風雲児たち (幕末編 21) (SPコミックス)

  • リイド社
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感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784845838875

感想・レビュー・書評

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  • 全巻ほぼ桜田門外の変の実況。「大老井伊直弼が水戸浪士の手により暗殺される」位の知識しかなかったけど、ただそれだけじゃないドラマがリアルに。西洋列強を間近にしながら、あやうく国内で内乱が起こるかもしれないギリギリの事態だったのね。。。

  • 歴史ギャグ漫画をモットーとする本作品だが、桜田門外の変に始まる本巻はそのギャグもほぼ封印している。それほどまでに緊迫した場面の連続なのである。桜田門外の変前後の経緯については吉村昭の作品しか読んだことがないが、作者は実際に諸資料や現地も視察して独自の考察を行っている。文章よりも漫画の方が、むしろ細部まで忽せにすることができないのであろう。襲撃する水戸浪士たちと応戦する彦根藩士の死闘、事後処理をめぐる幕府、水戸藩、井伊家の虚々実々の駈引きが、まさに息継ぐ間もなく描かれる。水戸藩、彦根藩の激突を回避しようとする老中安藤信正の苦心にもかかわらず、復仇の念に燃える彦根藩士千余が江戸に向けて出陣、井伊大老暗殺によって幕末は回天の時代に突入する。次巻発売が待ち遠しい。

  • 歴史大河ギャグ漫画の51巻目(ワイド版としては41巻目、幕末編のみは21巻目)。

    いよいよ桜田門外の変です。
    しかも1巻丸ごと「実録!桜田門外の変!!」といわんばかりに描かれています。
    もちろん、ギャグも織り交ぜながらですが。
    しかも、桜田門外の変における騒動は終わらずに次巻に続きます。
    このペースだとあと何十年かかるのでしょうか、と思いつつも、みなもと先生頑張ってくださいとエールを送りたいです。

  • そもそも「登城途中の駕籠を襲われる心配」など誰もしていなかった。
    それ自体が前代未聞の事件だった。と言うことをじっくりと教えて貰った。

  •  井伊直弼暗殺「桜田門外の変」を大特集。
     コミケ民を彷彿とさせる武家マニアの姿で笑わせつつ、容赦なく惨殺シーンも描きます。(そしてそれを写メるマニア)←読んでなければ意味がわからないですね。

     暗殺後の幕府や井伊家、その他大名家の、まさに「水面下」と言うにふさわしい騒動には感動さえおぼえました。
     芸術の域にまで達した「腹芸」!「建前」!日本の伝統芸能ですわー。

  • 遂に、ついに、桜田門外の変です。チャカポンが死にました。おいらも歴史好きを自認しておりますが、ここまで詳しく桜田門外の変について書かれた物は見たことがない。映画の『桜田門外の変』にもここまでは描かれてなかった。もっとも、映画の原作である吉村昭の小説は読んどりませんが。ハハ ハ。面白いです。ホンマに

  • チャカポンがマミ 「巴マミられ」る。
     作者が井伊大老のお付きの皆さんに対する、苦いタラレバ炒めを紹介しつつ、マミら こほ 大老の「延命」に奔走する皆さんと、その辺に関する忠臣蔵の怨霊と、民衆のリテラシーが展開。
     オタクって当時から紙袋持ってたんですね(絶対違ふ。井伊直弼が死んだっつうても『魔法少女まどか☆マギカ』のレトリックで喋るお侍はをらん てふか携帯電話か)。

  • 桜田門外の変についてこれほどまでに緊張感とリアルさを描けるのかと感心した。
    いつものギャグ要素が時たま場違いに感じられるくらいだった。

  • 情熱だけでは、何も解決しないんだよなあ…

  • ファミリマートで読む。

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著者プロフィール

1947年、京都府生まれ。漫画家。漫画研究家。代表作に革新的なギャグ漫画『ホモホモ7』、ギャグ大河漫画『風雲児たち』他。手塚治虫文化賞特別賞、日本漫画家協会賞コミック部門大賞を受賞。2021年、逝去。

「2021年 『お楽しみはこれもなのじゃ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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