- Amazon.co.jp ・マンガ (194ページ)
- / ISBN・EAN: 9784845849741
感想・レビュー・書評
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たしかにまともな登場人物はいない。
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たまらん
いや、下ネタとかではなく、この『本橋兄弟』を読める私、かなり、幸せなんじゃないだろうか
ホントに良い漫画を読むと、薄っぺらいってのも承知で、「最高」としか言えなくなる。とは言え、私も悔しいので、あえて、ここは「至高」と言い換えたい・・・・・・うん、大して変わらないのは承知している
パッと見っつーか、内容にもBLっぽさは漂っちゃいるんだけど、丁度、良い濃度なので、BL趣味がない漫画読みでもしっかり読めて、その良さを肌に感じられる
ベースはコメディなんだけど、ホッと心が温まる家族や友情の、優しいストーリーがブレない軸としてある
上手く言えないが、RENA先生の人間力の高さが、漫画によく出ている
偉そうに言える立場でもないのは承知しているが、一味も二味も違う、と言わなきゃ気が済まなくなるだけの良さが、この(2)にはある
貴也と智也が、腐女子目線でなくとも、理想的な兄弟像ってのも強みだろう
こんなタッパがあって、ガタイもいいお兄ちゃんがいたら、凄ぇ自慢になるだろうな
お兄ちゃんが優秀過ぎて卑屈になる弟は、現実でも漫画でも、よくいるが、この二人が兄貴だったら、そんなネガティブな感情が湧く余地すらなさそう
互いを支え合い、長所を認め、短所も受け入れる、カッコいい兄弟だ
そんな二人を囲む人々も、豊かだ、個性が
控えめに言っても、コアだ、誰も彼も
けど、飽和状態にもなってないし、みっともない破綻にも到ってない
貴也のバランサーとしての能力が、どんだけ高いんだって話であろう
そんな登場キャラが、どうして、このような個性に今、なっているのかって理由もちゃんとあるってのが、これまた、グッと来る
背骨って言い方も変かも知れないが、それがあるキャラはストーリーを面白くし、面白くなったストーリーはキャラの良さを更に引き出す。相乗効果がある
良い漫画ってのは、こういう事を教えてくれるから、小説を練る勉強にもなるし、書き続けるモチベーションにもなる
貴也が辟易しちゃうのも理解できるが、要司さんの気持ちは、私の目から見ても、本物だと思う。まぁ、若干、鬱陶しいし、不純物も混ざりまくりだけど、それはそれで真剣さが伝わってくる
とりあえず、私が要司さんに言えるのは、応援してます、くらいだ
個人的に、(3)で出番が増えて欲しいのは、男の娘キャラである恵
自分の「好き」を偽装せず、誤魔化さず、目も逸らさず、自分に出来る最大限の愛情表現を行える彼は、可愛い
可愛いってのは、こういう真っ直ぐな生き様に宿るんだろう。柴田ヨクサル/蒼木雅彦の『プリマックス』のキャラ達にも匹敵する
ラブコメ展開ってのは、さすがに安易な予想かもしれないが、実現したら、RENA先生に五体投地せねばなるまい
あくまで、私個人の印象だけど、恵は年上の方が良いと思う。部下からは尊敬され、同僚からは信頼され、上司からは期待されている、だから、魔法少女リルムが大好きである事をオープンに出来ない事に罪悪感を抱いている、バリバリのキャリアウーマンと恋に落ちる・・・・・・うーん、さすがにベタか
この(2)は、グッと来る話ばかり。その中でも、RENA先生へのリスペクトが爆発的に高まったのは、第15話「助け合い」だ。大事な人のピンチに、皆が自分の出来る事を懸命にして、助け合う、これが人間力だろう。最愛の相手が苦しむ様を目の当りにしたら、大抵の人はテンパってしまうだろうに、冷静にテキパキと指示を出し、家族も励ませる要司さん、やっぱり、大人としてカッコいいよなぁ
この台詞を引用に選んだのは、智也はこの頃から、もう、智也だったんだなぁ、と心がポカポカしたので。子供らしい考え方だけど、こういう人を偏見しない面は大人になっても失わない人が増えれば、差別は減るだろうに。自分が好きな事を受け入れられなかったら悲しいってコトを想像できりゃ、人の生き方を一方的に否定するなんて、ゲスい真似できないと思う。こんな智也が、どんな恋をするのか、楽しみだ -
貴也はいい兄ちゃんだよ。優しいよね、顔怖いけど(笑)弟のこと心配だよね、読者の私も心配。そしてとみちゃんのメイク術すごいわ!
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じわじわくる笑いだなあ。とみちゃん本当にいいキャラしている…(笑)