蜜柑 (立東舎 乙女の本棚)

  • 立東舎
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本棚登録 : 80
レビュー : 11
  • Amazon.co.jp ・本 (48ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784845632480

作品紹介・あらすじ

人気シリーズ「乙女の本棚」第7弾は芥川龍之介×イラストレーター・げみのコラボレーション!
小説としても画集としても楽しめる、魅惑の1冊。全イラスト描き下ろし。

私の心の上には、切ないほどはっきりと、この光景が焼きつけられた。
横須賀線に乗った私。発車間際に乗り込んできた小娘と2人きり、列車は動き出すのだが……。

書籍の装画やCDジャケットなどで活躍し、幅広い世代から支持を得ているイラストレーター・げみが芥川龍之介を描く、珠玉のコラボレーション・シリーズです。
自分の本棚に飾っておきたい。大切なあの人にプレゼントしたい。そんな気持ちになる「乙女の本棚」シリーズの1冊。

感想・レビュー・書評

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  • 乙女の本棚シリーズ。
    芥川龍之介の短編。
    げみさんのイラストで。
    絵がつくと印象に残りやすいですね。

  • 素敵!芥川の蜜柑の世界観がイラストと合っていて、絵を見ただけで、あらすじがわかる。

  • 文庫本に収録されているものをかなり前に読んだ時はあまり印象に残っていなかったのですが絵があると違いますね。
    車窓から蜜柑が散る場面の絵が美しくてはっとさせられました。

  • 昔の話ではあるけど、読んで何だかホッとした。

    イライラした気持ちだと周りにあるもの全てが気に食わない。

    でもそんな主人公の気持ちは、たまたま同じ車両に乗り合わせた女の子の行動を目の当たりにする事で穏やかなものになった。

    自分1人の力で暗い気持ちを変える事は難しい。

    自分ではない何かに触れる事によって変えられるのなら、部屋の中で一人悶々と考える事がバカバカしく思えてくる。

    何かに行き詰まった時は何かに触れよう、と改めて思えた一冊でした。

  • <春>作中は冬ですが、読むと心は春になります。オレンジを基調としたイラストとともに、お楽しみください!

  • 芥川龍之介の蜜柑をげみの絵と併せて絵本仕立てになっている。奉公に行く姉が見送りの弟たちに汽車から蜜柑を投げたという短編であるが、芥川の情景描写とげみの絵がうまくマッチしている。

  • 「乙女の本棚」シリーズ。
    文豪の名作短編×人気イラストレーターによる絵本仕立て、よいコンセプトだなー。
    ほかにも
    泉鏡花「外科室」/夏目漱石「夢十夜」/夢野久作「瓶詰地獄」/江戸川乱歩「押絵と旅する男」/梶井基次郎「檸檬」/太宰治「葉桜と魔笛」/萩原朔太郎「猫町」/太宰治「女生徒」
    HPには全9作。検索すると新見南吉の「赤とんぼ」も出版されてるようだから、これからどんどん増えるシリーズなのかもしれない。
    乙女の、というからには耽美、退廃、浪漫っぽい作品が並んでますが、短編×プロの絵というコンセプトは今後増えていくのかもなぁ。SF系でもやってほしいなあ星進一とか筒井康隆とかの、ブラック&シュールな短編とかでも。
    文才に、絵師の解釈と才能をのっけたみたいなかんじで、お得感のあるすてきな1冊。できれば元短編を、絵のない状態でいちど読んでから見れたら、なおさら味深まりそう、です。

  • 優しい色合いの絵本になっていて、読みやすかった。

  • 乙女の本棚シリーズ。
    古典文学と現代イラストのコラボレーション。
    暮れかかる暖色系の景色。
    なぜだか、疲労と倦怠でいら立っている私に起きた出来事。
    「蜜柑」というタイトル。何が起こるんだろう。その瞬間の光景にハッとする。イラストがなければ、このイラストでなければこんなに印象に残らなかっただろう。
    シリーズを毎回楽しみにしている。

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著者プロフィール

小説家(1892-1927)。東京帝国大学文科大学英文学科卒業。創作に励むかたわら、大阪毎日新聞社入社。「鼻」「蜘蛛の糸」など数多くの短編小説の傑作を残した。1927年、服毒自殺。

「2020年 『羅生門・鼻・蜘蛛の糸 芥川龍之介短編集 Rashomon, The Nose, The Spider Thread and Other Stories』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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