約束の猫 (立東舎)

著者 :
  • 立東舎
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本棚登録 : 344
感想 : 29
  • Amazon.co.jp ・本 (112ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784845635573

作品紹介・あらすじ

大人気作家・村山早紀の書き下ろし作品を含む4つの短編に、数多くの装幀で知られるイラストレーター・げみの世界観に寄り添うやさしいイラストが彩る、華麗な1冊。『春の旅人』『トロイメライ』に続くコラボレーション第3弾は、すべてが猫と人間の物語。
オールカラー・全イラスト描き下ろし。

感想・レビュー・書評

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  • 猫好きにはたまらないだろうな。
    犬とは違う人との距離感がわかる短編集です。
    話もイラストも良い作品です。
    この中でも次の2作品は特によかったです。
    「七日間のスノウ」は切ない話でした。
    「春の約束」は心の暖かさを感じました。
    他の話もよかったです。

    あとがきで村山さんとげみさんのコラボは3作目!だったことに気づきました。1作目を読んでいないので近いうちに読みます。

  • あとがきで子供向けの作品、と著者は書いていたけれど「死」「出会いと別れ」というテーマに誠実に向き合っていて大人も十分楽しめる短編集。

    特に「約束の猫」という章が12月にピッタリ。子猫を拾ったお兄さんとの出会いのシーン、時が流れクリスマスのシーンの挿し絵も含めて良かった。

    雪や花びらのように優しさが積み重なっていく一冊。

  • 村山早紀+げみ『約束の猫』小冊子のご案内
    http://rittorsha.jp/s/yakusokunoneko/

    約束の猫 | 立東舎
    http://rittorsha.jp/items/19317407.html

  • 低学年向けの泣ける読み物で(私の中では)ピカイチの「七日間のスノウ」が入ってる‼️
    しかもイラストは「げみ」
    買うしかないでしょ‼️

  • 大好きな村山さんとげみさんのコラボ第3弾!優しい、猫と絡む物語。猫がとっても好き、というわけではないけれど、このおはなしたちはほっこりしていてよかった。
    子どもが流れてしまった女性寄り添った子猫。そのあとに宿った大切な娘。

  • 表紙とタイトルの温かさが目に留まりました。
    「小さなこの子がいるだけで、部屋に明かりが灯ったように、安心できた」
    子供向きかも知れませんが、出会いや別れを経験
    した大人だからこそ響く気がします。
    猫好きの大切な人に教えたくなる優しい本です。

  • 人と猫との出逢いによって、心の隙間を埋めてくれる模様が描かれた短編集です。

    小説だけでなく、イラストレーターのげみさんが描くイラストが全てカラーとなっているので、想像しやすくなり、幻想的な雰囲気にさせてくれました。

    約100ページの量で、値段は税抜きで1500円。高っと思いましたが、全編カラーのイラスト付きとして考えると、妥当なのかなと自分に言い聞かせて購入しました。

    げみさんの作品は初めて?だと思いますが、色彩が鮮やかで心を暖かくさせてくれます。また、明と暗の描き方が立体的に浮かび上がるかのような表現であり、幻想的でした。
    他の作品も見てみたい気持ちにもなりました。
    と思って検索してみると、知っている作品も。

    「崩れる脳を抱きしめて」
    「桜風堂ものがたり」
    「優しい死神の飼い方」

    などなど「あー、あれか」と思うものばかりで改めて幻想的な描写に感銘を受けました。


    小説に着目すると、短編からちょっと中編のものまで全4編入っています。子どもにも読めるよう、難しい字はひらがな表記にしています。生活の1シーンを切り取った話ですが、ファンタジーのような作風に仕上がっているので、現実なんだけれども、現実とは違うような不思議な感覚がありました。

    子ども向けですが、「死」に関する出来事も含まれていて、攻めているといいましょうか、包み隠さず描いています。でも、イラストや文章の力で、暗い気持ちにはならず、温かいオーラを纏ってくれるので、穏やかな優しい気持ちになれました。

    二人ともとても猫を愛しているという雰囲気が、文章やイラストから伝わりました。猫の他愛ない仕草の表現、可愛らしい猫のイラストが、読者の心を燻ってくれるので、猫好きにはたまらないかと思いました。

  • 伎成出版社1999年10月刊七日間のスノウ、岩崎書店2008年2月五千年ぶんの夜/動物だいすき!5ちゃっかりハムスター収録、ポプラ社2016年12月刊春の約束/あなたのとなりにある不思議ぞくぞく編収録、書き下ろし約束の猫、の4つの短編を2020年11月立東舎から刊行。人に寄り添ってくれる素敵な猫が登場するのが楽しい。猫好きの村山さんらしい。

  • 【収録作品】七日間のスノウ/五千年ぶんの夜/春の約束/約束の猫

  • 子猫にまつわる4つの短編で、たくさんの絵とともにほんわかとなる。
    初出は1999年、2008年、2016年、表題作は書き下ろし。

    一番長い「七日間のスノウ」は、小学生の女の子が生まれたての子猫を見つけたけれど、ぜんそくの姉がいて飼えないので、スノウと名付けて廃屋で飼い、夜中も3時間おきに世話をしに通い続ける。1週間経って風邪を引いて熱を出して行けなくなり、姉がスノウを連れてくるが死んでしまう。夢でスノウがありがとうという場面は泣かされる。
    「五千年ぶんの夜」は、父が単身赴任中に母親が入院して一人で心細い少女が、子猫を見つけて世話をすることで寂しくなくなり、猫が五千年前から人間の友達になってきた事を知る。
    「春の約束」は小さな女の子みいこが母親の実家に行って猫に会うはなし。昔母親が最初の子を流産して実家で静養していたとき、庭に来ていた子連れの野良猫に癒やされたけれど、子猫が死んで庭に埋め「人間の子に生まれ変わりなさい」と声をかけたら猫もそう言ったように聞こえたと母親が語ることを、みいこは覚えている気がした。
    「約束の猫」は、額に星のある子猫を拾った身寄りの無い青年が悪い病気が見つかって難しい手術受けて助かるが、代わりに猫が急に死んで夢で「また会いに来る」と約束する。何年か後、子供の生まれた青年の家庭に額に星のある子猫がやってくる。

    猫を飼いたくなって困るハートウォーミングな物語。

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著者プロフィール

1963年長崎県生まれ。『ちいさいえりちゃん』で毎日童話新人賞最優秀賞、第4回椋鳩十児童文学賞を受賞。『シェーラひめのぼうけん』、『砂漠の歌姫』、『はるかな空の東』、『コンビニたそがれ堂』、『ルリユール』、『カフェかもめ亭』、『海馬亭通信』、『花咲家の人々』、『竜宮ホテル』、『かなりや荘浪漫』、『星をつなぐ手』、『魔女たちは眠りを守る』、『心にいつも猫をかかえて』、本屋大賞にノミネートされ話題となった『桜風堂ものがたり』、『百貨の魔法』など、著書多数。

「2022年 『100年後も読み継がれる 児童文学の書き方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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