ゴルゴ13 (Volume 43) 毛沢東の遺言 (SPコミックスコンパクト)

  • リイド社
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (305ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784845825813

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  • 4845825813 305p 2004・9・30 初版1刷

  • 1980年。ゴルゴ13。
    【ゼロの反撃】
    ソ連の軍人が武器屋と結託して丸腰のゴルゴ13を襲う罠を張るが?
    タイトルどおりゼロ状態の絶体絶命のピンチをゴルゴがどう切り抜けるかを楽しむ作品です。

    【スリーパー・エージェント】
    さいとうたかを氏の時代劇漫画にもよくでてくる「草」の外国版。1人の男が祭り上げられていく様が東西の対立を背景に描かれています。

    【甦るスタンディング・ベア】
    かつて命を救ってくれた人だからでしょう。コスプレや公開殺人といったゴルゴの流儀に恐らく反することもやってのけます。マシーンのような男とか墓石みたいな目をした男と言われるゴルゴですが恩は必ず返す義理堅さも特筆すべきところです。

    【毛沢東の遺言】
    毛沢東の下で超英才教育を受けた小東郷。35年前に消えた小東郷を探して中国弁公室の3人が世界を巡る壮大なルーツ編。
    マンディ・ワシントン再登場やマッジペンローズの遺稿(なんと出生の秘密が書かれている!)などファンには嬉しい仕様です。なんといっても驚きはゴルゴの招待と目される東郷狂介の父親がゴルゴと相対するシーンです。父親は息子と断言していましたが、さて真相は。。

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著者プロフィール

さいとう・たかを

1936年(昭和11年)大阪府出身。1955年『空気男爵』(大阪・日の丸文庫刊)でデビュー。翌年創刊された「影」「街」など貸本向け漫画誌の中心的な存在として、大阪で精力的な活動を続ける。63年『台風五郎』の大ヒットで不動の人気を獲得。その後、活動拠点を大阪から東京に移し「さいとう・プロダクション」を設立する。作品制作過程における分業化をはかり、脚本家が在籍する脚本部門を設けるなど、プロダクション形態の劇画制作システムを構築。自他ともに認める劇画の第一人者である。76年に第21回小学館漫画賞を受賞した代表作『ゴルゴ13』は、現在も描き下ろしが続く記録的な長期連載作品。主な作品に『鬼平犯科帳』『影狩り』『無用ノ介』『サバイバル』『雲盗り暫平』などがある。2003年11月紫綬褒章受章、2010年4月旭日小綬章受章。

「2021年 『ワイド版 マンガ日本の古典20 太平記 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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