漫画として現れるであろうあらゆる恋のためのプロレゴメナ (torch comics)

著者 :
  • リイド社
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本棚登録 : 54
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784845850051

感想・レビュー・書評

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  • 書店で購入したのですが、カバーを一目見た瞬間にはもう私の手に収まっておりました。そして帯を見て更に確信。
    「あぁ、ついにこういう系の漫画を瞬時に引き当てるのが上手くなってしまった……」
    その、帯に書いてあった文言は……

    「女装系男子×男根系女子の変な恋。」

    という訳で購入し、読み終わりましたのでレビューします。レビューしますが、果たしてレビューになるかどうか。。。

    一言で言えば、恐ろしく俺得要素満載でした。
    個人的に「んほおおおおお!!!私こういうのだーーい好きぃぃぃぃぃ!!!」って叫びたくなるようなド変態要素がほぼ全てピンポイントで盛り込まれて、いや、詰め込まれてありました。こういう漫画に出遭ってしまうことってあるんですね。これまでいろんな漫画を読みましたが、
    「この作者……俺の好みを知り尽くしてやがる……さては貴様……(俺の)ドッペルゲンガーだなっ!!!」
    と思ったのは人生で初めてです。
    そして、だからこそなんですが、酷い。これはひどい。残念ながら人にはあまりお薦めしたくない。めっちゃ好きなんだけど、これが好きとバレたくないので本棚にすら置けないレベル。出来るなら隠したい。この心持を例えるならそう、エロ本ですね。両親とか親しい友人とかにはバレない場所に隠しておいて、部屋に誰もいなくなったらこっそり滋味を啜るような、そういう類の漫画です。でも、ブクログの本棚には入れておきます。

    内容としては、執拗にちんこをいたぶる漫画ばかり描く漫画家志望の女子成田香澄と童貞変態男子池尻宝介の恋愛物語です。
    のっけから下ネタ満載です。絵柄としても、決して稚拙な作家ではないのですが、表現として手を抜くところは異様に手を抜いている箇所があるせいでちょっと「ウッ!」てなる人はなるかも。ストーリーも突っ込みどころ怪しいところご都合主義満載ですが、もうここまで来るとギャグとかナンセンスとかシュールを突き抜けて、「もう、この漫画は……この漫画なんだな!」と思ってしまいます。要するにかなり人を選びます。まず、紙の雑誌には載せらんない作品かもしれません。でも私は大好きです。面白い、面白いと思って読んでます。ちょっとした阿片かもしれません。
    ただ残念というか、物足りないところを言えば、宝介がそこまで女装していないことですね。もうちょっと女装している宝介と香澄が絡むシーンが個人的には見たかったなぁ。

  • これはひどい(笑)。
    ヤケクソ下ネタてんこもり。

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