写真屋・寺山修司―摩訶不思議なファインダー

著者 :
制作 : 田中 未知 
  • フィルムアート社
4.11
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本棚登録 : 121
レビュー : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (194ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784845908233

感想・レビュー・書評

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  • 僕にとっては、シュール
    (という言葉があてはまる)

  •  寺山修司の写真集。写真においては寺山修司はアラーキーの弟子だそうな。この箱に入った少女のヌードは見覚えがあった。寺山のものだったか。

  • 「摩訶不思議」この言葉がこんなにもピッタリな本に今まで出会ったことはない。パッと見ると、とにかく不気味だ。しかし、何故か惹きつけられ、次第にその美しさに気付く。これは寺山ワールドへの招待状に過ぎないのかもしれない。
    (電気電子工学科 B3)

  • 最近、寺山修司が気になる。

    この写真集も、彼の作品だということで、手にとってみた。

    ああ、と思った。
    一眼みるだけでわかる、寺山修司の世界。

    この写真集は美しいものがみたい、綺麗なものがみたい、というのなら、顔をしかめる人もいるかもしれない。

    真っ白く塗りたくった顔。エロティックではない、裸体。残酷な描写ではないのにも関わらず、この恐怖は、なんなのだろう。

    絵で不協和音を示せる稀有な人なのだと思った。

    万人にお勧めできる作品ではないですが、ぜひ。

  • とっくに開眼してると思ってたのにこれ以上抉じ開けてどうするつもりだ。
    好んでいたものは全て断片で、ここに繋がるのをずっと待っていたかのよう。

  • 嗚呼、もう白塗りのお化け達が憎い。
    なにこの魅力的な表情。
    このとんでもない摩訶不思議な悪夢という底無し沼に、ずぶずぶと吸い込まれていくようだ。
    個人的に集合写真に於いてのバランスや個性を見るのが好きなのだが、てんでバラバラな個性であってもどこか統合された独特で邪な雰囲気のある寺山修司の世界にビシビシとやられちゃう。
    そしてなにより美しい。
    もういっそのこと、今晩この悪夢にうなされたい。

  • 寺山修司記念館に行った時に本物を見たモノも数多く含まれている。「幻想写真館からのご挨拶」の中の文に、「ブラック・サバス」、「ユーライア・ヒープ」の言葉が出てきて驚いた。寺山修司は聴いていたのか、「Sabath Bloddy Sabath」とか?「写真は真を写すのではなく、贋を作るのだ。其れは実際に起こった事も起こらなかった事も歴史の内であるという事の為の證據物件であり、記憶の修正の為の資料である。」〜犬神家の人々

  • 写真の色が毒々しいし禍々しいから素敵

  • ロリータの写真には、思わず見てはいけない要素画含まれていてドキッ。幻想の世界へ誘ってくれる寺山修司の写真もお見事でした。この方の色彩は古き良き時代のものを反映してる部分と、アバンギャルドでどぎつい原色が溶け込み、オリジナリティに溢れている。天井桟敷の人々のポージングも見事で。女の裸体が美しい。寺山氏が仰る通り、ばっちりきまったポーズも写真を透すと、その人の底を映し出していて、その人となりの欲望、人間性、心を写すからフシギ。それは滑稽になればなるほど浮き彫りにされるような気さえします。リアリティな写真は多いが、幻想空想写眞は貴重です。

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