ゲーム音楽史 スーパーマリオとドラクエを始点とするゲーム・ミュージックの歴史

著者 :
  • リットーミュージック
2.96
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本棚登録 : 102
レビュー : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (168ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784845624416

作品紹介・あらすじ

約30年に渡るゲーム音楽の歴史。ゲーム音楽がどのような変化を遂げてきたのかという、"音楽的"な側面はもちろん、作曲者/制作者たちが、厳しい技術制約に対してどう立ち向かってきたかといった"機械的"な部分も細かく解説。ゲーム音楽の進化の課程がこの1冊でわかる!

感想・レビュー・書評

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  • すばらしい。
    主観バリバリなのがむしろ好感。
    自身が歩んできた趣味街道に頷きを与えてくれる一冊。
    2083のインタビューは貴重だと思う。
    ゲーム音楽史は今がまさに旬なのでこれからが楽しみ。

  • 1970年代からビデオゲームをしているジジイゲーマーですが、スーパーマリオ、ドラクエを始点とする、というタイトルに「大丈夫かなあ」と思いつつ予約購入。残念ながら悪い予感が当たりました。筆者の思い入れが強すぎて、「音楽史」ではなく「僕の好きなゲーム音楽の歴史について」といった感じのエッセイになっています。事実誤認の記述が散見されたり、個人の感想を前面に出していて客観性に乏しい内容です。歴史上の画期的な事例としてあげるゲームも「なぜこのゲーム?」と首を傾げてしまうものが多く、「ゲーム音楽史」とは名乗るには厳しい。この本の編集担当者はこの分野の素人だったのかなあ。ゲーム音楽の歴史研究という分野に一石を投じたという意味では貴重な本なので、これを機に、ゲーム業界団体などの支援を受けた本格的な歴史研究が進むと良いのですが。

  • ゲームミュージックは制約から生まれたというのは有名な話だと思うけど、こうやって系統立てて見るとほんとに興味深い。 植松伸夫さんの「おそらく人って、制限がないと可能性を追求しないのではないかと思います」という言葉が印象的でした。 この本で紹介されている楽曲をまとめてCDにするか配信して欲しいけど、権利処理が難しいのかな? ゲームミュージックで一番印象に残っているのは、PC-Engine CD-ROM2のイース3の"Be careful"と"バレスタイン城"。小学生だった当時、米光亮アレンジにどはまりした。その後のPC-Engineのファルコム作品には虜にされて、現在に至る、と。

  • アプローチとして、ハードウェアや音源から、音楽そのものから、もしくは作曲者からと語りかたは色々あるだろうが、それらがごちゃ混ぜになってるので体系的な資料としては扱いにくい。あくまでも読み物。本文はつまらないが、巻末に収録されたインタビューは面白かった。崎元さんは特に、スゴい人だなぁ。

  • 貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
    http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=9784845624416

  • 【超速読】知ってるファミコンのとこだけ。ドラクエ、スーマリ、ドラクエⅢ、ロックマン2。ドラクエ3は同じ条件の3音とは思えないほど厚みがありますが、あのめちゃ速い音の階段(分散和音というらしい)によるものだとのこと。ロックマンのドラム・ビートはもちろん、マリオのステージごとに曲を変えるというのも、初期ファミコンでは見られなかったっつーことは実に画期的だったんですね。

  • 最近注目を浴びつつある、ゲーム音楽史についての本。
    音楽史、としては超有名なライン(前書きにあるように、ファミコンからスーパーファミコン、そしてプレステというメインストリームのタイトルについてが殆どで、その他はちょっと触れる程度)しかフォローされていないよう感じますが、その分ゲーム音楽の最大の特徴「ハード的な制限の側面」が記述の大半を占めているのが面白いです。少々マニアックなのかもしれませんが、幸い私は組み込み系音声処理の経験があったのでなんとなくわかる部分が多く、とても楽しく読んでました。ゲーム音楽のクリエイターは、作曲家であると同時にエンジニアでもあった、というのが本著最大の発見でした。

    こうなると、あわせてもっと詳しいゲーム音楽の系譜というのも欲しくなってきます。ぜひとも早いうちにそれをまとめてくれる人が出てきて欲しいところです。(続刊でもいいのよ?)

  • こんな本を読んだ自分だけど、実は自分はそこまでいろいろなゲームをやる人間じゃなかったので、正直この本に書いてある音楽についてはほとんどどんな曲なのか分からなかった。もしかしたら、説明を読んであの曲だとわかったのは、スーパーマリオブラザーズの地上BGMぐらいかもしれない。
    この本を読んで思ったのは、音楽はともかく、ゲーム音源はソニーあってのことだったんだなと。プレイステーションはもちろんだけど、スーパーファミコンに搭載されていた音源もソニーのSPC700というものだったらしい。そういう意味で、ゲーム音楽史におけるソニーの役割は大きかったんだろうなと思った。
    それと、この本ではあまり深く触れられてないけど、音楽ゲーム(いわゆる、音ゲー)は1996年末にプレイステーションで発売された『パラッパラッパー』から広まったのだとか。案外歴史が浅いジャンルのゲームなんだなと思った。確かに、ゲーム機や音源の性能があがったからこそできるゲームだけど、それ以前には音ゲーってなかったんだろうか。ファミコンの音ゲーとか。

  • こうやってゲーム音楽の歴史をみてみるとひとつの文化になってるなあと思った本。出て来るゲームがドンピシャだなあと思ったら著者とは同年代でした。

    ファミリーコンピュータからプレイステーション2が中心ですが、各年代にどのような音楽があったか、またハードの制約でどのような工夫がされていたのか、どういった作曲家がいたのかなど体系的にわかります。

    ブログはこちら。
    http://blog.livedoor.jp/oda1979/archives/4754814.html

  • 序盤のビットサウンドの解説に一番力が入っていたようだ。ファミコン初期からの名曲は、自由が制限されているからこそ生まれた楽曲であって、メロディのよさはさることながら、その制限の中のやりくりがいかにすごいことかを理解するための一冊。
    後半の作曲家へのインタビューも面白い。音源が発達するウラにはどんな苦悩と工夫があったか。
    気になった音源はすぐにYouTubeで聴けるのだから本当に恵まれた時代だ。ラグランジュポイントの発展的な音源が印象的だった。

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