猫町 (立東舎 乙女の本棚)

  • 立東舎
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本棚登録 : 293
感想 : 18
  • Amazon.co.jp ・本 (72ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784845628797

作品紹介・あらすじ

萩原朔太郎の『猫町』が、『刀剣乱舞』のキャラクターデザインなどで知られ、pixivフォロワー21万人超えを誇るイラストレーターしきみによって、鮮やかに現代リミックス。全イラスト書き下ろしで贈る、珠玉のコラボレーション。

感想・レビュー・書評

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  • 「世界の中心で愛を叫ぶ」の主人公・朔太郎は、この萩原朔太郎から名付けられたらしい、と言う話をつい先日きいたけど、全然ぴんとこなかった。ということで初読み。

    タイトルが素晴らしい。猫の町、猫町。
    萩原朔太郎がかつて訪れた温泉街で見かけた不思議な光景について書いた、エッセイのようなものだけど、散文詩風の小説とある。
    或る第四次元の世界——景色の裏側の実在性——を仮想すること。
    視界がぐらぐら揺れて酔って、ふたたび目を開けた時には私も異世界にトリップしたように錯覚してしまう。猫町いいな、行ってみたい。

  • この物語の語り手は、薬物中毒(コカイン・モルヒネ)の幻覚症状でエクスタシイの夢の世界で浮かれ遊んでいましたが、日に日に憔悴し、血色悪く、皮膚の老化が始まります。医師の指導で養生のため棲家の家から附近を30分から1時間散歩するうちに、馴染み風景が東西南北、上下左右が真逆となった不思議な町<猫町>に迷い込んでしまいます。町の街路に充満する猫、猫、猫、どこを見ても猫ばかりでした・・・。この哲学的瞑想の語り手を一匹の<ネズミ>としてイラスト表現された、萩原朔太郎(1886-1942)の昭和10年の作品です。

  • すべりこみ「猫の日」本

    中学生にも文学を手に取らせる、
    「乙女の本棚」シリーズ。
    まるで画集のようです。絵本と言うよりは画集。
    イラストと装丁の力は本当に偉大。
    あの「夢十夜」が乙女の本棚シリーズのおかげで軽くブームになっていたもの、、、。


    この作品も、萩原朔太郎の奇妙な、不思議な世界観の話なんだけれど、イラストと相まってまた趣のある雰囲気に仕上がっています。

  •  人は私の物語を冷笑して、詩人の病的な錯覚であり、具にもつかない妄想の幻影だという。
    (P.62)

  • 「乙女の本棚」シリーズ
    太宰治+今井キラ『女生徒』、萩原朔太郎+しきみ『猫町』、太宰治+紗久楽さわ『葉桜と魔笛』、梶井基次郎+げみ『檸檬』、江戸川乱歩+しきみ『押絵と旅する男』、夢野久作+ホノジロトヲジ『瓶詰地獄』

    立東舎のPR
    不朽の名作が、いま新たによみがえる。
    日本の名作小説と人気イラストレーターのコラボレーションシリーズが登場。
    第1弾は2冊同時発売!
    共通巻末エッセイ:最果タヒ(『夜空はいつでも最高密度の青色だ』『死んでしまう系のぼくらに』など)

    萩原朔太郎の『猫町』が、『刀剣乱舞』のキャラクターデザインなどで知られ、pixivフォロワー21万人超えを誇るイラストレーター・しきみによって、鮮やかに現代リミックス。全イラスト書き下ろしで贈る、珠玉のコラボレーション。
    http://rittorsha.jp/items/15317438.html

  • いつもみている角度とは別の角度から見ることで世界が変わって見える。つまらない風景もきらめいて見えるかもしれない。
    絵が可愛い、何度見ても飽きないと思う

  • 萩原朔太郎さんもっと読みたいなあ。しきみさん絵はとてもすきだけど、文章にアニメ塗りはあまりしっくりこなかった。

  • ちょっと難しいように感じましたが、薬のせいでみえた世界なのですかね??それを何年経っても信じているのもちょっと怖い気もしますが。
    本だからこそ色々と憶測をしながら読めました。
    イラストがとてもいい。画集感覚で読めます(*^^*)

  • (表紙に書かれていない)サブタイトルの「散文詩風な小説」が本書を的確に表現している。萩原朔太郎って読んだことなかったけれど、イラストがあるとイメージが湧くね。しきみさんのイラストは可愛らしくて色っぽくてスタイリッシュで、とても不思議な印象。

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著者プロフィール

一八八六年群馬県生まれ。詩人。一九一三年、北原白秋の雑誌『朱欒』に「みちゆき」ほか五編の詩を発表、作詩活動を始める。この頃、室生犀星の詩に感動して親交を結ぶ。犀星と一五年『卓上噴水』、一六年『感情』の詩誌を創刊。一七年第一詩集『月に吠える』を自費出版。他の著作にアフォリズム集『新しき欲情』、詩集『青猫』『純情小曲集』などがある。一九四二年没。

「2021年 『二魂一体の友』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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