風雲児たち (4) (SPコミックス)

  • リイド社
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レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・マンガ (292ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784845801688

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  • 図書館の本

    薩摩藩の煮え湯の飲まされ方。
    大阪商人の懐の広さ。
    そして幕府の傲慢さ。

  •  宝暦治水伝・後編。
     幕府のあまりのやり口に堪忍袋の緒が切れた薩摩武士が次々と抗議の切腹をして果てていきます。しかし、彼らは死後も不遇を囲います。幕府へは事故死として届けないと、幕府に対する抗議(反抗)を口実に処罰されるかも知れないからです。地元の寺は遺体の埋葬を拒否。
     治水事業が全て終わった後、薩摩藩の工事総奉行・平田靱負(ゆきえ)が自害。工事費を捻出するために領民に地獄のような税の取り立てをした上、伝馬屋を騙すようにして工事費を借財した責任を負っての切腹でした。
     この悲劇は薩摩では他言無用とされ、その内忘れられていったそうです。しかし、それを記憶していたのが地元・岐阜の人々で、現在、岐阜と鹿児島とは姉妹県になっているそうです。

     さて、本巻から印象的な人々が綺羅星の如く登場します。京都・三条の土下座像で有名な高山彦九郎に林子平。後半は林子平の前半生が詳細に紹介されています。
     他には平賀源内が登場。この頃の平賀源内はマルチな才能をいかんなく発揮してて生き生きしてるんだよなぁ。
     そして何より、前野良沢と杉田玄白の解体新書出版プロジェクトがスタートします。
     ターヘル・アナトミアと見比べながら腑分けを見学して前野・杉田は愕然とし、これを日本語に翻訳しようと決意します。が、蘭蘭辞書のみを片手に、長崎に百日しか留学経験の無い前野良沢を頼りに、毎日判じ物のような解体新書の翻訳は遅々として進みません。
     このプロジェクトの顛末は次巻に続きます。

  • 宝年治水のすさまじさを知る。

  • 「解体新書」のものがたり。よくもこんな手探りで翻訳出来たもんだ。地道な努力とたゆまぬ情熱のたまもの。当世には解体新書という書物こそが役立ったが、現代においては解体新書を訳したプロセスとその背景こそ知られるべき。

  • 宝暦治水伝後編、そしていよいよ蘭学者杉田・前野が登場。また、高山彦九郎も出てきていよいよ幕末群像劇が本格的に幕を開ける。杉田と前野の絶妙な関係性の描写が大変秀逸で、このニュアンスは教科書に載せるべき!

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