妖怪の森の狩人

著者 : エイモス・チュツオーラ 樋口裕一

• トレヴィル (1993年10月1日発売)

感想・レビュー・書評

[seidowさんの感想 · 2013年1月26日]

訳者あとがきによると、チュツオーラの処女作だそう。若干マユツバではあるようですが。

ブッシュオブゴーストの元ネタとも言える、荒唐無稽な地獄巡り。

活字は緑色、装丁も「らしい」感じで、大人向けの絵本のよう。もちろん絵本ではないけど、様々な妖怪を描いた挿し絵がとても良い。

アフリカ版の「神曲」、ただし"面白いとこだけ抜粋"みたいな。
面白いです。

著者プロフィール

1920年、ナイジェリア生まれ。ヨルバ族出身。『やし酒飲み』はアフリカ最初の本格小説と激賞された。他の著書に『ブッシュ・オブ・ゴースツ』がある。1997年、没。

「2010年 『アフリカの日々／やし酒飲み』 で使われていた紹介文から引用しています。」