女生徒 (立東舎 乙女の本棚)

  • 立東舎
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本棚登録 : 144
レビュー : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (96ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784845628780

作品紹介・あらすじ

太宰治の『女生徒』が、ファッションブランドAngelic Prettyなど、乙女心をくすぐる作品で知られるイラストレーター今井キラによって、鮮やかに現代リミックス。全イラスト書き下ろしで贈る、珠玉のコラボレーション。

感想・レビュー・書評

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  • 女の子はお砂糖とスパイスと,素敵な何かでできている(マザーグース)。

    しかしその成分は,子どもから大人になるにつれて,変容していくものだろう。

    しだいに素敵な何かはこぼれていって,醜い何かとなって堆積していることに気づく。

    太宰治の『女生徒』。
    以前から読みたいと思っていたのと,表紙のイラストが気になって手にとった。

    可憐な少女の絵と,描写ごとに変わる文字の色が,女生徒のうつりゆく心情を表しているようで引き込まれた。

    それでいて,あまりにもリアルな描写が,少女の私生活をのぞき見たようで,どうも後ろめたく感じる。

  •  思春期の女の子の自意識と、背伸びと、子どもらしさと。

     男性が書いたんですよね。すごい。
     もちろん絵も素敵。

  • 乙女の本棚シリーズ。これを読むと、太宰が女子に人気があるのが、わかるような気がしてきた。

  • 美しい文章に今井キラの繊細な絵がぴったりで、一生本棚に並べておこうと、静かに誓った。原作となった有明淑の感性には厭というほど共感を覚えた。文章越しに垣間見える彼女には憧れずにはいられない。

  • 第13回毎週ビブリオバトル
    チャンプ本

  • 少女期特有の感情を毒々しく描き表わした太宰治の傑作です!こちらは今井キラさんのメルヘンな絵とともに読めるので、可愛いものが大好きな女子にピッタリ!私もこれを読んで主人公が憎くも愛らしくて大好きになりました。
    毒っ気のある女の子が好きな人はぜひ読んでみて♡

  • ゾクゾクしていた。
    あんまり素晴らしいから。

    視覚の効果が大きいと思う。
    よくこんな文句のつけられないようなものが出来上がったなって。

    が、
    原作を知らないまま読んだため、
    今から原作読んでも、この絵を知らなかったときには戻れない。
    たぶんイメージは先行してしまうだろうなって。
    先に読んでおきたいところではあった。

    でも文章だけだどまた違う味わいを味わえるのかもしれない。

    どちらにしても素晴らしくよくできた一冊だ
    と感じたことに変わりない。

  • 太宰治の『女生徒』に今井キラの挿絵がたっぷり入った、乙女の絵本。
    純粋に小説を楽しみたいならあまりオススメしないが、装丁重視なら文句なしに可愛くてうっとりできる。巻末には最果タヒのエッセイも収録。

    大人になりかけの感受性豊かな少女の1日を通して描かれる思考、心の揺らぎは美しくもあり醜くもあり、その未完成な状態を愛おしく思う。
    いつか読もうと思っていた『女生徒』と、こういうかたちで出会えてよかった。

  • 不安定な女生徒時代。
    もうそんな都市ではなくなったが、
    同年代でも共感することはなかっただろう。
    感受性が強いのか?
    絵の世界が素敵。

  • すてき。

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著者プロフィール

1909年6月、青森県生れ。学生時代から小説の創作を始める。東大仏文科入学を機に上京。在学中に非合法運動に従事するもやがて転向し、以降、本格的な執筆活動を開始する。1935年に「逆行」が第1回芥川賞の次席となり、翌年、第一創作集『晩年』を刊行。1939年に結婚し、「富嶽百景」や「女生徒」、「走れメロス」などを発表。戦後には『斜陽』がベストセラーとなり、流行作家となる。「人間失格」を発表した1948年の6月に、玉川上水で入水自殺。織田作之助、坂口安吾らと共に「新戯作派」「無頼派」と呼ばれた。

「2019年 『太宰治 女性小説セレクション 誰も知らぬ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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