本当に役立つ! ピアノ練習法74 17人の指導者が実践する最強のトレーニング (CD付き) (ピアノスタイル)
- リットーミュージック (2012年3月16日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
- / ISBN・EAN: 9784845620500
感想・レビュー・書評
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ピアノ講師達による、練習方法のぐたいてきなコツを紹介した本。
三年ほど前、私もピアノのお稽古を再開した。
今の先生はとても教え上手で、子供のころやみくもに弾いていたところを、直してくださったりする。
昔と今とではフォームも違っていたりして、ちょっとしたカルチャーショックもあったりする。
ただ、コツの中には、人によって合うものも、そうでもないものもあるはず。
そういう意味で、違う先生ならどう説明するかという興味もあって読んでみた。
オクターブのメロディをどうレガートで弾くかなどは、なるほど、と思った。
練習の組み立て方(苦手なところを抽出して弾く、最後のページから練習するなど)も参考になる。
一方、脱力の方法で拳骨奏法というのがあったけれど、これは自分にとってはピンとこなかった。
でも、そういうのは仕方がないと思う。
上に書いたように、学習者の状況は人それぞれで、フィットする方法も違うはずだから。
というわけで、総じて言えばこれはピアノ学習者にはありがたい本だ。
蛇足ながら、p99の譜例2は、ドビュッシーのアラベスク第一番ではなく、ショパンのバラード第一番では?と思うが、どうでしょう?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
いろんな人がやってる(?)練習法、とか指導法。
この手のやつは、いろいろ出てるのだけどこれが一番役に立ったように思う。
ようするに、誰かの一方的なものではなく、多方面からっていうのがよかったのだろう。
うん。指の基礎的なことにしても、これとこれって結局同じことなんじゃないの?ってことをやり方を変えて出しているので、むしろそれの本質がわかる。
ま、本番前には湯船の指をつけるな、とか、ちょっと???なものもないわけじゃないけどね。
でも、それも人によっては、そういう感じ方をするんだ、って新たな認識を生むってことでは、貴重だったと思う。
続も出てるそうなので、購入予定。
あ、ただ付属のCD(あんまり必要ないと思うけど)を表紙の次のページにはりつけるのは、やめてほしいな。
本が開きにくいから。
あんまりなんで、そのページ切り取っちゃったよww