約束の猫 (立東舎)

著者 :
  • 立東舎
4.04
  • (8)
  • (11)
  • (5)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 197
レビュー : 13
  • Amazon.co.jp ・本 (112ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784845635573

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 村山早紀+げみ『約束の猫』小冊子のご案内
    http://rittorsha.jp/s/yakusokunoneko/

    約束の猫 | 立東舎
    http://rittorsha.jp/items/19317407.html

  • 人と猫との出逢いによって、心の隙間を埋めてくれる模様が描かれた短編集です。

    小説だけでなく、イラストレーターのげみさんが描くイラストが全てカラーとなっているので、想像しやすくなり、幻想的な雰囲気にさせてくれました。

    約100ページの量で、値段は税抜きで1500円。高っと思いましたが、全編カラーのイラスト付きとして考えると、妥当なのかなと自分に言い聞かせて購入しました。

    げみさんの作品は初めて?だと思いますが、色彩が鮮やかで心を暖かくさせてくれます。また、明と暗の描き方が立体的に浮かび上がるかのような表現であり、幻想的でした。
    他の作品も見てみたい気持ちにもなりました。
    と思って検索してみると、知っている作品も。

    「崩れる脳を抱きしめて」
    「桜風堂ものがたり」
    「優しい死神の飼い方」

    などなど「あー、あれか」と思うものばかりで改めて幻想的な描写に感銘を受けました。


    小説に着目すると、短編からちょっと中編のものまで全4編入っています。子どもにも読めるよう、難しい字はひらがな表記にしています。生活の1シーンを切り取った話ですが、ファンタジーのような作風に仕上がっているので、現実なんだけれども、現実とは違うような不思議な感覚がありました。

    子ども向けですが、「死」に関する出来事も含まれていて、攻めているといいましょうか、包み隠さず描いています。でも、イラストや文章の力で、暗い気持ちにはならず、温かいオーラを纏ってくれるので、穏やかな優しい気持ちになれました。

    二人ともとても猫を愛しているという雰囲気が、文章やイラストから伝わりました。猫の他愛ない仕草の表現、可愛らしい猫のイラストが、読者の心を燻ってくれるので、猫好きにはたまらないかと思いました。

  • 低学年向けの泣ける読み物で(私の中では)ピカイチの「七日間のスノウ」が入ってる‼️
    しかもイラストは「げみ」
    買うしかないでしょ‼️

  • 伎成出版社1999年10月刊七日間のスノウ、岩崎書店2008年2月五千年ぶんの夜/動物だいすき!5ちゃっかりハムスター収録、ポプラ社2016年12月刊春の約束/あなたのとなりにある不思議ぞくぞく編収録、書き下ろし約束の猫、の4つの短編を2020年11月立東舎から刊行。人に寄り添ってくれる素敵な猫が登場するのが楽しい。猫好きの村山さんらしい。

  • 子猫にまつわる4つの短編で、たくさんの絵とともにほんわかとなる。
    初出は1999年、2008年、2016年、表題作は書き下ろし。

    一番長い「七日間のスノウ」は、小学生の女の子が生まれたての子猫を見つけたけれど、ぜんそくの姉がいて飼えないので、スノウと名付けて廃屋で飼い、夜中も3時間おきに世話をしに通い続ける。1週間経って風邪を引いて熱を出して行けなくなり、姉がスノウを連れてくるが死んでしまう。夢でスノウがありがとうという場面は泣かされる。
    「五千年ぶんの夜」は、父が単身赴任中に母親が入院して一人で心細い少女が、子猫を見つけて世話をすることで寂しくなくなり、猫が五千年前から人間の友達になってきた事を知る。
    「春の約束」は小さな女の子みいこが母親の実家に行って猫に会うはなし。昔母親が最初の子を流産して実家で静養していたとき、庭に来ていた子連れの野良猫に癒やされたけれど、子猫が死んで庭に埋め「人間の子に生まれ変わりなさい」と声をかけたら猫もそう言ったように聞こえたと母親が語ることを、みいこは覚えている気がした。
    「約束の猫」は、額に星のある子猫を拾った身寄りの無い青年が悪い病気が見つかって難しい手術受けて助かるが、代わりに猫が急に死んで夢で「また会いに来る」と約束する。何年か後、子供の生まれた青年の家庭に額に星のある子猫がやってくる。

    猫を飼いたくなって困るハートウォーミングな物語。

  • 七日間のスノウ
    五千年ぶんの夜
    春の約束
    約束の猫

    人に寄り添って生きた猫たち。ふとしたことで出会い、思いがけず別れて行く。
    そしてまたどこかで出会う。必要とする人と、必要とされる猫が

  • 手にした瞬間に幸福な気持ちになった素敵な本。思っていたよりずいぶん薄くて、収められた4篇もどれも読み終えるのが惜しいくらい短くて、だからこそ時間をかけて大切に読んだ。村山さんの文章は思ったとおり猫好きにはたまらなかったが、本書で初めて知ったげみさんのイラストもとても素敵だった。何度も読み返すだろう1冊。

  • 入手してあっという間に読了。
    1作目から涙腺崩壊。
    みんな、なんて優しいのだろう。
    スノウもあんなに愛おしい。
    儚くて美しい。そして、優しい。
    どの子もみんな。
    ここにいてくれてありがとう。

  • 4つの猫とともにある物語.優しい絵と文がぴったりで,たとえ不幸にも死ぬことがあってもそれが次の幸せに繋がるようなそんな希望と夢のあるお話.ほっこりします.

  • 心温まる猫と人間のストーリー
    イラストもとても素敵です!
    私の一番好きな作品は『七日間のスノウ』!

全13件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

作家

「2020年 『星をつなぐ手 桜風堂ものがたり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

村山早紀の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
知念 実希人
瀬尾まいこ
村山 早紀
額賀 澪
伊坂 幸太郎
小川糸
知念 実希人
砥上 裕將
有効な右矢印 無効な右矢印
ツイートする
×