サバイバル (1) (SPコミックス)

  • リイド社
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (617ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784845802982

感想・レビュー・書評

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  • 金大生のための読書案内で展示していた図書です。
    ▼先生の推薦文はこちら
    https://library.kanazawa-u.ac.jp/?page_id=22028

    ▼金沢大学附属図書館の所蔵情報
    http://www1.lib.kanazawa-u.ac.jp/recordID/catalog.bib/BA46262734

  • 読んだわぁーw

  • 全巻
    昔の漫画だけれども、十分読める。
    たまに読み直しても面白い

  • 1巻から6巻の感想

    今まで全部通して読んだことはなく、ちょいちょい読んでいたのだが、改めて通しで読んでみた。かなり昔の漫画だし、画のタッチも古いのだが、冒頭からエンディングまで一気に引きこまれてあっという間に読了した。サトルとアキコがSEXするシーンは雑誌掲載時にはそのまま載せていたらしいが、単行本では蝶の交尾シーンに置き換えられているらしく、そこは残念だった(ひとつの表現としての作者の意向が読者である自分に届くことがなかったということ)。なにより無人島を出て行く前に少年が男になるということに大きな意味があると思ったからだ。それをわけのわからない蝶蝶のシーンに置き換えられてしまったことが残念で仕方ない。

    この作品はサバイバルというタイトルだが、現代社会の人間が無人島でサバイバルをするのではなく、現代社会の人間(サトル)が原始生活に立ち返り、文明生活の恩恵を(読者である我々が)再確認することに最も意義がある。いくつかサバイバル術が紹介されているが、それはあくまで現在の文明の利器を使用する生活との対比だ。寝床の確保、食料の確保、冬を越すための準備、鼠やゴキブリとの戦い、病気などなど。先人がどれだけの苦労をして文明を築き上げたのか、今自分が歴史の上に、先人が築き上げたものの上にたっているということを教えてくれる。
    自分は医者嫌いで病院に行って高い金を払うことが嫌で仕方なかったのだが、お金を払うだけで自分の健康問題が解決するなんてなんて安いことだ。と思うようになった。ちょっとした風邪でも原始生活では生命に関わる。原始人が夢にまで描いた世界が現代なのだろう。もちろん現代も問題だらけで、暗い影の部分ばかり見てしまいがちだけど、影の中にもかならず光はあるものだと、恵まれている部分を再認識する。それは原始生活でも同じで、サトルはどんな困難な状況に陥っても前を向いて立ち向かっていく。昨今のポジティブ崇拝とは違う、真に問題を受け止めそれを解決していこうという姿勢は、見習うべきものがある。

    一つ要望を言えば、最後のシーンだろう。これは読んだ人なら誰もが思うはず。「これで終わりかよ?!」と。家族との再会を夢見て旅をしてきた少年の物語の結末は、ハッピーエンドかバッドエンドなのか、結果は ハッピーエンドのやや手前。もしくはバッドエンドのやや手前。なんやねん。なぜ再会のシーンを描かなかったのだろうか?姉と母は死んでしまったのだろうか?モヤモヤが残る終わり方だ。それも作者の意向?なんだろうけど長い漫画読んだ読者に対してエンディングをお預けにするのはあんまりだよ。。つまり自分のこの漫画に対する要望をまとめると、SEXシーンをちゃんと描写してハッピーエンドで終わらせろ!ってことか。我ながら考え方がアメリカナイズされているなあ。。それを抜かせば、個人的には「火の鳥」「寄生獣」と並べてもいいくらいの名作だと思う。

  • 全6巻 + Another Story 完結

  • ここまで酷い転変地位の話だとは思ってませんでした
    主人公はたった一人になって生きる事への
    バイタリティーがありすぎな気もしますが
    私なら寒さでやられますね

  • 中学生の頃本屋で見て「分厚い漫画だな~」と思ったら叔父さんちにあったので読破。とても勉強になりました。ただ中学生の自分には内容が重すぎて何度か挫折しそうになりましたが。
    今読んだらまた違う印象を持つんだろうなぁ。

  • 環境変動による文明社会の壊滅を生き抜く青年の書。これはそのまま実用書としてのサバイバル本ともなり、ときとして生きることにくじけそうな我々にとって心の支えにもなるマンガである。
     「また一日生きのびた・・・」そんな気持ちを私たちは食事前や就寝時に思い返すことを忘れて久しい。あったとしても、人生のほんの数日くらいのものかと思う。生き別れになった(まだ生きていてくれるにちがいない)家族に会いたいという一心で、かつては思いもよらなかった数々の困難を乗り越えていく。長い旅路には出会いや別れはつきものだが、彼にはいつも家族がいたのだ。
    コーマック・マッカーシーの『ザ・ロード』や望月峯太郎『ドラゴンヘッド』などの先をいくこと20年余。原始生活という未体験ゾーンはもはやSFにちがいないのだけれど、実用書と断言して差し支えのない情報量である。
    欲を言えば、絶望状態の人間同士による血なまぐさい争いなども見たかったし、エンディングのエピソードには力不足の感があるが読みごたえは十二分。大人も子どもも病みつきになること請け合いの本作はぜひともワイド版での購入をお勧めしたい。

  • まだ全巻完読していませんが、面白いです。日常のお風呂やご飯が有り難く思えるようになります。

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