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- / ISBN・EAN: 9784845827435
感想・レビュー・書評
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未レビュー消化。刃が届いた結果、多くの人間が満足といっていたのが印象に残った作品群でした。
そんな中、とどかぬ刃だけは他とは違い届かぬことが嬉しかったのか、それとも嘆きの涙なのか色んな感情が混ざった涙を流したさよの表情が良かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
コツコツこういう真面目な作品を描くってのもいいかもなぁ!
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案外読むのは二度目なはずなのに覚えていなかった。人斬り竜馬も白虎隊の話しも何故かカタリベの続編的な竜落としだけは記憶に残っていた。
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もやしもんのイメージで、ギャグメインでちょっとまじめな話もある程度の作品かな?と思っていましたが、予想に反してしっかりシリアスで読み応えがありました。
タイトルは倒幕派っぽいですが佐幕派がメインの話も多く、佐幕派好きにはたまりません。 -
読了
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登場人物の目が全員ヤバイ 四白眼
同作者のカタリベと併せて購入、読了したが、当作においては生死を取引材料にしている -
『もやしもん』でおなじみの著者による、表題作「人斬り龍馬」をはじめとした幕末モノ3編を含む、全4編の短編集。
「人斬り龍馬」は、龍馬がものすごい悪役に描かれていて、福山雅治の「龍馬伝」のイメージがあると受け付けないかも知れません。
しかし、側聞するところ、坂本龍馬についてはいい男であるとする話と、持ってた短銃の試し打ちに子供を撃ったという話もあるとかないとか。個人的にはこういうキャラクターの龍馬もありなんじゃないかな、と思います。(これは龍馬に限らず、歴史上の人物全般について言えることですが、その人に思いを馳せる時には、心のどこか片隅にでも「実際はイメージと全然違う奴で、会ったら『思てたんと違う!』って言いたなるヤツかも?」という思いはもっとくべきだと思います)
というか、「行殺新撰組」の竜馬を知った後なら、ぶっちゃけもう何でもOKです(笑)。
「二本松少年隊」は、戊辰戦争の会津若松での話。描き込んだ絵で結構悲惨な戦いの様子が描写されているのですが、全体から受ける印象が妙に淡々としているというか、妙な「静けさ」を感じました。
『もやしもん』とは作風が全然違うシリアスなタッチが印象的な短編集でした。 -
石川雅之
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石川さんの時代劇短編集。
一人一人の死に様への拘りがかっこいい。どう死ぬか?考えさせられる。近藤勇の死に様が好き -
龍馬伝終わりし2011年、坂本龍馬が「人斬り」であるという設定に基づいて進められた龍馬の物語。他の短編も面白かった。描き込みの密度・濃度も凄まじく、冬の自室でじっくり読むのに最適だった。良作です。
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もやしもんの最近の作画に慣れていたので、カタリベとかと同じ感じの作画のこの本を読むときの違和感凄かった。
全編歴史もの(最後一編は日本かどうか分からないが)。鬼気迫る人物描写はお見事。 -
人を切った時の心理描写に鳥肌がたった
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2009/7/28購入・7/29読了。
戦いのあったころのお話。
想像力豊かなのはとても尊敬。
レビューを見て購入を決めました。
時代劇モノはあまり好きではないので・・・。
この方が描くお話は 良いものだと何でも思ってしまいます。
好み、かなあ・・・。 -
表題作も面白いが個人的には「二本松少年隊」がオススメ。
人世の無常と人間の感情の対比が短いページの中で描かれている。
短編をもっと描いて欲しい漫画家の一人です。 -
買ってみて気がついたけど
もやしもん、の作者なのね。読んだことないけど。
新刊書店で気になってたのを古本屋で見つけて即ゲット。いやー古本屋ってこれだからやめられない。
表題作より二本松少年隊のほうが印象に残りました。 -
幕末をメインとした短、中編集。個人的には会津藩の話がとても印象的だった。
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幕末異聞もの。
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杉浦日向子の傑作で、彰義隊に参加した少年達の悲劇を描いた、「合葬」があるが、二本松少年隊を思わせるものがある。文句なしの傑作。史実によれば、木 村 銃太郎率いる少年隊20名、うち戦死者16名。成田 才次郎は数えわずかに14歳であった。合掌。三作に比べれば違和感あるもの、中世のファンタジー、「神の棲む山」が「カタリベ」の神も登場し、石川らしくてよい。
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新撰組やら竜馬やらの、アナザーワールド?
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「もやしもん」書いている石川雅之さんの作品です。私は龍馬が好きで龍馬は一度も人を斬らなかったと聞いていたので、題名を見たときは少し衝撃でした。中身を見るとなるほど〜というような内容で全然悪くありません。他の話も悪くありません。
只「もやしもん」の感覚で読まない方がいいです。あきらかにジャンルが違いすぎるので・・ -
石川雅之の描く短編の時代劇漫画です。
面白いですが、もやしもんとは全く雰囲気が異なる漫画です。 -
こんなコトがあったかも。
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個人的に二本杉と神の澄む山が好き
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「もやしもん」の石川雅之の描く幕末。
どこに着地するかわからない浮遊した印象の「もやしもん」とは違い熱く激しく一直線に物語をすすめている。幕末の時代考証に自分なりの解釈を加えて面白い物語を紡ぐとか、そういったタイプの話ではなく直球ド真ん中でぶつかってくる熱い幕末絵巻。 -
全1巻
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\105
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潔い、と言う読後感を得た。「人斬り龍馬」「二本松少年隊」「とどかぬ刃」「神の棲む山」の4つの短編は、ひとつひとつが長編小説を読むに等しい労力を使った。それだけ、圧縮率が高かった。
絵の緻密さが説得力を倍増させる。トーンを極力使わない線描写は、話のシリアスさに重厚感を加味。剣劇シーンで、ここまで『剣の重さ』を体感させる漫画家は、そういないかもしれない。
緻密さは絵だけでなく、話の作り込みにも及ぶ。『週刊石川雅之』でも感じたが、とにかく極めて丁寧なのだ。作者の視点は一貫してニュートラルを保ち、どの話にも、敵味方は存在しない。誰かに過剰に思い入れないかわりに、どの登場人物とも、対等に感情移入できる拵えなのだ。
どの話も悲壮である。凄惨で冷徹で容赦がなく、血飛沫にまみれ、情けは微塵もない。しかし、ここに登場する人々は、ただ、歴史に翻弄された弱さはない。腹を括り、時代と渡り合った強さがある。それが、「潔い」と言う読後感に結びついた。
良作です! 『もやしもん』で感じた直感を信じて、買って良かったです。難点は、読み終わると指が真っ黒になるぐらいかな(笑) -
石川さんの絵がストーリーの雰囲気にとっても合ってると思う。
特に『二本松少年隊』というお話が好きかな。 -
短編がいくつか収められている作品。
なかでも「二本松少年隊」はグダグダに泣かされた。
白虎隊以外にも悲しい戦いを行った少年兵を上手く描いていると思う。
最後のコマが印象に残る。
画像が欲しいなぁ・・・