臆病な詩人、街へ出る。 (立東舎)

著者 :
  • 立東舎
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本棚登録 : 68
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784845631797

作品紹介・あらすじ

「早熟」「天才」と騒がれた女子高生は、今やどこにもいない。残されたのは、臆病で夢見がちな冴えない女-。「ないない」尽くしの私は、現実に向き合うことができるのか?18歳で中原中也賞を受賞した著者が、JK詩人からの脱却を図った体当たりエッセイ集。

感想・レビュー・書評

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  • ガラスの針のように繊細な表現の中に、卑屈さや韜晦が入り混じった文章で、そのバランスがすてきだった。タイトルにもあるように、「言葉」や「詩」というジャンルへの強い信頼感を持っているんだろうなあ。

  • 寺山修司よろしく
    書を捨て街に出ようと

    体当たりエッセイを
    キラキラ系ネットメディアcakesで
    連載してたものが本になったもの。

    体験したからと行って人間簡単に考え方が変わるわけでも
    強くなるわけでもない
    いつも、ふみつきさんは臆病でどっちつかず。

    読者にとってはそのグラグラ加減に
    イライラしてしまうかもしれませんが
    その過程を曝け出せるのも個性というか持ち味だと
    思います。

    またそのさらけ出してるのが私の持ち味だと思っていたら
    アーティストのチョーヒカルさんにガツンと食らうとか。

    詩人をやってますというと
    ポエムですか?とか聞いてきた人との乖離に毎回苦しんでる著者がそれでもなぜ詩なのか?と問われた時

    この社会に風穴をあけたいと普段オロオロしているひとがそこだけしっかりと答えた時に
    おぉーというか、にやというか驚かされた。

  • 「早熟」「天才」と騒がれた女子高生も、今や臆病で夢見がちな冴えない女。ないない尽くしの私は、現実に向き合うことができるのか-。JK詩人からの脱却を図った体当たりエッセイ集。『cakes』連載に加筆し単行本化。

    どうして図書館へ予約を入れたのかは忘れたのだが,なかなか面白い。詩も読んでみようかと思った。

  • 時折自分にも当てはまることがあり、ドキッとする。

  • うーん

    この方若いのにね
    冒頭、
    >それでは、いってきます。
    >「臆病な詩人」こと、ちっぽけな私は街へと急ぐ。
    ↑この二行と終盤
    >私は心の中で会釈する。
    >ありがとうございます。またお越しくださいませ。
    ↑この二行

    正気???
    くさいんだよなあ文章、センスが
    そんなことリアルで思うやついるかよw詩人とやらはこうなの?こういう言葉選びで、こういうセンスで、こういう雰囲気醸すの?w

    小説で主人公やら登場人物に言わせてるんじゃなくて、エッセイでこんなことさらりと書いちゃうの??くそださいんだけど

    活字離れやベストセラー作家が生まれないこと、各賞に於ても注目度も特に無くてレベルが下がる一方であること
    実感するよね
    作家はともかく、編集の時点で低レベル

    覚えたぞこの作家

    間違えた、詩人ね
    ポエマーね

    くそつまんねえ、センス皆無

  • この世界が怖い、
    明日が怖い
    過去が怖い
    未来が怖い
    人が怖い

    怖いものなんて
    いくらでもある

    その中で
    頑張らなくてはいけないのは自分で

    自分のためにしか
    頑張れなくて

    努力の仕方を教えてもらえない人は
    一体どうやって 自分の足跡を残していけばいいのか

    傷ついた分だけ 過去という頂は高くそびえる
    未来は地平であるはずなのに
    その峰が 立ちはだかる

    未来へ行くということは
    生きるということと同じ

    未来が怖いということは
    生きることが 怖いということ

    臆病なことが だめなのではなくて
    自信がないことが だめなのではなくて
    狡いことが だめなのではなくて

    そういう自分をしめだして
    遠くに閉じ込めてしまうことで
    自分で自分を 苦しめてしまうことが
    結果的に 未来の自分を だめにしていく

    言葉は灯だと思う
    過去を受け入れつつ 今を受け入れ
    未来へと歩んでいくための 導なのだと

    弱くても 傷ついても
    前に進むことを選んだ人は

    大丈夫
    あなたは強い人 だと思う

    自分を変えたい
    そう思ったなら きっと変えられる

    過去に蓋をして 遠くの場所に置いてきてしまった自分と
    また出会ったら 未来は もっと あなたの味方になる

    挑戦は続く

    その生き方は とても尊い

    文月氏の生き方に 賛辞を贈りたい

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プロフィール

文月悠光(ふづき・ゆみ)。詩人。1991年北海道生まれ。中学時代から雑誌に詩を投稿し始め、16歳で現代詩手帖賞を受賞。
高校3年時に出した第1詩集『適切な世界の適切ならざる私』で、中原中也賞、丸山豊記念現代詩
賞を最年少の18歳で受賞。早稲田大学教育学部在学中に、第2詩集『屋根よりも深々と』を刊行。
NHK全国学校音楽コンクール課題曲の作詞、詩の朗読、書評の執筆など広く活動している。

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