風雲児たち 幕末編 (10) (SPコミックス)

  • リイド社
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (214ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784845831760

感想・レビュー・書評

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  • 開国へのうねり真っ最中の中の、安政大地震。自然災害立国の日本は、今も昔も内憂外患に悩まされる環境に変わりない。
    自然災害への備えの面で競争力のある国になることは必須。
    デフレ下のコストダウンや、公共事業不要論に振り回されず、冷静に淡々と国土増強を進めてほしい。

    オランダ人のほとんどノーヒントの中で、手探りで当時世界最高クラスの爆裂砲弾を作った日本の技術力。今に通じるものがある。

    技術や文化、国民性などは培うのに何百、何千年という時を要する。グローバル化に対応しつつも、大切なものを失わないことが大切。

  • 9巻最後に描かれた安政大地震のエピソードが凄まじい。他、5年ぶりに故郷に戻った吉田松陰の松下村塾の開校、福沢諭吉が死にかけた話など面白かった。最後には大型台風直撃というまた天災の甚大な被害が描かれる。

  • 2月10日読了。
    「わかんない」ってことを、こんなに前向きに言える歴史文献があっただろうか?この間は、ハリスの背景に涙。そういう人だったんだなぁ。何十年かかってもいいから、ちゃんと完結して欲しいなぁ……

  •  安政の地震 遠山の金さんが、デフォを作ってくれてたので、対策は一応ちゃっちゃと進む。
     一方で、皮肉な悲劇も生まれる。
     諭吉がー 手塚さんと会ふ。

  • 1856年(安政3年)
    海軍伝習所、講武所設置
    堀田正睦、タウンゼント・ハリス

  • 幕末ギャグマンガの最新刊。米領事が置かれる1856年迄が描かれた。手塚治虫の先祖が福沢諭吉らとやり取りするギャグが面白かった。
    ハリスの強制送還を迫る依頼をハリス本人へ行う、ばかげた実話の部分もしかり。呆れた話だ。

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著者プロフィール

1947年、京都府生まれ。漫画家。漫画研究家。代表作に革新的なギャグ漫画『ホモホモ7』、ギャグ大河漫画『風雲児たち』他。手塚治虫文化賞特別賞、日本漫画家協会賞コミック部門大賞を受賞。2021年、逝去。

「2021年 『お楽しみはこれもなのじゃ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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