しゅてんどうじ

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  • Amazon.co.jp ・本
  • / ISBN・EAN: 9784845708574

感想・レビュー・書評

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  • 話は平易にまとめられている。
    が、絵巻の絵をそのまま使っているだけあって、生々しい。
    思わず見入ってしまった。

  • 京都曼殊院門跡所蔵の酒呑童子絵巻をそのまま用いた絵本。
    血のしたたる酒呑童子の生首に思いっきり頭噛まれてる源頼光の表紙がインパクト大!

    本文自体は「みなもとのらいこうと、おとものさむらいたちが、しゅてんどうじを、たいじしました」レベルの平易な文体と内容なのですが、絵巻の緻密な描写はかなりグロテスク。

    酒呑童子が棲む伊吹山の奥深くで、さらわれた姫君のひとりが洗濯をさせられてるんですけど、洗っている衣をよく見ると血だらけだったりとか(川の水まで赤くなってる)。
    頼光が八幡様から授かった神酒をたらふく飲まされた鬼どもが、悪酔いしすぎてゲロまで吐いてたりとか(しかも他の鬼の背中で)。

    とまあ、サラッと見ただけでもウワー!な箇所があちこちにあるので、これはもう是非とも手元に置いてじっくりたっぷり細かな部分まで鑑賞したいものだと思いました。
    絵本1冊に2,000円か……た、高い……でも絶対にその価値はある……。

  • 絵本用に話は端折ってあるけれど、元の絵巻の絵を使っているので絵がいい。

    舞台は伊吹山。

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著者プロフィール

1928~2004。詩人・英米文学者・翻訳家。


「2015年 『童声(女声)合唱とピアノのための ひびかせうた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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