも今の世の中では、こうじゃないほうがよくモテるということらしいから、治したリゴマかしたりできたらなー」程度のことなのか、この三つのうちのどれなのかを見きわめましょう。(中略)
つまり、かっこいいデブとださいデブのちがいは、おしゃれしてるかしてないか、ではないんです。かっこいいデブは、自分のデブさについて、「オレ、デブだけど、でもこれでいこう」って思って、開き直ってる。だから、おしゃれすると似あう。おしゃれしてるのにださいデブは「デブをごまかそう」と企んでおしゃれしてる。そのちがいです。
あなたは自分がキモチワルがられてることを、自分がおたくであることのせいにしていませんか?
筆者は「おたく必ずしもキモチワルからず」と主張します。あなたは「おたくだからモテてない」んじゃなくて、あなたは「もともとモテない男、つまり自分がコミュニケーションしたい相手と同じ土俵に乗れない男であり、その現実から逃避するために、なにかにハマった」のではないですか?
6.男性の中に住みついている「アニマ」
男性のあなたの中に必ず住みついている女性のことを、心理学のことばで「アニマ」と言います。(中略)
あなたが、ある女性を好きになったとしたら、彼女と、あなたのアニマは、似てるはずなんです。すくなくとも、どっか一点共通占があるはずです。
ばっちり、ぴったり重なっちゃったら、それを「理想の女性が現実に現れた」と言います。さっき「男っぽい男ほど、女っぽいアニマが一人いる」って表現しましたけど、つまり、あなたが硬派な男であるってことは、あなたの中にはすごい強力ででっかいアニマが一人、でーんとひかえてる、ということです。
あなたがナンパ野郎で、毎日いろんな女の子をとっかえひっかえ、どのコと遊んでもそれなりに楽しい、女の子たちもみんなそれぞれ彼をけっこう好きになるとしたら、(ふつうはこういうのを「あいつは女に合わせるのがうまい」と表現しますが)あなたの中には、いろんなタイプのアニマが何人もいる、ということです。
人間は、自分のアニマと似たところのある異性を好きになるんです。
たとえば。これは恋愛とか肉体関係が始まってからのことなんですが、あなたと現実の彼女とが、初めていっしょに泊った。彼女は初めてあなたの前で、メークをおとしてスッピンになった。または補正下着をぜんぷ脱いだ。
それを見て、あなたの心の中の男どもがいっせいに「ウェッ」という気分になったとします。彼女のことを愛してはいても、つい「ウェッ」となっちゃったりするのが男です。そんなとき、あなたのアニマが強い女だったら、「あんたたち、そんな顔するもんじゃないの!」と、あなたの中の男たちを、たしなめます。
すると、現実のあなたは、現実の彼女の前で「ウェッ」という顔をしなくてすみます。そういう男が、モテます。
イトルには「モテ」と入ってますし、実際に女性からモテるためにどうすべきか、について書かれてはいるものの、本書は基本的にはコミュニケーションについての本だと思います。
…とはいいつつも、やたらと「キモチワルい」とか出てくるので、抵抗を感じた方もいらっしゃるかも。
この辺、本書を通して読む限りでは「イケてない」あたりに読み替えると良いような気がします。
ただ、「男性のキモチワルサ」は、女性は感じたとしても、罵倒する場合を除き、決して教えてはくれません。
本書では、多くの場面で、この「キモチワルサ」を指摘しており、今まで気が付かなかった方にとっては、それだけで「目からウロコ」となるハズ。
◆さて、その「キモチワルサ」に関連して、本書の最初の方では、男性を6つに分類しています(このうち、6については、さらに「かしこく見える人」と「かしこいのにバカのふりしてる」の2つに分かれているのですが、それはいいとして)。
1.かんじのいいバカ。
2.かんちがいしてるバカ。
3.臆病なのにバカのふりしてる。
4.バカなのに臆病。
5.考えすぎて臆病。
6.考えられる人だが、臆病すぎない。
2と3は「かんじわるいバカ」で4と5は「暗い人」。
そして2~5が「キモチワルがられる人」であり、そのまままではモテる可能性はまったくない、とのこと。
本書では、それぞれのパターンについて対処法が述べられていますが、詳細は本書にて。
結構キツいこと書かれているので、グサグサくるかもしれませんが……。
◆個人的には、ポイントの6と7に出てくる「アニマ」の話が腑に落ちました。
個人的な趣味で、ナンパ師さんのブログやTwitterをチェックしているのですが、本書のこの部分に当てはめて考えると「なるほど」と思うことしきり。
スゴ腕ナンパ師が「女にあわせるのがうまい」というのは、こういうことだったのか、と。
文庫本の方のアマゾンレビューに「すでにモテてる人にとっても、一読の価値大いにあり」と書かれているのもうなずけます。
と言うワケで、qqilleさん、どうっすかww
ただし、この「アニマ」に関する部分は、筒井康隆氏の『欠陥バスの突撃』という短編小説からヒントを得たとのことなので、収録されているこの本を、今更ながらアマゾンアタック!
陰悩録―リビドー短篇集 (角川文庫)
◆実際に女性を口説く練習の場として、キャバクラや風俗が登場するのは、これまた抵抗がある方もいらっしゃるかもしれません。
ま