かわいい! 少女マンガ・ファッションブック 昭和少女にモードを教えた4人の作家 (立東舎)

著者 : 牧美也子 わたなべまさこ 北島洋子 谷ゆき子

制作 : 倉持 佳代子  図書の家 

• 立東舎 (2020年2月14日発売)

作品紹介・あらすじ

牧美也子、わたなべまさこ、北島洋子、谷ゆき子......。
魅惑のなつかし少女マンガファッションを【全ページ・オールカラー】で紹介！
当時のふろくを彷彿させる「着せ替え人形カード」もついています。

昭和30～40年代の少女マンガ作品や雑誌には、当時の少女たちの心を躍らせたすてきなファッションのイラストが多数掲載されていました。
本書では、そんな「ファッション画」を、牧美也子、わたなべまさこ、北島洋子、谷ゆき子を中心に160点以上ピックアップして再構成しました。
当時の大人気マンガ家へのインタビュー、専門家による解説など、総図版300点を超える、資料としても大変貴重な1冊になっています。

感想・レビュー・書評

[ユウロさんの感想 · 2020年3月16日]

近年まれに見るお気に入りな一冊。昭和レトロ好きにはたまらない。大好きすぎて、満足すぎて、ずっとこの夢のような世界に浸っていたい！

[ofellabutaさんの感想 · 2020年2月24日]

60年代に活躍した少女漫画家、牧美也子、わたなべまさこ、北島洋子、谷ゆき子ら4人のファションイラストについてまとめたもの。世代的にリアルタイムでは知らないけれど、それでも谷ゆき子の絵はなんとなく記憶にはある。谷ゆき子は別として、残り三人は中原淳一や高橋真琴の少女画とは雰囲気が違うのが興味深い。

[NFCC図書館さんの感想 · 2023年11月7日]

牧美也子ファッションブック
わたなべまさこファッションブック
北島洋子ファッションブック
谷ゆき子ファッションブック
専門家対談　ファッションと少女マンガ、その関係―昭和少女を取り巻くファッション事情とは
ファッションと少女マンガ年表
イラストＩＮＤＥＸ
あとがき「少女マンガとファッションがくれた宝物」（倉持佳代子）

[misameさんの感想 · 2022年12月18日]

オールカラーでどのページを開いても楽しい一冊。華やかでキラキラしたファッションはいつの時代も女の子を虜にするものです。当時の少女マンガ誌では描き下ろしのファッションページや、実際に描かれた洋服を作ってプレゼントなんて企画もあったとか羨ましい限り。今でも案外喜ばれる企画だと思います。
当時は洋裁が出来る人が多くいたことが、こうしたイラストにも影響を与えていたことが新鮮な発見でした。

著者プロフィール

牧美也子

神戸生まれ。1957年（昭和32年）、単行本『母恋ワルツ』でデビュー。同年より、月刊少女誌「少女」「少女クラブ」「少女ブック」に掲載開始。67年に発表された人形「リカちゃん」は、当時の牧作品『マキの口笛』『りぼんのワルツ』『銀のかげろう』などのキャラクターからデザインされた。週刊少女誌、ジュニア誌を経て、68年頃から一般誌、週刊青年・女性誌へ執筆の場を移し、新聞、小説誌などの連載イラストや装丁も手がける。74年『緋紋の女』により第３回日本漫画家協会賞優秀賞、75年『星座の女』により第10回カナダモントリオール国際コミックコンテスト第１位、89年『源氏物語』により第34回小学館漫画賞を受賞。『恋人岬』は映画化、『熱愛』『悪女聖書』は連続テレビドラマ化された。

「2021年 『ワイド版 マンガ日本の古典24 好色五人女』 で使われていた紹介文から引用しています。」